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幸せ学 第12回 みんな違ってみんないい その6 そもそもみんな違うように作られている

みんな違ってみんないい、もその5まできました。
今までは心理鑑定や占いと言った、分析手法をご紹介してきましたが、今回はちょっと違った角度でお伝えしたいと思います。

自己否定→自分なんてダメなんだ、とか
他者否定→あの人はなんであんな言い方するんだろう、とか
そんなふうに思うことは結構日常茶飯事だったりすると思いますけど(そうじゃないとがいたらそれはなんていうか素晴らしいです)

できれば否定しない方が楽だと思うんです。
否定するって疲れたり、腹が立ったり、悲しかったり、怖かったりして、良いことないじゃないですか。


そして、その否定が事実に基づいた正しい否定なら反省して次につなげれるといいますか、ある意味いい事だとは思うんですけど、
実際は「勘違い」だったり「思い込み」だったりして、否定しなくてもいいのに否定していると思うんです。


それはそれでね、否定するのもしょうがないの。

もし肯定してばっかりだとしたらどう思う?

想像してみて。失敗ばっかりしてて周りにめっちゃ迷惑かけてるのに、自分は悪くないと目をキラキラしながら本当にそう思っている人。実際たまにいますけどw、みーんなそんな人だったらどうする?
口ばっかりで実力がないけどそれでいい、って思っているんだから。
世が戦乱の世の中だったら他国から攻め込まれて負けちゃうだろうし、平和な世の中だったとしたって、地球で生きていると色々な問題課題ありますから。対処できなくって自滅しちゃいます。

だから、否定するようにできている。よくない!って。否定することで、どうしたらいいか考えるようにできている。成長して、生き残れるように。



でね、そうやって自然と否定する「癖」がついているもんだから、否定してもいいんだけど、最初の話に戻るけどさ、否定がハズレてたら、やじゃん。

最初の一瞬は、否定してもいい。そういう風に否定するように人間できているんだから、それでいい。でもその後、人間は考える能力があるから。そこを使おう。最初の一瞬否定したことが本当かどうかを疑おう。
そして、頭を使って、状況証拠から、本当かどうかを判断する。これが人間。これが大人。
これがちゃんとできると、無駄に悲しまなくてすむ。無駄に相手を否定しなくて済む。自分も否定しなくなる。


そしてこの「みんな違ってみんないい」シリーズでは、みんなの性格は違うもんだから、考えていることや話す内容とか、人によってタイプがあるし、違うんだよ、違っていいんだよ、ということをいろんな角度で伝えてるの。違ってていい。

で、今回は、じゃあそもそもなんで違うか、っていうことを言いたかったのよ。(ここまで長かったw)


さっきはね、否定しないとどうなるか?という視点で見てみたけど、
それと同じような感じで、人間の性格が違わないとどうなるか?をみてみよう。

違わないとどうなると思う?みんな同じ性格。
そしたらね、これはこれで人類は滅亡するのよ。
進化論の話だけどさ。

動物だって、オス同士が戦って、勝ち残った方が「強い」遺伝子だから、それが残る。
派手派手な鳥が求愛ダンスをしてたりとか。
キリン同士が長い首バーンとぶつけて戦ったりして。
そうやって強いものが残る。

人間もそう。全く性能が同じだと、環境の変化があったときに、一気にやられちゃう可能性がある。みんな違っているからこそ、その中で生き残れるものが出てきて、存続できる。

地球46億年の歴史で、10億年前ぐらいに多細胞生物が生まれ、
6千万年前に類人猿が誕生した。長い歴史の中で、種が生き残るために、多様に、変化に変化を重ねながら、ここまで生き残ってきた。

生き残るためには、変化しなきゃいけない。違っていなきゃいけない。同じだったら、死んじゃうんだから。

だから、違っていい。違うのは当たり前。

そして、否定してしまうのも、当たり前。
だって否定しないと、死んじゃうし、
人はみんな違うから、否定するんだもの。

でも、人間は賢いんだから、否定を肯定に変えようよ。
否定していいんだよ。最初は。そういうふうにできているんだもの。
でもそれが正しい否定なのかは、自分で判定しよう。


もし相手の態度や言動にイラッとしたら、
それは相手と自分のタイプが違うから、なのかもしれない。
相手が勘違いしているからかもしれない。
もしかしたら自分が勘違いしているかもしれない。
本当に相手がアホでダメなのかもしれないw

そうやることで、
無駄な自己否定や、他者否定を減らせれば
今よりも一歩幸せに近づくと思いません?

そして、みんなそう思ったとしたら。
無駄ないさかいもなくなるし、大袈裟じゃなく、自死する人も減ると思うの。

この文章をはじめ、「幸せ学」を読んでもらって、なんか気づいた!って思ってくれて、その人がちょっとでも幸せに生きれるようになったら、めちゃくちゃ嬉しい。それがわたし幸せだわ。本当に。

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