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逆マスク警察!?冗談じゃない!マスク社会は終わらせるべきなのだ!

 もはやなんの遠慮もためらいもなく書く。この期に及んでマスクを外せない人は、この3年間自ら何も調べず、学ばず、考えず、そして決定しなかった人たちだ。そしてそのような人が日本人の9割以上を占めることに改めて絶望的な気持ちになる。
 
 これを書いているのは3月14日のホワイトデー。岸田総理が「マスクは個人の判断に委ねる」と発言してから1か月以上もの「準備期間」があった。私は予想していた。3月13日になっても街中の景色は1ミリも変わらないであろうと。
 果たして、変わらなかった。何の強制も働かない個人の群れにおいてもマスク着用率は99%を超えたままだった。
 「個人の判断」の話が流れてから、ツイッターを始めとしたメディアでは、「今度は逆マスク警察が出現するのではないか」と言う荒唐無稽な妄想が出現した。語るに落ちるとはこのことである。
 マスクをしている個人を追い掛け回して無理やり剥ぎ取るような輩がいたら、それは暴漢である。そんな極端な事例に遭遇することをことさら強調し不安を煽るのは、「普通に歩いていて通り魔に遭ったらどうしよう」と言うレベルの話で本来取り合う価値もない。

 当たり前だが私も街中でマスク着用者を追い掛け回したり面罵したりなど、するはずもない。

 その上で、敢えて、
「マスクしたい人はすればいい」「外したい人だけ外せばいい」と言う主張に異を唱える。
 それは逆マスク警察でもなんでもない。

人間は、マスクを外すべきだ。
マスク社会は終わらせるべきだ。

 「花粉症だからマスクしてるんですけど」と絡んでくる輩も多いが花粉症の罹患率と今の異常なマスク率は全く一致していない。今もマスクを続ける人の大半は花粉症とは何の関係もない。花粉症でない人が全てマスクを外せばマスク社会は終わるのだ。

 改めて説明するまでもない。
1.マスクは通常の社会生活が送れる健康人において、感染対策上何の意味もなさない。
2.健やかな身体活動の基本である「普通の呼吸」を妨げる。
3.コミュニケーションを著しく阻害する。
 こんなに単純な話が見事なまでに通用しない。

 人間は、マスクをしてない状態がデフォルトである。
 人間は一人では生きていけない。引きこもりの人も、一人で生きていると思ったら大間違いだ。直接人と交わらなくても、多くの人の関わりで人生は成り立っている。コミュニケーションは、人間に根源的に課せられた義務だ。
 顔は見せ合うためにあるものだ。

 人間同士の交わりにおいて、「顔を見せたくないから、見せない」と言う自由も権利も存在しない。
 マスクをしてないと不安で怖くて外に出られないなど異常であり、直ちに是正しなければならないのだ。
 だって政治が国が~、と言うフェイズはとっくに過ぎた。

 一方、大人が作り上げが異常な社会の被害者は子供だ。物心ついたころからの3年間、コミュニケーションを奪われた子供たちが「マスクを外したくない」と言った場合、大人が伝えるべき事は、
「不安なんだね。じゃあマスクを外さなくていいよ」
ではない!
マスクを外せるように子供を導くのが教育者の責務だ!

 3月12日に京都を訪れた。観光客でにぎわう往来で、すこし汗ばむほどの陽気の中、おそらくレンタルの着物を着て髪も可愛らしくセットした二十歳ぐらいの女の子3人が、マスクを着けたまま散歩していた。カフェでは、同じ様に着物を着た女の子2人がマスクをつけたまま会話していた。やはり着物を着せてもらった若い男女がマスクを着けて手をつないで歩いていた。
 自分たちの異様さに気づきもしない。
 大人のせい?
 違う。
 このくらいの年齢なら、自分で調べて行動することはできたはずだ。3年間もあったのだ。

 しかし彼ら彼女らはそれを一切せず、大人たちの言うままマスクをし続け、挙句に友だちや恋人の前ですらマスクを外せないまでになり、そしてこれからもそのことについて話し合うことすらないのだろう。
 ここでも遠慮なく言う。
 そういう若者たちが社会で活躍する日は絶対に来ない。自分で考えない大人に待っているのは、狭い日本の中でだけ誰でもできる単純労働だけだ。
 そんな若者が溢れる日本に、未来はない。

 若者を取り上げたが、全ての年代の男女に等しく当てはまることだ。

 権力と倫理の境界について論じた「ワクチンの境界」國部 克彦 氏 著
の中の文章を2点を引用する。

『私たちは、何かを信じる前に、徹底的に「調べる義務」を負っているのです。(55頁) 』

『何かを信じて疑わず、それを他人にも強要するようになれば、それは問答無用の野蛮な社会でしかありません。そこでは人間としての条件が欠落してしまっているのです。(56頁)』

 義務を果たさないことは罪だ。
 嘆かわしいことに、9割以上の国民は、3年以上にわたり調べる義務を果たさないという罪を犯した。

 何故、ここまでマスクをし続ける人を悪し様に言うのか?好きにさせておけばいいではないか、と「考えない人」は「思う」だろう。

 全くそうではない。

 権力を疑わず調べる義務を果たさずそして権力の言うことを他人に強要する人が大半の国では、自分で考えて行動する人の自由や権利もあっという間に奪われることは歴史が証明している。

 巻き添えを食うのは御免だ。

 だから私は、私自身の自由と権利のために、マスク社会に異を唱え続ける。

~終わり~

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