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水のありがたさと先人の思いを漏水により知る

こんにちは。
いつもsupで訪れてる矢作川の水源。
こちらで漏水があり全国的にニュースになっている。

そしてこの場所から安城へ明治用水が流れていて
そのための水が供給できなくなるという事態になっている。

私の勤めている会社でも、トイレの水が止まったり在宅に切り替えたり沢山の影響が出ている。

改めて水の大切さを考えている。

そしてこの明治用水の歴史を紐解くと

めちゃくちゃ面白いじゃないですか!

当時の明治用水頭首工


○江戸時代、安城まで水を引くという可能性を信じた男のロマンがありました。
都築弥厚。当時安城は大きな川が近くに無いため農業をやるのにも不便なところで、水の取り合いのケンカなどが絶えなかった。
そこに矢作川から水を引っ張ってこればいいと考えた弥厚は測量を5年がかりで敢行する。
その間、さまざまな反対に合う。
そして測量を終えて政府に嘆願を出すときに69でこの世を去る。

それから40年後、その意思を引き継いだ2人の男は6年の時を経て、様々な反対に合いながらも明治用水を完成させた。

そしてその後安城は、潤沢な水資源に恵まれ肥沃な大地となり、日本のデンマークと呼ばれるほどの農業生産地域となった。

そしてその水の恩恵を農業のみならず、地域の工場用水にも利用させてもらっている。

イキイキとした眼差しの男たち

1人のロマン!!からはじまったこのストーリーたるや、、、

その時は洪水が起こるとか、土地が無くなるといった反対に合ったのだろうか。
私財を全て使って、夜中に測量したこともあったみたい。
相当な覚悟を持って臨んだのだろうか。
安城では小学校で都築弥厚のことを学ぶらしい。

それを引き継いだお二人もそしてそれを創り上げた人たちも、そしてそれを陰で応援した人たちもいたことだろう。

今回の漏水の件がなければこの歴史を
私が知ることも無かったかもしれない。

そんなことも露知らず
穏やかなこの水源の地で遊ばせてもらっていたとは、、、

漏水により、水面から出てきた昔の
用水路分岐の面影(写真中央)


現在の頭首工(漏水により水量が足りず
ポンプで汲み上げて明治用水へ流している)


そして普段当たり前に水が使えていることの
裏側には、こんな先人たちの思いやロマンが
隠されていました。

今、この時に漏水が起こりその歴史を知ったことも何かのご縁かもしれません。

どんな未来を描いて生きていくのか
未来の子どもたちに
どんな未来を生きていて欲しいのか

そんなことを考えさせられるような
出来事です。


現状から変わることを人は恐れる。
豊かな未来を描いた先に
豊かな今がある

お読みいただきありがとうございます。

今日も良い日をお過ごしください。

サンキューアイラブユー!!

明治の頭首工
明治の頭首工
昔の明治用水
現代の頭首工と明治用水

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