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PCR検査

会社経営・心理カウンセリング・教育コンサルタント・接客業人材育成講演家、りゅうこころです。ryukokoro

テレビやネットで「PCR検査を早く全員に行えばいい」という声や記事を頻繁に見たり聞いたりするようになったので、その危険性について書こうと思います。


陽性率30%

ご存じですか?PCR検査を行ったところで、本当にウィルス感染している人を100だと仮定した場合、「陽性反応」が見られるのはその内30%だという事を。インフルエンザで経験ありませんか?『高熱が出て身体の節々が痛くて咳も止まらなくて喉も痛くて病院に行ったのにインフルエンザ検査は陰性と出ました。結果タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬は出してもらえず、一晩苦しみもがいて翌日再診したらインフルエンザ陽性がでました』という経験。


誰が保菌者か、本当の所はわからない

上記の通りインフルエンザですらこんな状況です。ましてや症状の出ていないインフルエンザ保菌者なんて検査したところで陽性反応は出ないですよね。今回のコロナウィルスも検査に関しては同じようなものではないかという医療従事者からの声を聞きました。『少し熱っぽいくらいで「自分はコロナではないか、検査しろ!」と病院に押し掛けられるので医療崩壊寸前で、スタッフ一同医師もかなり疲弊している』と。医療崩壊の本当の意味はここにあるのです。そんな人ばかり病院に押し掛けたら、本当に緊急性を要する人や治療が必要な人が後手に回ります。結果、亡くなってしまう人が多くなってしまう、「助ける事の出来た命が助けられなかった」となってしまっているのです。


自分はコネを使って検査したから大丈夫

こういう人が一番危ないのです。検査で陽性反応が出るのは30%、あとの人は陰性とその段階では判断されます。その陰性だった人が「自分は大丈夫」と大手を振って出回る事により、ウィルス感染爆発を引き起こすのです。自粛要請は伊達や酔狂で簡単に出されるものではないのです。「今回のウィルスに掛かって苦しい思いをして退院し、自分はもう大丈夫」この考え方も非常に危険です。保菌者である疑いがゼロになったわけではありません、症状が治まって病院で治療する逼迫性が無くなっただけの事です。


医療従事者は悲惨な目に会っている

「三密」と言われますが、大きな顔をして『私は大丈夫』などと言っている場合ではありません。医療の最前線にいてご活躍下さってる方々はまさに保菌者と「三密」なのです。よって家に帰る事も許されず、帰っても子供と窓ガラス越しにしか会話ができない、可愛い我が子を抱きしめることも出来ない。なぜか!自分が保菌者である可能性を熟知しているからです。そんな中「自分は大丈夫」とか「自分には関係ない」なんていう言葉を聞くと本当に腹の立つことでしょう。『お弁当やお菓子など、(少しでも医療従事者の為に)と思ってくれる気持ちは本当に涙が出そうになるくらい嬉しい。でも感染リスクを考えると受け取るのを躊躇してしまう』ここまで切羽詰まっているのです。どうか全部とまではいかなくてもほんの一部でもいいから理解してほしいものです、そしてこんな状況であることを知ってほしいものです。


保菌者かもしれないじゃなくて保菌者だと思え

一部の方を除き、「自分は保菌者かもしれないじゃなくて保菌者だと思え」とその方は仰っていました。目に見えない恐怖と24時間闘い続ける勇気がどれほどのものか、どれだけ怖い事か想像できますか?確かにテレビやネットで必要以上に騒ぎ立て、不安を煽りすぎている事は事実です。でも、実際の声として最前線で我々が苦しい時に助けてくれる医師や看護師が訴えているのです。『まき散らすな!』と。我々がすべきことは何なのか、よく考えるべきだと思います。

りゅうこころでした。ryukokoro


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