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緊急事態宣言

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

「政府は早く緊急事態宣言を出せ!」とあちらこちらで騒がれていますが、みなさん『緊急事態宣言が出される為の5つの要因』をご存じでしょうか?意外と知られていないと思うので今回書こうと思います。

国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与えるおそれがある 

うんうん、これに関しては誰に訊いても「その通りだ!」となるでしょうね。恐れがあるどころか、恐れしかないですよね。


全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼし、又はそのおそれがある 

ここがちょっと問題ですね。『国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼし』ここに関してはふむふむその通りとなるでしょう。しかし緊急事態宣言を出せない理由はこの前の部分にあるのです。『急速なまん延』ここです。全国民に対してPCR検査を行うと、間違いなく日本は医療崩壊を招きます。なぜなら「無症状の陽性患者」がものすごい確率でいるからです。


症状が先

わかりやすくインフルエンザと比べてみましょう。熱が出る、咳が出て苦しい、身体が痛いとなって、病院に行きます。でも・・・陽性反応が出なかったなんて経験ありませんか?苦しい思いをして翌日まで耐えて、再び検査に行ったら『はい、インフルエンザ要請でましたのでタミフルだしますね』みたいな経験、多くの方がしていらっしゃると思います。インフルエンザの場合は「症状が先」なのです。


症状が後

でも、今回の新型コロナウィルスの場合は誰しも持っている大腸菌とかブドウ球菌と同じで、とてつもない悪さをしない限り症状が出ない、それでも検査をすると陽性反応がでてしまう。陽性反応が出てしまったら隔離されて、自分の周りの接触者もことごとく検査されて、また何十人も陽性患者が出る。身体がなんともなくても陽性反応は出てしまうのです。こんな人ばかり病院に増えてしまったら、簡単に医療崩壊しますよね。だからPCR検査は簡単に検査しないようになっているのです。


酷い症状にさせない、うつさせない

風邪も長引いたり身体をいたわってあげないと重症化して気管支炎や肺炎になったりします。今回の自粛要請にはこの「酷い状態にならない様に」ということと「他の人にうつさないように」という大きな意味が含まれているのです。『持病を持っていらっしゃる方は重症化しやすい』という発表がありましたね。持病によって身体が弱っていらっしゃる方は健康な人に比べてひどくなる確率が高いのです。なので、不要不急の外出は控えて身体の弱っていらっしゃる方に移さない様にしましょう、というのが自粛要請です。


そう考えると?

自粛要請によってある程度の爆発的蔓延とまでは言えない現状で、国民の権利や自由を束縛してしまう「緊急事態宣言」を出す事が現状できるでしょうか?いいえ、できません。だって全員検査もしていないですし、無症状の人もいますし、そんな憶測の段階で出してよいものではないのです。だから「自粛要請を聞いて不要不急の外出は控えてください」というしかないのですよ。もし本当に「緊急事態宣言が発令」されたら、みなさんの自由はほぼほぼなくなります。そんな事したら大パニックになるでしょう?当然これには法律が付きますから、『出歩いた人は逮捕』とか『罰金』とかなってしまいます。「そこまでの状況ですか?」というよりも「そこまでの状況にしたいのですか?」という所です。今以上に全ての機能はストップし、それによって凄まじい数の自殺者がでますよ。国はそれを避けようとしているのです。


残りの三つの条件

・ 新型インフルエンザ等緊急事態措置を実施すべき期間
・ 新型インフルエンザ等緊急事態措置を実施すべき区域
・ 新型インフルエンザ等緊急事態の概要

上記三つが残りの三つの条件です。まだこのウィルスに対して何もわかっていない状態で、この三つを明確に定義づけできるでしょうか?できないでしょうね、だって「感染経路がわからない患者さん」 が沢山いるんですもの。こんな状態で緊急事態宣言なんて出せる訳がありません。


まとめ

緊急事態宣言とは我々国民を縛り付けでも守らせなければならない宣言であり、予測や誤報で我々は縛り付けられる事を良しと思えないのです。現段階で「緊急事態宣言を出せ!」って言っている人は、本当の意味での解釈がわかっていない人だと思います。今は各々、出来る事を確実にやりましょう。

りゅうこころでした。ryukokoro


重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。