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年末年始、急性アルコール中毒に気を付けて!!!

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

これからの時期、アルコールを摂取される機会も増えてくると思いますが、くれぐれも「急性アルコール中毒」には注意してほしいものです。『自分はお酒が強いから』とか『酔っぱらった事がない』とか言われる方もいらっしゃいますが、そんな方でもなります!!

「場の空気を壊したくないから」「強く勧められたから」――そんな理由で、短時間に多量のお酒を飲む、いわゆる「イッキ飲み」をしたり、他人にさせたりしたことはありませんか?それは、命にかかわる「急性アルコール中毒」になりかねない危険な行為です。正しい知識を身につけて、楽しく安全にお酒と付き合いましょう。ごく軽いうちは顔が赤くなったり陽気になったりする程度で「ほろ酔い」ともいわれますが、状態が進んで「酩酊」や「泥酔」を超えると、正常に歩けなくなったり意識がもうろうとしたりします。さらに進むと意識を失ったり失禁したりするようになり、なおも進むと脳の呼吸中枢が正常に働かなくなって死に至ります。実際、急性アルコール中毒のために救急搬送されたり死亡したりする例が、毎年のように起きています。「昨夜は飲み過ぎて記憶をなくした」「酔って眠り込んで電車を乗り過ごした」などと笑い話にされることがありますが、これはアルコールによって脳が影響を受けていたためで、一歩間違えればもっと深刻な事態になっていたかもしれません。特に、「イッキ飲み」のように、短時間に多量のアルコールを摂取する飲み方は、血中アルコール濃度が急上昇しやすく、一気に「泥酔」や「昏睡」といった危険な状態になりがちです。絶対に避けましょう。

大人には、食事や宴会などでお酒を飲む機会が少なくありません。では、どの程度から急性アルコール中毒の危険が高まるのでしょうか。性別や個人差、健康状態や環境によっても異なりますが、一般的には「爽快期~ほろ酔い」になるくらいの量、血中アルコール濃度0.02~0.1%まで(純アルコール量なら20g程度まで)なら、急性アルコール中毒になる危険は低いといわれています。「飲めない体質だから」などと渋る人に、「このくらいなら大丈夫だから」「酒に慣れれば強くなるから」などと無理強いして飲ませ、急性アルコール中毒を引き起こした事例があります。お酒に強い体質かどうかは、体内に入ったアルコールを分解する肝臓の酵素の働きで決まります。お酒を少し飲んだだけで顔が赤くなる方は、アルコールを分解する酵素の働きが弱く、酔いやすい体質です。この体質は遺伝的なものなので、飲酒の経験を積んだからといって簡単に変わることはありません。人によっては、ほんのひと口のお酒でも重症化することがありますので、本人が慎むのはもちろん、周囲の人はお酒を勧めないようにしましょう。ましてお酒の無理強いは、絶対にしてはいけません。

急性アルコール中毒を防いで安全にお酒を楽しむためには、次のようなことを心がけましょう。

(1)自分の適量、その日の体調を把握する
風邪薬や花粉症の薬などを飲んでいる場合は、アルコールを控えるか事前に医師に相談するようにしましょう。

(2)イッキ飲みはしない、無理強いはしない・させない
イッキ飲みなど、短時間に多量のお酒を飲むと、血中アルコール濃度が急激に高くなるため、急性アルコール中毒の危険性も高まります。飲酒を強要するのもダメです。

(3)お酒が飲めない体質の方は、周囲の人に「お酒が飲めない体質です」と事前に伝えておく
お酒が飲めない方は、その旨を事前に周囲の人に伝えておきましょう。もし無理強いしようとする人がいても、他の人がたしなめてくれることがあります。

急性アルコール中毒は意外と皆さん軽く考えていますが、死に至る非常に危険な状態です。迷わず救急車を呼ぶほか、その前にそんなに無茶な呑み方をするのはやめましょう。

お酒は適度に楽しむものです。人に強要したりするのは場合によっては刑事罰に問われることもありますので十分注意してください。

りゅうこころでした。ryukokoro


重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。