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外出自粛要請の恐怖感

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

東京都小池知事の定例会見が毎日行われ、志村けんさんのご不幸が国民全体に外出自粛要請の必要性を重く認識させています。

新型コロナウィルスの恐怖感

「自分は若いから大丈夫だろ」そう感じて自粛要請に従わず平気で出歩いていた若者たちが、原宿や渋谷から姿を消した。身勝手で自分勝手で世間知らずの若者たちを自粛させたものは何なのか、それは恐怖感です。著名人の死、繰り返される報道、ユーチューバーからの啓発、そして閉店する店舗。これらをみて恐怖を感じない人が居るでしょうか。町全体が閑散としてどこを見ても臨時休業。私は現在京都に居ますが、駅前の喫煙スペースにテープが巻かれ『新型コロナウィルス対策の為、使用を禁止します』と書かれていました。まるでバイオハザード状態です。

ようやく身に染みてきた自粛ムード

「世界のどこで何人亡くなろうが他人事」だった平和ボケした日本人気質を持った若者たちが、ようやく「何か、本当にやべえんじゃね?」と気付き始めましたね。そうなんです、やばいんですよ。世界規模での感染者数は異常ですし、死者数も尋常ではありません。平和ボケというのは実に怖いもので、本当の危機に気づかないという恐怖の連鎖が生み出す、無関心集団感染が実際に身の回りに起こってみて初めて気づくのです。最初はメディアという手法を用いて現在起こっている事の恐怖を国民にわかってもらおうと試みましたが伝わらず。相次ぐ著名人や芸能人の感染、そして志村けんさんの死が心の奥に微かにあった危機感に火をつけたのでしょう。

誰にでも何処にでもありうること

今回の新型コロナウィルスの感染力は非常に強力です。それがゆえに、誰にでも何処にでもあり得ることなのです。その可能性を少しでも緩和するには静かに自宅待機する事、この推奨の意味がようやく浸透したのかなという感じがします。スマホのゲームでも「自粛ボーナス」なるものがあり、不要不急の外出をしない様にゲームにちょっとしたボーナスが儲けられたり、動画サイトでは自宅から出なくても暇つぶしになる様に「見放題延期」のようなサービスが行われています。もはや、誰が得する損するというレベルではないのです。

誰も想像だにできなかった事態

ウィルスの蔓延によって外出規制がかかるほどの事態なんて、誰も予想だにしていなかったと思います、一部の人間を除いては。本当にゲームの中や映画の中に出てくる「T-ウィルス」による人体変異・隔離が姿かたちは違えどもこんなに身近に起こるなんて、いままでソーシャルメディアの中の事でフィクションだからとタカをくくっていた人たちが、「おいおい現実かよ」と我に返った瞬間、自粛という連帯感は生まれたのだと思います。

まとめ

これで世界各国で起こっている事は決して他人ごとではなく、いつ何時自分の身に降りかかることかもしれないという恐怖感を持つ事が出来た事は、平和ボケした国民の意識改革にはよかったのかもしれません。ただ、現在苦しんでいらっしゃる方、隔離されていらっしゃる方、そしてお亡くなりになられた方には私自身深く心を痛めております。一刻も早く元の平和な世界に戻ってくれることを願うばかりです。

りゅうこころでした。ryukokoro

重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。