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24時間営業ってそんなに必要ですか?働き方改革の意味、解っていますか?

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

ここのところ過激な記事ばかり書いているのでお叱りの声を頂戴する事もあるのですが、今回も負けずに自分の考えを発信しようと思います。農耕民族だった日本人が文明の成長によっていつしか「眠らない国」なんて言われるようになった昨今、『すかいらーくグループが24時間営業をやめる』とニュースで流れていました。個人的には良い事だと思いますが、これに対して私の周りであれやこれやと話題になっていましたのでこの記事を書くに至りました。先ず、働き方改革とは以下の三本柱からなっています。

働き方改革とは

・ 長時間労働の改善

・ 非正規と正社員の格差是正

・ 高齢者の就労促進

1つずつ見ていきましょう。


長時間労働の改善

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戦後の高度経済成長の中で、「残業時間が多い」「飲み会も仕事の内」「睡眠時間は少ない方が自慢できる」等の中身ではなく、表面だけが時代に取り残される形で残ってしまいました。その結果、当時とは業務内容も業務レベルも格段に技術革新している現代では「過労死」という問題が大きくクローズアップされるようになったのです。

当時の労働生産システムを批判するつもりなど毛頭ありません。そのおかげで我々は地面に足を付けられているのですから。ただ、当時と今とでは生産手法も違えば同じ一時間に行われる仕事量も質も違うのです。売れるものも違えば税率だって違います。そんな状況で形だけ依然と同じやり方をしていれば必然的に人間の方が壊れます。根性論ではないのです、物理的に壊れるのです。

食べ物も飲み物も衛生環境だって当時と現代とでは大きく異なる状況では「長い労働時間にクローズアップするのではなく、生産性の向上に」と経営手法も働き方も変わってきている、これが働き方改革なのです。指定有給制度が導入される際に『困る!』と言われた企業様は沢山いらっしゃいますが、意外とやってみればできるものなのです。

「偉そうに、お前に何がわかる!」と言われたこともありますが、わかりますよ、私も経営者ですから。


非正規と正社員の格差是正

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非正規社員と正社員の格差是正に関してはその根幹にあるものは「消費の拡大・デフレ脱却」です。これは持論ですが、そもそも非正規社員という法の抜け穴の様な雇用形態が問題なのです。確かにこの雇用形態で企業は利益を上げる事が出来ますが、従業員に還元できていない状態では消費の拡大は困難です。

それどころか失業給付金や生活保護費ばかりが膨れ上がっていっているのが現状です。非正規社員で雇用されている側も「同じ作業をしているのになぜ正社員とこんなに違うのか」という憤懣が爆発しますよね。『正社員にしない事で削減される経費』が消費の底上げを圧迫しているのであれば、消費してもらう為に人件費としてお支払いする必要がある。でも総人件費のキャパは膨らませる訳に行かない、それでも人では必要、さあどうするか。生産性の向上を図るための仕組みづくりが必要不可欠だと切実に考えます。


高齢者の就労促進

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これもあくまでも持論ですのであしからず。私思うんですけど、貧富の差が一番激しいのは高齢の方じゃないかと思うんです。これも一例ですけれども、『詐欺で受け子に渡してしまったというニュースの手渡し額』が、尋常じゃないのですよね。もちろん、「老後の生活資金を断腸の思いで」という方が殆どだと思うんですが、我々働き盛りの人間からすると「そんなに貯金ないです」というのが素直な所で、どうやってそんなに貯められたのか知りたいくらいです。

コツコツ頑張って貯めてきて、退職金も使わずに大切にとっておいて・・・だとは思うのですが、それにしてはちょっと騙されてしまう方の額が大きすぎるのではないかと感じてしまうのは私だけでしょうか?

昨年1年間に全国の警察が把握した振り込め詐欺など特殊詐欺の被害総額が、前年比38億円(9.6%)減の356億8000万円だったことが21日、警察庁のまとめで分かった。

とあります。356億8000万ですよ?しかも38億減ってこの金額って。どこからこんなお金が出てきているのでしょう?私には不思議でなりません。勿論、「年金だけでは暮らしていけない」というご高齢弱者の声も私の耳には届いていますが、余りにもその差が開きすぎていると感じるのです。いうなれば貯蓄ですよね、この金額って。しかも銀行から引き出そうとすると最近は『大丈夫ですか?』と銀行側が声を掛けてくれますから、「金融機関に預けられていないお金が相当ある」という調査データも目にしました。

嫌らしいこと書いていますね。働く事の出来ない方は国が慰労として手厚くすべきだと思うのですが、店舗数が減ったとはいえ、最近のパチンコ店にいらっしゃるご高齢者の数をみると、「あの・・・」と言いたくなるのも事実です。「お孫さんにそのツケは全部行ってしまうのですよ」と。

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24時間営業ってそんなに必要ですか?

調査によると圧倒的多数で25歳以下の若年層が「24時間営業のファミレスは必要だ」と答えています。なぜこの年代には必要だと感じるのでしょう?

・ 友達と話をするのに便利だから

・ ドリンクバーがお値打ちだから

・ 長時間居ても注意されないから

・ ファミレスに居る方が部屋にいるより勉強できる

などなど、「それ、本当に必要ですか?と問いたくなる内容ばかりでした。コンビニの出店ラッシュに伴い、「コンビニでいいんじゃない?」と世相も変わり始め、結果『24時間営業のファミリーレストランでは採算が合わない』という状態になってしまっています。当初はサービスや付加価値で差をつける為に必要だったのかもしれませんが、これだけ急激なスピードでニーズが変化する世の中に於いては「必要ないものは削減する」方向でよいのではないかと私は考えますが、いかがですか?

りゅうこころでした。ryukokoro




重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。