りゅうこう力生

田舎のお寺の副住職。平日は障害をお持ちの方にたずさわる施設を経営しています。発達障害にはteacch、肢体不自由には上田法を学び、少しでもお役に立てますよう日々暮らしています。保育園にもかかわっています。すべては状態に過ぎない。どのような状態で世界を構成するか。

りゅうこう力生

田舎のお寺の副住職。平日は障害をお持ちの方にたずさわる施設を経営しています。発達障害にはteacch、肢体不自由には上田法を学び、少しでもお役に立てますよう日々暮らしています。保育園にもかかわっています。すべては状態に過ぎない。どのような状態で世界を構成するか。

最近の記事

やまゆり園の事件から3年が経った

植松聖容疑者は重い障害を持った方から殺害した。19名の方が亡くなった。彼は元職員で、働き始めた当初、利用者(施設を利用している障害者の方)さんをかわいいと言っていたそうだ。施設で働いていて思うのは、利用者さんは、はじめはお客様扱いしてくれる、ということだ。そのうち、施設にいることが当たり前になると、そりゃあ、それぞれの意思を主張してくる。やりとりを求めてくるのだ。人対人として当然のことだ。私たちの仕事は感情労働であり、支援者側の感情をいかに制御して、利用者さんの充実した暮らし

    • 花に嵐のたとえもあるぞ

      さよならだけが人生だ。今日一人職場を去った。さまざまな困ったことがあって、この選択で仕様がなかったとおもうけど、やっぱり顔を合わせると、ただただ悲しい。他に道はなかったのだろうか。きっと他の誰かが私の立場だったならば、他の道があったのでは…と思う。 大学のとき、次にやることを見つけられなかった私は、進学の道を選んだ。もう少し学問にしがみついて物書きに携わる道が無いものか模索した。今思えば、やったことがあるものから離れる勇気がなかったんだろうね。私は人が一回でできることを2回

      • 人は発達しつづけることができる

        「考えていることを残しなよ。子どもたちがあなたと同じ年齢になったときに、あなたが何を考えていたかを知ることができたらすてきじゃない?」 という妻の一言で書き始めようかと思っている。なので、とても個人的な記録。率直な今の思いを書き貯めたい。 45歳。今のところ健康に大きな問題はなし。腰痛くらいかな。ここ2年くらい実践しているのは、歳をとって酒を飲んで、なにもせずに老いていくのはやめよう、ということ。毎年一つくらいは何かにチャレンジすることを自分に課している。去年は社会福祉士