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「さつき寮」(部屋パーティー)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。

今日は体験したことを
ホラーテイストにチャレンジしながら
書いてみたいと思います。
( *´艸`)

昔からホラーはあまり得意ではなく
映画や小説も触れることが少ないので
記事として成り立つのか不安です。

なんせ素人なのでホラーには
ほど遠いでしょうが
夏なので(笑)
ヒヤリ感が少しでも出るといいかなあ。

※過去の実話の為
霊的体質の人は、ご注意ください。


       …事の始まり…

        あれはまだ…
    私が高校3年生の頃だった。
   「さつき寮」という女子寮での
   不思議な体験を一つ語ってみよう。

     寮のほとんどは4人部屋で
     学年混合の部屋割りだった。

   私の部屋は2年生二人、3年生二人。
     4人部屋でみんな仲が良く
   「部屋パーティー」も週末の度に
    開くくらいだったのだが…。


        …ある日…

    2年生の「よう子」(仮名)
    紙コップと紙皿をテーブルに
       5組…準備した。

    ねえ、他の部屋の子…誰か呼んだ?
     別にいいんだけど、確認ね。

    「いえ、呼んでいませんよぉ♪」

   んじゃあ、なんで5組…用意したの?

    「あれ…?
   …ちゃんと4つ準備したはずなのに…」

      キョトンとしている
      よう子を笑いながら

      一組は…私が片づけた。

       お菓子の袋を何袋も
      パーティー開きにして
   オレンジジュースやサイダーなどの
      ジュースも準備して
    テーブルせましと並んでいる。


      話題の中心は恋バナ。
     4人で会話に花を咲かせた。

     隣の男子校の生徒だったり
     地元の同級生だったり…
   年頃の私たちには気になる男の子の
     一人くらいは、いたのだ。

     話は尽きず…時間は経つ。
      だんだん盛り上がり
    「気になる男の子」になった
     きっかけのエピソードを
        順番に発表。

     普段は大人しく控えめな
     よう子が顔を真っ赤にして
    恥ずかしそうに発表した時には
     大きな声で笑いあった…。

         しかし…

      みんな…一斉に黙り
       動きを止めて
      真顔で視線を交わす。

           …

      今…聞こえなかった?

      …聞き覚えのない
         笑い声

      まるで宙を舞うような
     笑い声が私たちの声の中に
       混ざっているような…


    「…私たち以外の声…
        しませんでしたか?」

     肩をすくめて目を見開いた
    よう子が恐る恐ると口を開く。

      全員…無言でうなづいた…

    が、すぐに首を横に振り直した。

     みんな聞こえていたのだろう。
     でもその声を…認めること…
     暗黙で拒否したかったのだ。

    まさかねえ。そんなことないか!

    自分たちに言い聞かせるように
      先ほどまでと違う温度で
      無理やり笑いあった。

       気を取り直して
        話を続ける。
  
     徐々にテンションが戻った4人。

     当時流行った「パラパラ」を
      音楽をかけて踊り出す
      よう子と良美(仮名)

      空気が戻ってよかった!
     良美も2年生で私の後輩だ。


         カタン!!

      勉強机に置いてあった
      ペンケースが落ちた。

         怪我ない?
        手が当たった?
     盛り上がりすぎでしょうよ

     「…いえ?…当たっていない?
            …と思います…」

      不思議そうな顔をして
    よう子はペンケースを拾った…。

     一瞬、表情が凍ったような…。
       (気のせいか…)

      パラパラタイムも終了。
    今日のパーティーはここまでだな。

         片づけよう。
     手を叩き、片づけに誘導した。

     だけど…みんな…動かない。
      …私も動けなかった。

      全員が視線を送った先…
       テーブルの上には…

   オレンジジュースの入った紙コップ
    お菓子を取り分けられた紙皿…

      誰も身に覚えがない
        5組目…の
    それに固まってしまったのだ…。


      一呼吸おいて無言で
      片づけたその日の夜。

        よう子が…
   「…ryuko姉さん、私…
     ペンケースを拾うとき
     誰かに手を触られたんです…
        他の人には言えなくて…」

      小さな声で細々と話す
    よう子は、うつむいて話を続けた。

   「実は…この前から金縛り
     みたいなこともあって…
       今日のパーティーで
       変なことが続いて…
          余計怖くなって…」

    私は思わずよう子の手を握った。
    その手は冷たく…震えていた。

    いや、涙目と共に全身を小さく
        震わせて…。


      これが…私たち4人の
     恐怖体験の始まりだった…。


 ホラーテイストとして
 皆さんに喜んでいただけるか…。
 にしても…
 振り返ってみたら
 いろいろ体験していますね、私。
 (*ノωノ)

 閲覧数が多ければ
 続きでも書いてみましょう!!(笑)

 さて、月曜日です。
 皆さん、一週間頑張りましょう。
 ( *´艸`)

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