スタジオレッスンで悩んでいる方へ

こんにちは

実は2年ほどスタジオレッスンでのインストラクター経験があります
トレーナーの佐藤隆紀です


今回のテーマはスタジオレッスンの盛り上げ方やクラスの雰囲気の作り方など
私の経験や取り組んできたことなどを交えて記事にしていきます。

最初に言いたいのは今からスタジオインストラクターになる
他のインストラクターと違いを出していきたい
人気を出していきたい
と言う方に向けた記事と言うことです。

もうスタジオを何年も経験していて独自の理論や考えをお持ちの方は
この記事を読んで鼻で笑う程度だと思います。

2年ぐらいしかやってないやつが何を偉そうに...と思っている方は
いますぐ戻るボタンを押すことをお勧めします。


それでは本題です。


スタジオインストラクターになる方へ


まず覚えておいて欲しいのがスタジオインストラクターのことをお客様は
想像以上に見ている

と言うことです。

・そのインストラクターがモチベーションが上がっていないのか

・余裕がないんじゃないか

・やる気すら感じられない

結構見られています。

逆に言うと見てくれてます。

成長したらすぐに気が付いてくれます。

その意識を持って行いましょう。

参加する方へ向けて意識の向け方


スタジオレッスンは大きく分けて
3パターンのお客様が参加してくれてると思っております。

①運動したいけど走るのは嫌だ。みんなで音楽に合わせてやりたい

②スタジオレッスンのそのカテゴリーが好き(レスミルズ、ラディカル、ズンバMOSSA)

③そのスタジオインストラクターが好き(ファン)

大きく分けるとこの3パターンです。

では、スタジオインストラクターの方はどの方へ向けてレッスンをするべきか


答えは①と②です。


それはなぜか?

①と②はあなたでなくてもそのレッスンに参加します。
ここがとても重要ポイントです

インストラクターがやることは

そのレッスンを受けたくて来るのではなくあなたのやるそのレッスンを受けたい

という状態にすることです。

その状態を作ることで必然的に③に繋がり人気のあるインストラクターになれます


・ではどうやったらあなたのファンになるのか?


答えは簡単です。

あなたの色をそのフィットネスクラブで定着させることです。


例を挙げると

・とても動作の説明が上手くてわかりやすい
・同じレッスンでもこの人は強度が高くて動いた感じがある
・分かりやすい中でも冗談を交えたり初心者でも入りやすい雰囲気作り

という感じです。

ただ、こういうインストラクターに出会ったことがあります。


失敗やミスをするのが私の武器、ミスらなかったらラッキーです。


・・・いやありえないですよね

こういった自分の愛嬌だけの武器やマイナスイメージの武器は
すぐに捨ててください
一生そのレッテルが貼られたままになります。


では、例の一つにあった

・とても動作の説明が上手くて分かりやすい

というのにフォーカスしていきましょう


スタジオレッスンはキューイングが命


出ました。
度々聞くキューイングという言葉

ではスタジオレッスンで言われるキューイングというものを紐解いて
自分の技術にしていきましょう


まず、キューイングには大きく分けて二つに分けられます(分け方によります)


・バーバルキューイング(言語化)

・ビジュアルキューイング(視覚化)

この二つの使い方やコツなどをお教えします。


・内容であなたの色が出せるバーバルキューイング


バーバルキューイング(言語キューイング)

この名の通り自分の口から出される言葉全てがバーバルキューイングになります。

・右に2回ステップを踏みます
・転ばないように気をつけてください
・皆さん笑顔で頑張りましょう

これらの言葉はバーバルキューイングに当てはまります。

ただこのバーバルキューイングの中で重要なことがあります。


・分かりやすく、長くならなく、ポジティブに

バーバルキューイングはこれにつきます。


この記事を読んでいるスタジオインストラクターの方へ

では、初めて参加した方に対して「ニーアップステップ」を
バーバルキューイングで伝えてください。




・・・どうでした?

まさか「ニーアップです!」だけなんてことないですよね。

バーバルキューイングでは主に伝えるべきものがあります。

①方向
②回数、テンポ
③安全なフォーム
④盛り上げ

です。

全て組み合わせてみると


「右足からニーアップを2回ずつ!」「膝の角度が広くなりすぎないようにしましょう」「あと少しです!綺麗なフォームで頑張って!」

こんな感じです。

まあ、例なのですが・・・

私の経験上ですが、ぶっちゃけ種目名と回数さえ言えばなんとかついてきます笑


ただ、このバーバルキューイング
めちゃくちゃ難しいです。

動きながら話すのはもちろんのこと次にやる種目やいまやっている動作の修正などもしていかないといけません。

そればかりに気を取られているとお客様から

・あの人のレッスンは何言ってるかわからないし動きにくい

と言われてしまいます。


また、盛り上げキューイングを重視しすぎると

・あの人のレッスンはただうるさいだけ、効果的な動きもわからない

となってしまいます。

上手くどちらも入れる必要があります。


スタジオインストラクターあるあるで自分の個性を出したがって
変な方向に行ってしまうことが良くあります。

恥ずかしながら自分もそうでした・・・


なのでそんなことをこの記事を読んでいる方にはして欲しくないのです

ですが、スタジオインストラクターになった方がまず最初につまずいてしまうのが
このバーバルキューイングです。

このバーバルキューイングの練習方法があります。
それは・・・

自分のレッスンをバーバルキューイングだけで受けてもらう

です。

スタッフや知り合いに受けてもらう事で気兼ねなくアドバイスや
何が分かりにくかったか、分かりやすかったかを言ってくれます。


まさかいらっしゃらないとは思いますがお客様では試さないで下さい・・・。


この練習は自分がよくやっていたのですが、すごく効果が出ます。


誰かに受けてもらうというのは自分のためにすごくなります。

言葉だけでどう動かすか
自分の考えていることを相手に伝え相手に実行してもらう言葉選び

いわゆるジェスチャーゲームですね。


この練習で一曲丸々理想通りに動かすことができたら
基本的にはお客様にも伝わりやすく言えていると思います。


・マスターしたら伝わりやすさ倍増ビジュアルキューイング


ビジュアルキューイング(視覚キューイング)

自分がその動きを見せお客様に分かりやすく伝える技術です。


主にバーバルキューイングと合わせて使うことが多いです。

このビジュアルキューイングは使うタイミングなどが凄く難しい技術です。


ここの間でビジュアルキューイングを使う!など明確な用途がなければ
基本的にしないほうがいいぐらいです。


では、いつ使えばいいのか?


あくまで私の使っていたタイミングですが


・安全な動作(やってはいけない動作)を伝える時

・次の動作を伝える時(前キュー)

・バーバルキューイングの補助

です。

ただ、ビジュアルキューイングを出すのが難しいレッスンがあります。

例えば道具を扱うようなレッスンです。

バーベルを担いで行うようなグループパワー系は
ビジュアルキューイングを入れにくいです。

なので、オススメとしては一番目の安全な動作(やってはいけない動作)
をお客様に見せることです。

一番綺麗なフォームでやることがビジュアルキューイングになります

なので一概にこういう動作をしなきゃビジュアルキューイングとは言えない!


というわけではありません。


また、ここで踏ん張って欲しい!全力で動いて欲しい!などの時に


お客様の見本になるフォームを保ちつつ全力を出す

これが一番効くキューイングかもしれません。


一番きついところで口だけのキューイングは全体のテンションが下がります。

ただ、フォームが崩れていても全力を出すと印象はとても良くなります。

曲の雰囲気など含めて自分の中でピークを作りましょう。


さて、少しだけ話がそれましたがビジュアルキューイングのコツです。


それは、あくまでも補助として使う

ということです。


メインはバーバルキューイングなのでビジュアルキューイングに全て頼ると
レッスン自体が少しグダッてしまいます。


補助的な例で挙げると

・右に二歩ステップを踏みます(手で右の方向をさす)

・足を前後に開きます(手で足の形を作る)

こういった使い方が一番いいと思います。

あとは回数を指で表してあげると動きやすくなります。

こういったように補助的な役割で使うとスタジオレッスンの表現力に幅が出てきます。

有効活用しない手はないのでまずはバーバルキューイングに慣れてから使ってみましょう。


・スタジオの雰囲気作り

スタジオレッスンは同じ曲を使っていても
インストラクターが違うだけでガラリと雰囲気が変わってきます。

あなたはどういったインストラクターになりたいですか?


このインストラクター像をはっきりさせればさせるほど明確な目標ができ
最短コースで目指すことができます。


ただ、理想が先行しすぎていわゆる

自己満足のスタジオレッスン

ばかりをやってしまう方が多いです。

自分のやりたいレッスンはもちろん目指すべきですが
そのレッスンは目の前のお客様に対して本当に考えてレッスンをしているか?
お客様が求めてるレッスン提供ができているか?


ここを考える必要があります。


自分のやりたいことをやるのはいいですが目の前のお客様のことを考えられる
ことが一番良いレッスンなのかもしれないですね。


この記事を違う視点でまとめたものをちょくちょく出していきます。

では、また👋

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