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肩甲骨の徹底解説

肩甲骨は(scapula)は肩甲帯を構成する骨の一つである。人の肩甲骨は肩に一対あり、後方から肋骨を覆っている三角形状をした大型の骨である。

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肩甲骨は、胸郭の背面側、第2~7肋骨の高さにある三角形扁平骨である。面が2つ(肋骨面、背側面)、縁が3つ(内側縁・外側縁・上縁)、角が3つ(上角・外側角・下角)に区分される。

①肋骨面

肋骨面あるいは前面は凹面になっていて、肩甲下窩(けんこうかか)と呼ばれ、内側3分の2には外側に向かって斜めに上行する数本の稜線が走る。この稜線からは肩甲下筋線が起始して、稜線の間は貝殻面上になっている。肩甲下窩の外側3分の1は滑らかで肩甲下筋の繊維に覆われている。

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