見出し画像

クチャラーを割と真面目に研究してみた話  後編

 さて、いよいよ「自由研究の最後」。夏休みの終わりまでに仕上げると宣言しておきながらこのざま。先生に怒られるパターンですねw
 
 前編ではクチャラーにイラつくのは、シャドウ(自らに課した禁止を破る人間に対してのイラつき)以外にも原因があることを、中編ではクチャラーの原因は原始反射の一種「吸啜反射」の未統合が原因であるという仮説を発表しました。

 今回は前編でのシャドウ以外の原因と原始反射(吸啜反射)の未統合の関連性について考察してみました。

原始反射はどうやって統合されるか

 原始反射というのは大人になるにつれて、脳が発達するにつれて統合されていきます。正確には様々な運動による適切な脳への刺激が統合への道しるべのようです。赤ちゃんのハイハイとか一つとっても、その動きが脳の発達ひいては原始反射の統合に繋がっているというわけです。

 で、大人向けの原始反射を統合する手法も、それぞれの反射に合わせた専用のエクササイズや運動のようなものがあって、その動きを何度も行うことで統合していくわけです。

 ところがここで一つ疑問が生じました。どうして大人になって統合できている人と統合できていない人という差が生まれるのだろうかと。

 だって、未統合の人は別に幼いころに幽閉されてずっと鎖に繋がれていたとか、体の自由を奪われるような酷い目にあっていたわけではないはずですよね?普通にハイハイをしてだったり、動き回っていたはずなのになぜか原始反射を統合できていないわけです。

 調べてみたりはしたのですが、特に大人になっても統合できていない理由を言及しているものは見つけられませんでした。「運が悪かった」とか「そういうもん」みたいな扱いなのでしょう。

原始反射が統合されない理由

 でも、「運が悪かった」とか「そういうもん」と言われて大人しく引き下がる私ではありません(笑)。一応、既に考察は済ませてあります。この考察は自分の発達障害の研究から見出された副産物です。(ちなみに発達障害者=クチャラーではないことはご留意ください。)

 囚われの身でもなく体を動かしていたのに、原始反射が統合できていないということは、つまり運動の結果である脳の発育・脳の神経の成長が悪いということです。

 そして、脳の神経の発達が悪くなるのはその人が持つトラウマやストレスがそうさせていることが分かっています。幼い子供なのにストレスって溜まるの?と思うかもしれませんが、実はトラウマやストレスは親・先祖から伝わり、子供に生まれつきそれらが備わってしまうこともマウスの実験などからも実証されつつあります。

 つまりまとめると、本人の中に生まれつきあるストレス・トラウマが脳の神経回路の成長を鈍くさせ、結果として周りの人と同じように運動しているはずなのに、それが大して神経回路の成長に繋がらず、原始反射の統合が上手く行かなくなる。そしてその中の一種、吸啜反射も統合されないので、咀嚼の動きにおっぱいを吸う動きが混ざりクチャラーになるというわけです。

 つまり、クチャラーは(本人は気づいてないけど)膨大なストレスを内に抱えたストレスフルな人間ということになります。

 そして、人間と言うのはストレスを抱えた人、イライラしている人の傍にいると自分までイライラしてくるというのは良く知られた話です。つまり、クチャラーにイラつくのは、音だけでなくクチャラーが抱えているストレスにこちらの感情が共鳴してしまうからではないか?というのが私の仮説です。

クチャラーが異性から忌避される理由

 クチャラーに出会ってイラつくのは、前編で述べたように食事中に音を立ててはいけないというシャドウから生ずるものと、今回述べたストレスの共鳴によるものであると述べました。

 他にも婚活などの異性関係の場でもクチャラーは嫌われるわけですが、ここにはもう一つの理由があると考えています。それについて説明させてください。

 クチャラーを生み出す先天的なストレスは親由来だと先ほど述べましたよね?つまり親もまた強くストレスを内包した人間であり、親もまた原始反射が統合できておらず、クチャラーである可能性が高いのです。

 よくクチャラーの人って「育ちが悪い・教育がなってない」と言われがちですが、親もまたクチャラーであるならば、「クチャクチャ食べない」という教育が出来ないのも頷けますよね?ある意味仕方のないことなんです。

 そして、親から子へストレスが伝わるということは、もしクチャラーと結婚して子供を作れば、その子供にもストレスが移り、原始反射が統合出来ない可能性が強まるわけです。それはつまり、強くて健康で健全な子供を残したいという人間の、いや動物の本能に逆らうことになるわけです。

 つまり、たかがクチャクチャ音なのですが、この些細な音から本能レベルの不快感が生み出され、それが強烈な嫌悪感へと繋がっていくのではないか?というわけです。

 まとめると、クチャラーへのイラつきは
 ①後天的な教育によるシャドウが生み出すもの
 ②クチャラーが抱えるストレスへの共鳴
 ➂本能レベルの不快感(異性間のみ)

 の三つに集約されるのではないかなと考えています。

  

 

 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?