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100人100通りのインタビュー

  2019年の5月から参加した大人の学びの場 エッセンシャル・マネジメント・スクール(通称EMS)、その卒業生EMSiフェローから構成されるコミュニティEMSiでは、EMSi内外で活躍しているEMSiフェロー100人を紹介するインタビュー企画【EMSi Fellow 100人100通りのインタビュー】が実施されています。

   ちょうど、今年の3月から、コロナ危機で家にしかいられない子供たちにオンラインで絵本を届けるオンライン絵本会にオンライン関連の技術支援の役割で参加していた私は、その第1フェーズの最後で、「このオンライン絵本会の活動をしている主要メンバー一人一人を訪問して、インタビューしていきたい。」という想いを投げておりました。

 まるで、その構想を叶えたい私のためにあるような100人100通りのインタビュー企画。さっそく、手を挙げて、オンライン絵本会の主要メンバーやEMSで知り合った人のインタビューをこれまで15人、実施させていただきました。

松下政経塾、通信会社を経て、絵本に出会い、英語児童文学と翻訳、司書資格を教えている大学教員の竹内美紀さん、絵本の哲学で幸せな働く人を増やす活動をされている三宅 美穗子さん、子育てをしながら32年間、東京、香港、シンガポールで自宅を開放し子どもたちや保護者に家庭文庫活動を続けてきた神保和子さん、札幌で25年間、幼児教育に携わり、書店の絵本コンシェルジェとしても活躍されている佐賀のり子さん、アナウンサーとして、また学校、高齢者施設、書店・映画館などでの朗読活動にも長年従事されている井上由美子さん、朗読と絵本をライフワークにしている髙橋貴美さんたちが、オンライン絵本会第1フェーズの中核メンバーです。

 また、その声に応じて絵本の読み手として参画していただいた大島裕子さん中川朋恵さん池田潤子さんたちも100人100通りのインタビューで登場していただいています。

 私は、NHKのファミリーヒストリーという番組が大好きで、欠かさず見ているのですが、現在のようなインターネットやIT技術の発展により、有名人でなくても、市井で懸命に生きている一人一人の人生の軌跡をパーソナルベースで発信できるようになりました。

 また、この100人100通りのインタビューがきっかけになり、9月19日から9月22日まで開催された第1回EMSiカンファレンスの最終日に、「オンライン絵本会から学ぶチームの自己組織化」というセッションを企画・開催することになりました。

 昨日開催したこのセッションでは、3月~4月の第1フェーズのオンライン絵本会を当事者として振り返るとともに、それ以降に続く、第2、第3、第4フェーズのオンライン絵本会の最近の事情や、オンライン絵本会を実践事例として個人の変容とチームの自己組織化について考える深い対話が行われました。

 この「オンライン絵本会から学ぶチームの自己組織化」については、2020年11月1日にオンライン開催された日本創造学会第42回研究大会で、「個人の変容に基づくチームの自己組織化モデル」というテーマで発表いたしました。

  絵本とオンラインで日本中、世界中の子供たちや保護者に絵本を読む楽しさを伝えるオンライン絵本会を横糸、日本や世界の各地で絵本を通じて子供たちに本の魅力を伝えてきた一人一人の絵本好きの地域のリーダたちの人生を縦糸、その横糸と縦糸からなる「オンライン絵本会物語」というタペストリを、オンライン絵本会参加メンバーと一緒に編んでいきたいという願いが一歩一歩ずつ叶えられる喜びを、まだまだ体験し続けていきたいと想う今日この頃です。

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