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人生に後悔がある人へ。

「もっと勉強しておけばよかった」という後悔があるのなら、今から勉強をすればいいし、「やっぱり違う仕事に就いておけばよかった」という後悔があるのなら、今から転職をすればいいし、やり直すこと自体はとても簡単なことで、本来はそんなに深刻になることではないんですよね。

それをややこしくしているのが今の環境。


新しいことを始めるためには、古いものを捨てなければならないのが鉄則なのですが、これがなかなか大人は許してくれないのです。


「とりあえず今の学校を卒業してから」とか「今の仕事をしながら転職活動をすれば」とか、何も捨てずに新しいことを始めなさいと無茶なことを要求してくるんですよね。


そりゃ器用な人は今の環境を維持しながら新しいことを始めることもできるのでしょうけど、残念ながらそんな器用な人なんて稀な存在で、人間というのは基本的に不器用にできていて、殆どの人は何かを捨てなければ何も始めることはできないんです。


「決断」というのは「断つことを決める」ということですから、何かを断つことから新しいことはスタートするものなのです。


そうなるともう「やり直したいのに、やり直せない」という禍々しい矛盾が自分のメンタルを蝕んで、未来ではなく過去にベクトルが向き、「あのとき別の選択をしていれば・・・」という後悔が生じて絶望してしまうということです。


「やり直したい」という気持ちは、本当は前向きでポジティブなことなのに、それをネガティブな思考に変換してしまうのは、今の環境を捨てることができないからなんですよ。


捨てることができなくて、
人は絶望してしまうということですね。


特にマジメな性格をしている人ほど捨てるのが下手くそで深刻に悩んでしまう傾向です。

「やり直したい」と思ったら、まずは捨てることから始めること。
人は環境によって作られるもの、環境が変われば人は必ず生まれ変わります。

辞めるのは敗者ではなく、挑戦者なのです。

挑戦者は挑戦者らしく胸を張って「私はここを去りたいのです」と宣言してください。

そこからが「やり直し」になるはずです。

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