月食とおしるこ
昨日、5/26は月食でしたね。地球に近くとても大きく見える満月、スーパームーンの皆既月食ということで、普段は月なんかに興味がなくても、楽しみにして外に出ていた方も多いのではないでしょうか?かく言う僕もその一人でした。
月が欠け始める20時頃に外に出てキョロキョロと月を探したものの、あいにくの曇り空で月食どころか月がどっちに出ているのかも分からない始末。しょぼくれて帰宅してしばらくしたところでようやく少し雲が切れて、うちのベランダから薄い雲越しにちょっとだけ欠けた月を見ることが出来ました。地域によっては全く見られなかった所も多かったようで、少し見られただけでも幸運だったのかもしれません。
前回の皆既月食は、2018年の1月31日でした。
今回と同じく大きな満月スーパームーンで、さらに1ヶ月に2回目の満月であるブルームーンで、さらに皆既月食は月が赤くなることからブラッドムーンという呼び名もあって、全部合わせて『スーパーブルーブラッドムーン』だなんていう、かなり特別な月食だったようです。そんな特別な月を、その日ちょうどうちに来ていた恋人と一緒に見ました。
昨日の月食とは違ってとても晴れていて、はっきりと月を見ることが出来ました。うちの近所にあった小さな公園で、僕はモコモコのニット帽を被って、彼女はモコモコのネックウォーマーに顔を埋めて、とりとめもないことを話しながら、月が欠け、赤銅色になって、そして段々と月が光を取り戻していくまで、結構な時間を2人で過ごしました。途中さすがに寒くなって、近くの自販機まで歩いて行って、彼女はロイヤルミルクティーを、僕は珍しく缶のおしるこを買いました。月食と、キンと冷えた空気と、おしるこの甘さ。なんというか、とても幸せな時間だったことを今でも覚えています。
残念ながら昨日の月食の時には僕は1人で、空は曇っているし、自販機にはもうあったかいおしるこも売っていないし、でも月食の写真を撮って、『ちょっと見えたよ!』『欠けてる!』と言って好きなひとにLINEをするなどしていました。これはこれで幸せな時間だったのかもしれません。
さてこの話、どこまでが本当で、どこからが僕の妄想なんでしょうね。