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紅葉登山単独行

『ひとりで山を歩く』ということの醍醐味とは何だろうか。
他人のペースに影響されず、自分の好きな速度で歩き、好きなときに休憩を取り、好きな物を食べる。
自分で選んだ登山コースを歩いているとき、その行動はすべて自己責任であり、心から自由を謳歌することができる。

計画は綿密にすべきではない。
予測できる未来ほどつまらないものはない。
道の先に何があるかわからないから面白いのであって、安心をもたらす予定調和など必要ない。
ただ探検家のように歩みを進めるだけだ。

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西日本最高峰、石鎚山を中心に東西約50kmに広がる石鎚山系は標高1500m以上の山々が20座以上連なる豊かな森林地帯である。
山間を流れる豊富な水の流れは各所に渓谷や滝をつくりあげてきた。

登山口から約50分は森林の中の急登が続くが、一気に視界が広がり笹に覆われた桑瀬峠(分岐点)に到着。
ここから伊予富士を眺め、寒風山方面に歩みを進める。
しばらくは尾根道を進み、険しい岩稜を抜け寒風山山頂に到着。
残暑厳しい今年の紅葉の見ごろは11月上旬である。
それでも山頂付近のモミジは紅く染まり、笹の緑と空の青との色彩が出迎えてくれた。

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山頂から笹ヶ峰を眺め、昼食をとり下山。
まだまだ暑く、半袖でも汗が止まらなかった。
紅葉の見ごろに向けて、登山単独行もまだまだ続く・・・。

#紅葉前線レポート

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