見出し画像

熊野古道で生まれたての赤ちゃんになりました

さて、

何から伝えたらいいのか
というぐらいの学びがあった
熊野古道修行ですが、、

確実に言えるのは、

「行ってよかった」

ということです。

肉体的にもかなりデトックスされて
リセットされましたし
精神的にも一気にスイッチが入りました。

強制的に再起動された

と言えます。

最近、再起動しましたか?

パソコンと同じで人間も
スイッチを切り替えて
再起動しないと澱が溜まります。

酒や買い物やバカンスでは
本当の再起動はしなくて、

苦行により、眠っていた
スイッチが初めて入り
きれいに再起動をします。

肉体が精神に与える影響は
間違いなくあります。

生まれたての赤ちゃんの
ように本当の「蘇生」を体験できます。

熊野古道が蘇生の道と
呼ばれる理由がわかりました。

特に今年は、コロナパイセンのおかげで
かなり精神的なダメージが大きな年でした。

なので、精神面のデトックスのために
登山をおすすめします。

と言っても、

ほとんどの人はやらないと思いますが(笑)

登山をぜひおすすめしたいです。

ドヤ顔で言っていますが
私は登山の超初心者です(笑)

・・・・・・

どれくらいの時間を
歩くのがおすすめかとうと

「1日目はまるまる1日歩き一泊し
二日目は最低でも4時間ぐらい歩く」

1泊2日ぐらいで良いかと思います。

7時間ぐらい歩いていると
もう、謎に感情が乱れまくります。

いろんな感情が出てきます。

「あのときのあいつの言葉が
まじでムカついたな」

とか(笑)

なんで今思いだすんだろう
ということをどんどん思い出します。

でもそれも30分ぐらいで
すっと消えていきます。

今度は、幸せを感じて
嬉しくなってニコニコしたりします。

それも15分ぐらいで
すっと消えていきます。

やがて、

何もない無になります。

普段抑え込んでいる
喜怒哀楽の感情がとめどなく
溢れてきて
燃え尽きていき、

やがて無に至ります。

それでも完全な無では
ありません。

毎日歩く修行をしている
山伏たちは、

きっと生きている間に抱えた
業火を燃やし尽くすまで
歩き続けるのだと思います。

繰り返し、繰り返し、
業を燃やし尽くして

燃え尽きて何もなくなるまで
毎日止まることなく
歩き続けるのかなと思いました。

「その先には、一体何が待って
いるのだろうか?」

そんな事を思いながら
歩いていました。

重い肉体を
ずるずる引きずるように
歩きながら、

人間として生きているんだと、

当たり前の事を繰り返し
思ったりもしました。

「人の一生は重荷を背負て遠き道をゆくがごとし、
いそぐべからず。」

とは、徳川家康の言葉ですが
一歩一歩前に進むことでしか
たどり着けない場所があるのも
真実で、

一方で、歩いた先に訪れるのは
確実に死であるという
不思議な事実もまたあります。

どのように歩こうと
最後にたどり着くのは
誰もが死である

ということは、

この人生というものの
おかしみでもあるなと
つくづく思います。

その事実はとても
おもしろくないですか?

あなたも私も
同じように死に向かって
歩いていて、

その過程はどうであれ
終着点は変わらぬ
死である、

つまりはどんな人生を歩もうと
誤差でしかなく、

しかし、だからと言って
何も悲観することはなく、

ただ、生きたいように
生きれば良いのです。

やがて必ず終りが来る
その日に向かって
どうせなら歩みを止めずに
自分の足で歩きたいものです。

死という意味でいえば、
この人生の中で、すでに3回は
全く別の人間に生まれ変わった
ような気がしています。

気がしているだけですが、
生きながらにして、
生まれ直すことも
あるのでしょうか?

・・・・・・

歩くということは、

とてつもない行為だなと
今回思いました。

そして、

残念なことにコロナ先輩で社会が揺らぐ
以前の3月まで、熊野古道を歩いている人の
8割は西洋人でした。

日本人はほとんど、この素晴らしい
歩きたくなる道を歩きません。

手つかずまま残った
豊かな原生林が茂る尾根を
風を受けながら歩く快感を
日本人は知らないのです。

サウナは、

熱いと冷たいを繰り返す事で
フロー状態に入りますが、

上り坂を登り汗をかき、体が熱く
燃え上がり、その後
平坦な道と下りで急激に冷える

を繰り返す山道も
フローに入りやすいのかなと
思いました。

どちらかというと、
歩くほうがより深く
入るような気がします。

ずっと探していた歩きたい道が
熊野古道にはありました。

また、挑戦します。

まあ、色々な事件がありましたし
最高な温泉もありましたよ。

・・・・・・・・

かなりの雑文になってしまいましたが
生々しい記憶を、荒削りのままに
届けさせて頂きました。

更に詳しい振り返りはオンラインサロンでしようと思います。

よかったらメルマガ登録お願いします。
https://rise-land.com/oise/form/13.html

伊勢隆一郎

中辺路
滝尻王子→近露王子 徒歩7時間
近露王子 民宿近露一泊 温泉が最高できれいでご飯も美味しい

近露王子→発心門王子 バス1時間半で移動
発信門王子→熊野本宮 徒歩3時間

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?