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しゃべること、対話することの間にあるもの


毎週水曜の早朝(7〜8時)に行っている、文化雑談会「トーキョーアーツのれん会」の話題を共有するnoteです。先々週に PUBLIC HOUSE渋谷 で行った模様をお伝えします。
※今後の予定は最下部にあります。

今回は、知人がFACEBOOKの情報に「興味あり」としていたのが気になってやってきたという大楽さんが初参加。
放送などのナレーションをお仕事にしているということで、なんとオリパラの実況もされるそうですよ!

▼大楽聡詞さんのツイッターと事務所ページ

その後、お話をしているうちに、なんと驚きの事実が。。。

大楽さんは福島県いわき市のご出身ということで、地元のコミュニティFM「FMいわき」開局当初にアナウンサーをされていたとのこと!
実は私も、いわき芸術文化交流館アリオス在籍時に、週イチで朝の番組コーナーを担当していたので(そういえばそのコーナーも水曜早朝でした)、時期は違えど、同じスタジオで話していたということがわかって、びっくりでした。

そんな、驚きの偶然が起こるのも、長く続けているからだなと、我ながら嬉しくなりました。

続いての話題。

ここ何度か連続で渋谷の回に顔を出してくれる大学院生の室内さんは、前日一部展示中止していた部分が再開になったあいちトリエンナーレに行ったものの、その展示室の観覧が抽選になっていたということで、残念ながら外れてしまい(30人枠に700人集まったそうです)、徒労感をつのらせて、一泊のつもりが泊まらずにかえってきてしまったということでした。(悲)

あいちの話題では、演出家の高山明さんなどが設立した「J アート コールセンター」のことを話しました。

今回問題になった電凸のような事態に対して、事務局の機能を損なわないように電話応対を外注に出すものの、通常のコールセンターでは一方的に言われっぱなしになってしまうことが課題と捉え、アーティストやキュレーターたちが交代で電話応対し、相手の電話に対し、自分の判断で意見したり、あまりに噛み合わない場合は電話を切るという選択肢も担保することで、クレーム電話を人間同士の対話の機会にしていこうという、とてもチャレンジングで高山さんらしい試みです。

今後の芸術祭での受託も見据えて、会社を設立したというのもすごいと感じます。

▼高山明が「Jアートコールセンター」を設立を発表。アーティストらが電話対応(美術手帖)

話題転じて、大楽さんからは最近の実況例として
wheel chair rugbyを紹介くださいました。恥ずかしながら私はこの競技を知らなかったのですが、これはすごい競技ですね。
▼wheel chair rugby(ロンドン2012 パラリンピック)

大楽さんは、東京大会で、オリンピック(カヌー)やパラリンピック競技の実況をすることになるそうです。
楽しみですね!

また、ロンドン大会のロゴや、テーマカラー(ロイヤルピンク)の展開が、隅々まで行き渡っていることなどに改めて感心しました。大会期間中には、草間彌生の美術展があったり、地下鉄には、ターナー賞作家によるポスターが貼ってあったり、街なかでは毎日のようにフェスティバルが開催されたりと、街が盛り上がっていたというような話題も話しました。

また、話題転じて、常連のあずまっくすさんの同僚が、最近別のメディアに移られたという話題もあり、このメディアも知らなかったので、リンクを貼っておきます。
▼リディラバ(社会問題専門の購読型メディア)

ナレーターやコールセンターなど、「言葉」の話題が中心になったのれん会でした。

それにしても、一方的なのはつらいですね。相手がある以上は対話をしていきたいと感じましたし、言葉は、とても強い武器にもなり、心に突き刺さった言葉は、なかなか抜けないものなのだよなとも思い出しました。

自分の語ることは対話になっているか?
と、常に問いたいとも感じた朝でした。

2019.10.9 @PUBLIC HOUSE渋谷 4名参加

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【今後の予定】
10/23 PUBLIC HOUSE 渋谷
10/30 出張でお休みします
11/6 両国門天ホール(仮)
11/13 PUBLIC HOUSE 渋谷
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おすすめ書籍の紹介はしばらくお休みします。

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