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ミニ四駆用充電池(ネオチャンプ)ブレークイン編

ども!加速王です。

今回はミニ四駆専用の充電池

ネオチャンプ(ニッケル水素充電池)のブレークイン(育成)編です。



2020年サービスを開始され100万ダウンロードされたミニ四駆アプリ(超速GP)

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こちらの影響で実際のミニ四駆を初めて手に取る方、懐かしく買ってみた人が多くいるみたいですので、ネオチャンプ(ニッケル水素充電池)について説明致します。


現在のタミヤが開催しているミニ四駆レースシーンではタミヤから出ているミニ四駆専用の(単3形電池)のみが使用可能となっております。

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ミニ四駆のレギュレーションについてはこちらを参照下さい。

その中で現在レーサーの使用率が最も高い電池がタミヤのネオチャンプ(ニッケル水素充電池)とゆう充電池です。

20年以上前のミニ四駆レースシーンではニッカド電池が主流でした。

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現在はニカド電池は生産していません。

ニカド電池より高性能なニッケル水素充電池が現在のミニ四駆レースシーンでは主流となっております。

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Amazonで値段変動はありますが、定価より安く販売されております。


また他の単三電池ではタミヤから出ているミニ四駆専用アルカリ乾電池

タミヤ パワーチャンプRSがミニ四駆専用として販売されております。

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注意 こちらはアルカリ電池なので使い切りタイプです。



この記事に記載するブレークイン方法は私が(2020年現在)立体ミニ四駆で使用してるニッケル水素充電池の作り方の紹介です。


まず初めにこちら、HD3の走行動画をご覧ください。

➀ブレーク(育成)していないネオチャンプ15周で17.5秒前後



➁この記事のやり方でブレークイン(育成)が完了しているネオチャンプ。同条件で15.5秒前後




➀と➁で走り比べてみました。(凄いアナログ)

左が慣らし済みのネオチャンプ

右が未慣らしのネオチャンプ


この検証では平面を15周してのタイム差が2秒ほど違いました。2秒差ってこんなにも大きいんです。


ここに、減速セクションなどを入れてみると更に差は広がります。


さて、実際にこれから書く走行動画➁のニッケル水素充電池(以下ニッスイ)を使用しタミヤ ミニ四駆公認競技会で何度も優勝しております。

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2019年にはチャンピオンズクラスにて史上初の全シリーズ制覇しミニ四駆チャンピオンズランキング1位になりました。

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↑(表彰状は個人的に表彰された物です。


そんなに優勝してるってことは強烈に速いニッスイなんですか??


いえ、強烈に速いニッスイではありません。

私が普段好んで使うニッスイは(そこそこに速くて垂れにくい電池)です。

私はこれが立体ミニ四駆においてベストと考えています。

そしてその電池をコンスタントに作れる事がとても大事(強い)です。


ちゃんとしたレシピがあれば新品のニッスイを安心してブレークインができます。

いつでも前と同じスペックの電池ができることは強さに繋がります。

なぜ強烈に速い電池ではなく

そこそこの速さで垂れにくい電池がベストなのかというと


➀そこそこの速さ

➁垂れにくい 電池

に分けて軽く説明します。


➀そこそこの速さのあるニッスイについて

TAMIYA公認競技会 ミニ四駆GPシリーズやジャパンカップなどは

決勝戦はアルカリ電池(パワーチャンプRS)が支給されます。

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アルカリ電池はニッスイに比べてパワーが弱くモーターの性能を最大限に引き出すことができません。


実は、ミニ四駆のモーターの裏の説明書にも表記されています。

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アルカリ電池はどこまでいってもアルカリ電池なので、強烈に速いニッスイを使って予選を走っていても、決勝で同じように速く走る事はできません。

そして決勝戦のアルカリ電池入れた時にニッスイとアルカリの速度差がとてもイメージしにくいです。

アルカリ電池を入れたら、あれ?遅い。。なんてことはよく聞きます。

予選の時より3秒、4秒遅くなる人は沢山います。

なのでそこそこ速いニッスイを普段から使っています。(そこそこと言っても充分速いと言われますが)


➁垂れにくい電池

まず垂れにくい電池とは?

ミニ四駆界隈ではスタミナ切れして遅くなることを垂れると言います。

垂れにくい電池についてザックリとした説明になりますが例えば電圧2.8vで30秒走らせたとします。

次に同じ電池でもう一度同じコースを走らせた時に1回目走った時のタイム30秒に近いタイムが出るのが垂れにくい電池です。

なぜ垂れにくい電池が必要なのか?

立体ミニ四駆の公式大会では

一次予選

2次予選(紫シート)

準々決勝(薄紙)

準決勝(タスキ)

決勝

このような、流れになっております。

一次予選、二次予選、準々決勝は出走前に電池を新しくしても良いですが

準々決勝(薄紙)を勝った後、準決勝(タスキ戦)ではセッティング変更は認められていません。

つまり準々決勝と同じ電池で、準決勝を走ることになります。

ここで準々決勝よりタイムが落ちてしまうと準決勝で負けてしまいます。

これはチャンピオンズも一緒です。

そこで必要なのが垂れにくい電池です。


また普段3レーン走らせる時も私はこのやり方で慣らした電池を使用しています

たまに加速王の周りのレーサーに電池を貸してあげたりしますが、評判が良です。


また、立体ミニ四駆界隈において

私が思う、安定して強い(トップランナー)の人たちは

とても速い(フラットコースで使用するような)電池を使用してる人は一人も知りません。

そこそこの速さで垂れにくい電池こそが最も立体ミニ四駆に適していると私は考えています。


前置きが長くはなりましたが


上記のようなニッスイの作り方を知識として持っておきたい、実際に作ってみたいって方にはオススメです。


※この記事は、加速王の電池作りの紹介記事です。

充電池専用の充電器などの紹介と使用方法について紹介もしてます。


現在充電器を持ってない(X4やreactorなど)といった方はこれからの電池作りの参考にしていただければ幸いです。

よろしくお願いします。






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