留学で困ったら誰に助けを求めるべき?
こんにちは、留学テラスです!
突然ですが、みなさんに質問です。
あなたはたった今、怪我をしました。誰に助けを求めますか?
近くにいた人?家族?友人?パートナー?
怪我の重症度によって行動は異なるのでしょうけど、ほとんどの人が救急車を呼んだり、病院に行きますよね。
怪我をしたら助けてくれる場所、それが病院です。
じゃあ留学で困ったことがあったら?誰に相談すればいいの?
学校の事務員?
クラスメイト?
先生?
寮の人?
留学エージェント?
もちろん誰に相談しても構いませんが、必ず相手が相談に乗ってくれるとは限りません。
ものすごく困っているのに、誰にも相手にされないとき。あなたはどう感じますか?とっても辛く感じますよね。
だからこそ、留学する前に、悩みを相談できる「病院のような場所」を作っておくことが肝心なんです。
マルタ留学の経験を通して感じたことを綴ってみたいと思います。
「汚い」寮で悩み、葛藤しました
マルタ留学のとき、私は寮に住んでいました。
この寮には(私を含めて)4名が住んでおり、私以外はすべて男性。もちろん、お風呂・トイレ、キッチン、洗濯物干しなど、すべてが男性と共用です。
寮の清掃は週一回で、日曜の朝にしか行われません。
私はできる限り寮をキレイに使おうとしましたが、何しろ一緒に住んでいる人たちは海外の人。しかも男性陣です。キレイに使ってくれるはずがありません。
トイレの汚物はもちろんのこと、土足で踏むからバスマットはドロドロ、キッチンとリビングは油汚れでギトギト…机の上は食べかすだらけ…
おまけに、お風呂の鍵は壊れていて、毎日お風呂に入っている間は突然開けられないかビクビク…。
マルタに到着して3日目くらいでしょうか。授業が厳しく辛いなか、寮もこの状態では心が休まらず、病みそうだったので(笑)掃除用具だけでもゲットしたいと思いました。
「誰も掃除しないなら、私が掃除するしかない」と…。
そこでまずは、日本にいるエージェントに相談。語学学校の日本人スタッフ(Aさん)に連携を取ってくれました。
その後、寮に帰ると掃除用具(ホウキとモップ)が配置されていたので、さっそく私は掃除に取り掛かりました。(+掃除用シートは自前で購入)
しかし、汚い便座を拭いても、バスルームの床を磨いても、キッチン台やリビングの床を掃除しても、男性陣は関係なく汚していくばかり。
しかも、掃除用具は1日で撤去…
なんで一日で撤去するんやーーーーー!!!!(ブチ切れ)
学校スタッフは頼りにならない
のほほんと暮らす男性陣、そして掃除用具を一日で撤去してしまった学校に怒り狂いました。
そして、掃除用具を撤去されてしまった翌日、私はもう一度学校の日本人スタッフ(Aさん)に会いに行きます。
私「あの、すぐに掃除用具が撤去されたんですけど…」
Aさん「あ~そうですかぁ…どうですか?きれいになりましたか?」
私「・・・(キレイになるわけねーだろ)ダメですね」
Aさん「こうなったら、寮をグレードアップするか、自分でホテルとって、寮を出てもらうしかないですねぇ。お金かかりますけど」
噂通り、学校は何もしてくれない。そう思った瞬間でした。
(あとから聞いた話ですが、私の住んでいた寮は当初予約していた寮とは別の場所だったみたいです。本当はもっときれいな寮だったそうな…)
留学生の気持ちを理解してくれる場所をあらかじめ準備しておく
この経験を通して私はこう感じました。
困っているときに、学校や留学エージェントは何もしてくれない。頼れるのは自分だけなんだ。自分がしっかりしなきゃ。
しかし、私は留学の初心者。
授業はきついし、寮では安心して過ごせない。
こんな状況で、誰かに気持ちを聞いてもらわないと、疲れや不安で心が病みそうでした。
そんなとき、もう一人の筆者、そしてもう一人の友人に助けられたのです。
私は幸いマルタに来て、2人も日本人の友だちができました。この二人に出会わなければ、たとえ2週間といえど、心が病んでいたに違いありません。
もし、友人ができていなかったら?
…想像しただけで絶望してしまいますね(笑)
だからこそ、現地で「なんでも話せる友人」を作るというのは大切なんです。
しかし、私のように恵まれている人は少数です。もっと孤独に戦い続けている人も沢山います。
特に長期留学になればなるほど、精神的負担は大きくなり、最悪の場合帰国するはめになるかもしれませんよね。
私のクラスメイトの日本人も、半年間の留学で辛くなり、一時帰国していたようです。
それからというもの、もし私が長期留学で、もっとつらい状況に追い込まれたら、どうしていただろうか?と考えるようになりました。
そんなある日、私は「メンター」がいれば、安心できるんじゃないか?と考えるようになりました。
メンターとは、簡単にいうと「個別に支援する人」です。
社内でのメンター制度では、豊富な知識と職業経験を有した先輩社員(メンター)が、後輩社員(メンティ) に対して行う個別支援活動である。キャリア形成上の課題解決を援助して個人の成長を支えるとともに、職場内 での悩みや問題解決をサポートする役割を果たす。(Wikipediaより)
もし、専属のメンターがいれば、たとえ留学先で友人を作れなくても、留学中に起こった出来事や悩みを打ち明けられ、課題解決の糸口を見つけ出すことができるでしょう。
このメンターこそ、留学生に絶対に必要なものなんだと強く感じたのです。
だから、これから留学に行く人に強く訴えたい。
あなたが留学する前に、留学を経験した日本人のメンターを作ってください。あなただけの「病院」、つまり駆け込み寺を作っておくのです。
私にとってのメンターは、もう一人の筆者と、もう一人の友人でした。彼女たちは私のオアシスだったのです。
自分のつらい気持ちを理解してくれる人が一人でもいれば、不安や悩みにフォーカスする回数が減り、ポジティブに行動し、自信を持つことができるでしょう。
少しでも留学が明るく楽しい思い出になるように、ぜひメンターを作ってください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?