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我が母校其の1。アテネフランセ

アテネフランセって知ってます?

若い人にはあまりなじみのない固有名詞かもしれませんが、アテネフランセという1913年に創立された歴史ある学校があります。東京の水道橋とお茶の水という駅の間にあります。

ただ学校といっても小中高そして大学の区分ではないかと思います。正式な区分はわからないのですが、僕にとってはフランス語、ギリシャ語、そしてラテン語を中心に英語も教える「語学学校」です。

実は20年ほど前ですが、大学生だった時の私も半年近く週1回ですが通った記憶があります。正直言うと、効果は小さかったと思います。誤解なきようアテネフランセが悪いというつもりは一切ありません。

むしろその逆。もっと多用するべきだったという後悔です。

20年も前の話なので、どうやってみつけたのかははっきり覚えていません。でも、どこかから歴史ある語学学校ということを聞きつけたことは憶えています。なおかつ通っていた大学からも近かったのです。そして決断の最大の決め手は授業時間の割に費用がとってもお値打ちだったからです。

お値打ちな授業料

今現在の授業料をみてみました。

とあるコースは1回3時間弱で、それを週に3回。つまり毎週約9時間。これを8週繰り返して、授業の総時間は72時間。

なんと授業料は9万円強とあります。わかりやすく9万円で計算すると時間あたり1250円!

これを英語のネイティブスピーカーが担当してくれるのならお値打ちとしか言えません。

大手の英会話学校だと1時間で4000円!なんてこともありますからね。

故にお試し感覚で、費用の安い週1回の2時間程度のTOEFL対策コースを半年ほど受講していたのだと思います。

アテネフランセ、週1回2時間で半年の効果


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その後、初めて受験したTOEFL CBTのスコアは300点満点で107点でした。今のibtでいうと40点にも満たない感じでしょうか?全然高いスコアではありません。多分一般的な大学生はこんなもんです。

受講したコースが、当時の自分のレベルにあっていたのかは、20年も前のことなんで記憶が曖昧です。(笑)

全然わからなかったというつもりはありません。でも半分ちょい理解できたくらいで、少し自分にはレベルが高すぎたかもしれません。理想的にはやっぱり7~8割くらいわかっているのがいいと思います。

そもそもこの程度の語学力の生徒に、先生がTOEFLで教えられることも本当に限られてくる気がします。それこそ、英語で試験の傾向と対策を説明されてもきっと効果は低かったかもしれません。故に、先生も日本人だったと思います。

そういう意味では、もっと初級あるいは中級のリスニングやスピーキングにライティングなどの授業にも出席する必要があったかなと思います。

特に自分のレベルにあった内容でいいので、ネイティブスピーカーというか英語そのものを聞く量を増やさねばならなかったですね。

今思うと反省、後悔です。でも上記のような考えができるのは、自分の英語力がTOEFL ibtでいうと100点くらいに近づいた今だからなんですよね。これだけ上がったから、量の重要性を痛感できるわけなんです。

当時の僕に、英語は量が大事だから多少お金を払っていいから、たくさんネイティブスピーカーの授業をとったほうがいいとアドバイスしても通じなかったかもしれないんですよね。


日本人の平均的な英語力から一歩踏み出したい人へ

もし今TOEICで450~500以下の人、ここから履歴書に書けるといわれる、600あるいは700~800を目指す人。

あるいは今TOEFL ibtで50以下の人で、70~80以上を目指そうとする人。

他にも、もう少し会話力を上達させたいと考えているのなら、この学校で「たくさん」授業をとるのは決して悪いことではないと思います。

実際、語学留学をしても1時間あたりの授業料って1250円以上します。現実問題、ここに生活費やらが上乗せされるので、実質的には3000円くらいかかるものなのです。3ヶ月以内の短期留学なら1時間受けるのに4000円くらいかかることもあります。

特にネイティブスピーカーが担当する英語の授業は、自分のレベルにあっていればできるだけ多く取ったほうがいいです。繰り返しますが、費用がとっても割安だから。

上記にかいた平均的な日本人の英語力であれば、まずはとにかく量をこなさないと上達しないです。これが経験者としてできるアドバイス。

正直、お金を費やすのには勇気のいることですが、週1回、2時間だけではやっぱり効果が見えにくいですね。

例えば週に1回を1年にわたって計50回受けるよりは、週に5回を10週受けるほうが、効果的だと思います。

 


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