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京都移住日記#3/愛宕さんに登ろう

9月15日、初めて愛宕山に参拝して参りました。

片道2時間半程度かかるというけど、参拝経路は整備されているらしい。
それくらいの情報をもとに、
とにかく、何か行かなければならない気がして、友人と二人で初登山!

早朝出発し、愛宕山の登山口に着いたのは8時半。

鳥居の前のお地蔵様に挨拶し、鳥居をくぐっていざ出発。
しばらくはなだらかな舗装道路、しかしそのすぐ先には、
え!?何この急な階段!?

聞いてない、聞いてないよ~!このハードさ!!

もう少し行くと山水が引いてあり、コップとそれを洗うため?のスポンジがおいてあります。
飲用とか、そうでないとかは書いていないけど、飲んでみました。
なにせ、愚かなことに飲み物を忘れてしまったのです。
真夏なら完全アウトでした💦

途中には茶屋も自動販売機もなく、それぞれが約束をしたわけではないけど持ってきていたおむすびを交換し腹ごしらえ。
山で食べるおむすびって、なぜあんなにおいしいんでしょうね。

登山路の途中には嵯峨消防団の方が建てた看板に、
ここは何合目、参拝者を励ます標語、山でのマナー、そして、
「おのぼりやす」「おくだりやす」が合い言葉などと示されていました。

実際にその合い言葉を聞くことはなかったけど、
途中行き交う、登っていく方、下っていく方に、おはようございます、こんにちはとご挨拶。
慣れた足取りの皆さん健脚!早っ!

各合目ごとにはお地蔵様がまつられ、旅の安全を見守ってくださっています。

あっちをのぞき、こっちをのぞきしながら、なんとかギリギリ午前中に到着。

着いてすぐの社務所に、ありがたいことに自販機が!
こんな山の上にも電気が通っていること、運んでくださる方がいること、維持しておられる神社の方々に感謝です。

山岳信仰、神仏習合の様相が色濃く残り、ところどころが苔むす境内。
歴史の古さを感じました。

いざお詣りしようとすると、
あれ?本殿の御祭神が呼ばれたと思っていた神様と違った!
ホームページを見てもそのあたりがあまり詳しく載っていないんですよね。

御祭神は、
本殿:
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
埴山姫神(はにやまひめのみこと)
天熊人命(あめのくまひとのみこと)
稚産霊神(わくむすびのかみ)
豊受姫命(とようけびめのみこと)

若宮:
雷神(いかづちのかみ)
火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)
破无神(はむしのかみ)

奥宮
大黒主命(大国主命)以下17柱

国生み、土、水、食の神々。

愛宕神社は、火除けの神様。
京都の人は必ず登るのだそうですね。
(こども達も、遠足での登山はもはや義務!?と後から聞きました。)

京都の街が、火から守られるよう祈りを捧げて参りました。

京都の各家庭の台所や飲食店でよくみかける、

「火迺要慎(ひのようじん)」

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と書かれた火伏札は、他ならぬこの愛宕神社のお札なのですね。

お札…いただき忘れた!!!

久しぶりの全身筋肉痛に、今すぐはまた登ろう!という気にはなれませんが、どうやら、別の下山ルートもあるらしい。
しかも八大龍王様がおられるらしい。

また体を鍛えてお詣りしようと思います。


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