祭りの声(新藤兼人監督)、観ました。

ドキュメンタリーであり、映画として見ると面白くないかもしれません。

亡くなった親父が広島出身で、祖母も移民としてアメリカに行っていたこともあり、この映画のテーマであり、日系アメリカ移民となった新藤兼人監督の姉のもとを訪れるというお話です。

第二次大戦治中の日系人収容者の話も知ってはいましたが、大規模なもので、中に学校があったり、中で子供を産んだりと、初めて知りました。

新藤監督とともに、奥さんの音羽信子さんも出ていましたが、さすがお綺麗でした。

移民が外国で生き延びるためには、家族の結束が不可欠とか、孫の世代になると、ほぼ日本語は話せないけど、日本人のアイデンティティが残っているという、なんとも切ない思いとか、色んな思いが浮かびました。

新藤監督とお姉さんが別れるときに、また会おうね、と言って長いこと握手しますが、お互いにもう二度と会えないことを分かっていたようで、胸にこみ上げるものがありました。

全く万人向けではない映画ですが、興味がある方にはお勧めします。

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