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あなたは読んで覚える?聞いて覚える?見て覚える?【認知特性という記憶の個性】

 はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。みなさん、日々仕事や学業、家事などで忙しいとは思いますが新しい情報を「記憶」していますか?

 学生時代はよく板書と言って黒板に書かれた事をノートに写したりしましたよね。あれって一見すると「記憶する方法」のスタンダードの様に思われがちですが、人によって板書で記憶に定着しやすい、逆に覚えづらい場合があるということは知っていましたか?

 今回は、人の記憶の個性ともいえる「認知特性」についてまとめることで、アウトプットをしていきたいと思います!

<「認知特性」とは?>

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 【認知特性】は心理学の専門用語となります。脳科学とかでも多用される言葉ですね。この言葉自体は聞き馴染みのない方が多いのかなと思いますが、恐らくほとんどの方が無意識にこの認知特性を自分なりに気付いていたりします。

 RyU先生は「聞いて覚える」タイプの個性を持っていて、これを専門的な言葉で【聴覚優位(ちょうかくゆうい)の認知特性】と言います。(以降、認知特性は省いて書きます)

 聴覚優位の場合には、授業を例に出すなら教科書を見ることより、板書を必死になってするよりも、先生の話をしっかりと聞くことで記憶を定着させる個性になります。

 なので、自主勉強を一人で必死にするよりも、日々の授業をしっかりと受けた方が記憶が定着しやすいのです。要は人の話を聞くことで効率的に必要な情報を獲得することができるタイプということになります。

 しかし中には、先生の話を聞いてもチンプンカンプンなのに、教科書を読むとすぐにできるようになる人がいます。こうした方は【視覚優位(しかくゆうい)】と呼ばれ、文字を読む、つまりは見るという行為で情報を整理することが得意なタイプと言えます。

 こうしたかたは例えばPCの操作なども言葉で伝えられるよりも、自分で説明書を読んだり、マニュアルを確認する方が作業が捗ることがしばしばあります。

 そして、教科書を見ても、先生の話を耳を大きくして聞いてもなかなか覚えることができないという人もいます。

 え、私ってそれに当てはまっているかも?と言う方は、元々記憶力が低いタイプなのでしょうか?いえいえ、そんなことはありません。

 もしかしたら、あなたは【言語優位(げんごゆうい)】のタイプかもしれません。

 言語優位の人は教科書ならば音読をする、仕事の内容であれば声に出して復唱をする、言葉を発することで情報を定着させるタイプである可能性があります。

<自分や相手の認知特性を知って
より良いコミュニケーションを図れるようになろう>

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 ここで大切なのは認知の特性には、おおまかに3つのタイプがあるんだな。と納得することではありません。それではアウトプットとしては少々物足りないです。

 本当に大切な認知特性から学ぶことは、人の記憶の個性があるということを知り、自分で何かを学ぶ時に、誰かに情報を伝える際に認知特性を意識することでより効率的に記憶の定着ができるのだ。ということです。

 もし、あなたが資格取得の為に勉強をしたり、自己研鑽の為に書籍に目を通す時にこのタイプを知っていると・・・メディアや音源から聴覚情報を受け取った方が効率が良いのか!ノートに写したり、繰り返し読みこむことで資格情報として受け取った方が効率が良いのか!音読をして言語情報として処理をした方が効率が良いのか!と気づくはずです。

 また、あなたが誰かにものを教える際に、いくら言っても覚えないな・・・と頭を抱えた時に、認知特性を思い出してみると。もしかしてこの子は言って聞かせるよりも、文章にして見せた方が良いのか!教えた内容をその場で復唱させた方が良いのか!と気づきがあるはずです。

 記憶の個性を知ることで、自分自身の情報処理の癖を知り、相手の認知特性について考えてみると思わぬ発見や、意外な出口が待っているかもしれませんよ!

<まとめ>

 人間の記憶には個性があり、耳にすることで処理をしやすい【聴覚優位】、見ることで処理をしやすい【視覚優位】、口に出すことで処理をしやすい【言語優位】の3つのタイプがある。

 そこに着目すると、効率よく情報を処理することができるし、能率的に情報を伝えたり教えることができる!ということを頭に置いておきましょう。

 では、また学ぼうね!


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保育士りゅう先生

 保育士りゅう先生(「RyU先生」で子育てに関する記事の執筆を依頼を受けてしていました)

 保育現場で5年間正職員として働き、学生時代やライター活動時にも子どもとの関りがあるアルバイトをしていました。

 現在は現場を離れて、元々したかったママパパの心のケアや、保育士の心のケアをしていけるように自身のHP『保育士りゅう先生のあそびば!まなびば!』を作成・運営しています。

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