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驚き!イギリスNHSの手厚いサポート

先日私の友達が外出中に転んで骨折してしまった。彼女はその場から動けず、救急車を呼んだが、到着まで5時間待たされた。
その間、友人たちで集まり、みんなで介抱していたのだが、あの待ち時間は本当に長く、みんなイギリスの救急システムに対してイライラしていた。

しかし、その後、彼女は病院に運ばれ、そこからのサービスは驚くほどに良かっという。
今回、一番驚いたことは退院後のサポートだ。
(5時間待たされるのも驚きだが、イギリスでは有名な話…)

結局のところ彼女は膝を骨折していて、手術を受け、退院後もしばらく金属製の固定器具を装着して治療、リハビリをしながら生活をすることになった。

日本の場合、病院に通い、治療とリハビリをするイメージだが、
なんと彼女が言うには1日に2回ヘルスビジター(訪問看護師または訪問介護士)が家に来て、生活で困っていることはないか、薬は足りているのかなどを聞き、調整してくれると言うのだ。看護師による器具の調整で自宅にいながら治療を継続し、リハビリもしてくれるそうだ。

さらに生活で必要になる、松葉杖や歩行器、少し高さのある椅子、ポータブルトイレ、お風呂用の椅子など必要な介護用品は無料で提供してくれる。しかもそれはレンタルではなく、返却の必要がないとのことで、自宅まで配送してくれる。

そこまで無料だとは!!!

日本も2025年問題に備えて、できるだけ在宅での療養を進めているが、ここまでのサポートを充実させているイギリスは本当にすごい。

日本と他の国の医療を比べる時、どちらが良いか悪いかという視点では考えたくない。医療も1つの文化の上に成るものだからこそ、日本人視点の感情論ではなく、健康意識に関わるそれぞれの文化背景を考慮しつつ、客観的に評価できるようになりたい。

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