KOZAROCKS2024を制作の目線で振り返る
こんにちは、Cignalsのりゅう(@ryu_cignals)です🐲
2024年7月6日(土)に沖縄市・コザで開催されたクリエイティブ・ビジネスカンファレンス「KOZAROCKS2024」で、クリエイティブディレクション、カンファレンス全体のデザインを担当させていただきました。NoMapsコラボセッションでは僕が普段から考えていたローカルイノベーションについてもお話しすることができました。このnoteでは個人的な振り返りとして記事を書いてます。
◾️KOZAROCKSでの役割
今回は僕はクリエイティブ全体を管理する役割としてKOZAROCKSに関わっていました。準備期間が2ヶ月しかない中で、チームのみんなにサポートしてもらいながら以下のことを進めてきました。
・KOZAROCKSクリエイティブディレクション
・クリエイティブコンセプト設計
・カンファレンス&ピッチ会場デザイン
・商店街デザイン
・ネットワーキングパーティーの設計(パルミラ夜市企画、運営)
クリエイティブについて
今回のKOZAROCKSのコンセプト"万国津梁"と聞いた時、これまで積み上げてきたKOZAROCKSらしさも取り入れながら、この場所がアジアとの架け橋になる。ということを誰にでも伝わるデザインにしたい。と思いまずは僕の中でのKOZAROCKSを整理。
「沖縄、スタートアップ、テクノロジー、コザのカオスな雰囲気、クール」
それに加わりKOZAROCKS2024では、台湾スタートアップ関係者も多く来沖する予定でしたのでで台湾モチーフをデザインに取り入れるという方向でコンセプトをまとめ川崎夜市のデザイン担当をしていたパンズーさんに、アートディレクターとして参画してもらい制作体制をつくりました。
特にこだわった商店街デザイン
前回よりも商店街の装飾をアップデートさせ、街全体での盛り上がりを作ること、ここのアーケードが架け橋になる!そのメッセージがお客さんに伝わるような大きな橋(架け橋)を作って欲しいとざっくりとしたラフ案を持ってカポックさんへ相談しました。ちなみにカポックさんは、廃材を使ってどんなものでも造る建築家の岡戸さん率いるリノベーションに特化した沖縄の建築会社です。岡戸棟梁の廃材を活用した取り組みは、本当に素敵でこちらの記事で取り上げられているのでよかった、そちらもご覧になってください。
七夕前日ということもあり、短冊ブースを設置していただき短冊の前にDJブースを配置。ちなみに短冊には起業家の熱い想いが書かれていると思いきや、彼女ができますように!だのわりと普通な願いが沢山書かれてました。
カンファレンス&ピッチ会場デザイン
どこの会場にいてもKOZAROCKS2024を体感してもらえるように、カンファレンス側の装飾もキービジュアルにトーンを合わせてカオスな雰囲気を演出。
今回制作したクリエイティブのまとめは、またどこかで共有できたらと思います。
最高に盛り上がったネットワーキングパーティー「パルミラ夜市」
沖縄市コザにあるパルミラ通りは、赤煉瓦の石畳の道と緑が印象的な通りです。そんな風情ある通りを舞台に、新しい文化が出会い交わり、まちの人々が交流を深める憩いの場を新しくつくりたい。そんな想いから「パルミラ夜市」の企画がスタート。
沖縄在住の台湾人の林さんに企画の内容を相談し、台湾から提灯を仕入れてもらったり、沖縄にいる台湾人への案内まで何から何までサポートしてもらいました。林さん本当に有難う!
そして「沖縄のために、何かしたい」という想いだけでプロジェクトに関わってくれた一番遠くから来てくれた札幌のes村コミュニティーメンバーの方々。(パルミラ夜市のネオンサインを作ってくれて当日の会場設営までやってくれました)梶さん、ハギー、森村くん、てっぺいさん有難う御座います。
阿吽の呼吸で、意思が伝わる頼れる仲間¥uK-Bのおかげでスムーズに制作を進めていくことができた。通り会に加入している飲食店さんとの調整も初めてで難しい部分もありましたが、普段から笑顔で挨拶していればある程度話は聞いてくれるし優しい人たちばっかりでした。
開催日の1週間前、準備を進めていきながら通りにあかりが灯った瞬間、この企画は本当に良い!と開催日前から大興奮していました。
そしてイベント当日想定以上の来場者で、フードやドリンクの提供が止まり台湾料理を楽しみにしていた人たちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただこれだけの来場者が集まるのは、みたことない!と通り会の方からも称賛をいただけたので本当にやって良かった。
地域の方や街づくりに関わる方々から、継続して開催してほしいと嬉しいお声がけもいただけました!ネットワーキングパーティーサポートしてくれた皆さん、デザインチームの皆さん、炎天下の中、遅くまで出店してくれた皆さん、出演者の皆さん、来場された皆さん本当に有難う御座いました。
◾️NoMapsコラボセッション登壇
NoMapsコラボセッションで廣瀬さんとりおくんと登壇しました。これまでのNoMapsと目指しているところ、街フェスの可能性など事務局長の廣瀬さんとお話しさせていただく貴重な経験をしました。
このセッションには、街づくりに関わる方やイベント企画関係者も多く、参加者の方々からもNoMaps行きます!やKOZAROCKSとこんなコラボしたい!などとたくさんお声がけいただけて嬉しかった。
あと、従兄弟のおばさんや地域でお世話になっている方、地元の仲間まで直接声を届ける機会をいただけて本当に感謝です!少しだけ地元に貢献できたような気がします。
札幌で活躍している同級生のりおくんにも、セッションに加わってもらいましたが毎回嫉妬してしまうくらい、コミュニケーション能力高い!羨ましい。りおくんを見て、僕ももっと人前でお話しできるようにならなきゃと刺激をもらいました。札幌NoMaps関係者の皆さん有難う御座いました。
◾️KOZAROCKS2024で学んだ教訓
"コザにしかない"をいかに楽しんでもらえるか
他の街フェスやカンファレンスのいい部分は参考にするけど、コザでしかできない、コザにしかない、地域を見つめ直し、ここにいる人たちと足並み揃えてしっかり積み上げていくことがKOZAROCKSがコザで開催される意味だとおもってます。
制作側が向き合い続けなきゃいけないところは、地域の魅力を再発見し、今ここにあるものをどう混ぜ込み、進化させることができるのか?だと感じました。
YES,YES,YES。全て丸のみして、みんなの成長に繋げる。
そもそも2ヶ月という期間で、フェスとクリエイティブ全体管理しないといけない時点でちょっと背伸びしすぎている感はありました。この規模のプロジェクトを短期間で形にできたのも、安心して任せられるできる仲間たちがそばに居たから実現できたことで、彼らから「やろう、できます!」といわれなかったら絶対にここまでできなかった。チームとして成長に繋がったし本当にやって良かった。
制作期間2ヶ月の間で、出来ることは全てやりきる。という気持ちで挑みとにかく色んなことに追われながらも思考とプロジェクトの整理していた気がします。あえてコザを離れて、俯瞰して見渡すために北海道で合宿。
厚真町に滞在したおかげで少しだけ余白がもてて、発想を膨らませることができ、思いついたことはすぐに相談。スピードを意識してメンバーの手を絶対にとめさせない。そういう立ち回りができたことはすごくいい経験でした。
何かしらアイデアやナレッジは共有していきたいので、街フェスやイベント企んでいる人はぜひご相談ください!
◾️全体振り返り
KOZAROCKS2024は、参加された方からもすごく好評で"来年も遊びに来ます""企画から関わらせてください"など嬉しい声がけが沢山ありました。KOZAROCKSでの出会いが何かにつながっていて欲しい。ご縁があった方は、こんなことあったよ〜!などメッセージかコメントいただけたら、嬉しいです。
そしてCignalsとして、Cignalsは誰もが自分らしく創造的でいられる社会を実現するというコンセプトを軸に活動しています。イベントなどを通して、地域のクリエイターが活躍して成長する機会をつくることが僕の役割でもあります。今回のKOZAROCKSではチーム全体としての成長をすごく実感できました。
去年とほぼ同じメンバーでできたからこそ、大きなトラブルもなくイベントを進めていくことができました。フォーシーズの皆さんいろいろと任せてくれてありがとうございます!
このイベントに関わることで、地域のクリエイターの成長にもつなげていると確信しました。今後も沖縄のクリエイターや、地域資源を活用しながらKOZAROCKS、街に貢献していきます。
KOZAROCKS実行委員会の皆さん本当にお疲れ様でした。この日ために遠方からコザに来てくれたみなさんも本当に有難う御座いました。また来年のKOZAROCKSでお会いしましょう。
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