見出し画像

#010 eluのこと

最近界隈で盛り上がって来ている[elu]というサービスがあります。

クリエイターさんの作品をデジタルデータとして販売するというもので、マネタイズに苦心しているクリエイターを救うための取り組みとして立ち上がったそうです。

限定数や販売期間を自分で設定して売れるのもポイントで、価格設定や売り方の練習にもなりそうです。

何がすごいって、もうとにかく登録が楽で手数料が低い。気軽さで言えばマネタイズのツールとしてはNo.1なのでは?と思う。

かく言う僕も、何度か出品をして、どんなモノやどんな売り方がハマるのか少し考えてみました。
正しいかどうかは別として、「考える」ことが大切だと思うので。

まず、現在のeluの立ち位置と役割についてですが、クリエイターさんの応援や支援のためと謳ってはいますが、母数を増やして認知を集めないコトにはそれもまだまだ難しいんだと思います。

なので、日々使い方がアップデートされたり、招待特典が加わったりしているんだろうなぁと。

そもそもクリエイターという肩書きは自由なモノで、誰しもが何かを生み出せばクリエイターです。クオリティの良し悪しは別として。

つまり、少なくとも現在は本当のクリエイターだけでなく、全ての人への応援・支援のためのツール。ということになります。

先述の通り、ここでいう全ての人(元来クリエイターじゃない人)は、普段からモノづくりを生業にしている訳ではないので、作るモノのクオリティが高くはありません。

出かけた先でついでに撮ったスナップフォトや、使ったこともない無料ペイントツールで描いてみたイラスト。
そんな他者から見ると「ゴミ」みたいなモノを生み出しては、ひとまず出品して箸にも棒にもかからない状態を「実験だから」と言い訳して軽く凹んでる。
※実験は僕もよく言い訳に使います。
※凹んでいるかどうかは僕の想像です。

とりあえず作ってとりあえず出品したモノが売れないコトなんか実験しなくても分かるじゃん。
周りを見れば星の数ほど失敗してる人がいるんだから。

実験するなら、成功するか失敗するか読めないことをしようよ。

おそらくeluで売れるのはこの3種類。
①欲しいと思うくらいクオリティの高い作品(難易度:高)
②メリットを+αで乗せた作品(難易度:中)
③応援する瞬間を生み出す(難易度:中)

①はとにかく難しいです。もうその作品やクリエイターさんのファンになってもらうくらい、人の気持ちを動かすクオリティを叩き出さなきゃいけないので。

②はこれから一番盛り上がっていくジャンルかなと個人的には思ってます。
例えば、eluで買った画像がそのままクーポンになるとか、チケットになるとか、、
ポルカよろしく、色んな売り方が編み出されていって、その中からスタンダードも産まれるのかなぁと。
チケットとしての使い方なんてすごく良いですよね。
これから大喜利が始まっていくんだろうなぁと。

③は、作品のクオリティも意味も全てを無視して売れる方法です。
先日、とある日本一の山を登って来たんですが、8号目を越えたあたりから天気が悪くなって、非常に過酷な状況に陥ったんですね。
ここだ!と思って、9号目の看板の前で写真を撮ってeluで出品してみました。
それを登りながら配信して宣伝してみたんです。なんでも無い僕がなんでも無い1,000円の画像を8枚売りました。

つまり、何か別の挑戦へのマネタイズとしても使えるのかなと。それ相応の挑戦じゃないと競合の中で埋もれてしまうんだろうけど。

ただ、単に撮った写真や描いたイラストを売ってる人達も、ゴミを売ってるコトは百も承知だとは思うんです。
でも、自分だけは応援してもらえる!こんなにSNSで発信もしてるしこんなに愛らしいんだもん!
とかって思ってるように感じるんですよね。

何者でも無い僕らが、応援してもらうための唯一無二の条件は「誰よりも相手のために時間を使うこと。」だと思うんです。
自分に一番時間を使ってくれた人のコトってもう無視は出来ないんですよね。

よく、ドブ板営業だ!って言って宣伝DMを送りまくる方がいらっしゃいますが、こんなもん営業でもなんでもなくて(むしろ逆効果。今度記事にする)、やっぱり一人一人に時間を使うことが大切なんです。

しかもたくさんの時間を使うようにした方が良いと思います。相手の中で、一番時間を多く使ってくれた人をその人は応援するので。一番です。

少々脱線したのでこの辺にしておきますが、モノを売りたい時は、作品力か、機能を付与するか、応援シロを作る。
この3つを抑えた上で、他の方を出し抜くのが大切だと思います。
みんなのマネしてたら頭ひとつ抜けるなんて一生無理なので。

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?