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心理学的エッセイ

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日々の感じたことや、自分の観察、心理学の勉強を通して得た”気づき”を綴ります。
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記事一覧

パーソナライズと分断

個人主義とは決して、利己的な意味ではないらしい。 しかし、個人の都合や嗜好を優先する風潮…

生活圏の中の”関わる”機会

最近はコンビニで買い物をしても、必要最低限の返事しかしないことが多い。 セルフレジを利用…

関係と認識〜地域の中の知らない人〜

ゴトっという音がして、 寝ている人がスマホを落とした。 年末の夜の電車の中。 まばらとは言…

互酬性で考えるコミュニティ

互酬 もしかしたら多くの人にとっても見慣れない言葉かもしれない。 しかし、 その字の意味か…

イメージから探るコミュニティの意味

コミュニティ と聞いて、何をイメージするだろうか? 先日、テラコ学校のワークショップでも…

コミュニティとアソシエーションで考える社会とのつながり

社会 と聞くと、制度とか手続きとか、何やらとても複雑な響きがする。 加えて暗いニュースが…

社会の中でのアイデンティティ〜文化的自己観と社会〜

マーカス、北山(1991)らは、西洋人の自己の捉え方を相互独立的自己観、東洋人の自己の捉え方を相互協調的自己観として論じた。 自己と他者を完全に区別して捉える相互独立的自己観に対して、 自己と他者を重ね、その関係の中に自己を捉えるのが相互協調的自己観とされている。 前者が西洋的、後者が東洋的なのは、感覚から理解できるのではないだろうか。 個人的には、前者が個人主義的とも感じた。 東洋、特に日本では、個人主義よりも集団主義的な考えが重んじられてきた。 しかしそれもずいぶん風

退屈とは諸刃な資源

今日、久しぶりに外に出た。 いや、毎日外には出ているけど、職場以外で人集まるところに行っ…

5日間自分と向き合い続けて気がついた6つのこと

今日でGWも終わり。 連休と言ったらどこかへ遊びに行ったり、友達と会うのが普通だったけど、…

相手の反応と知的生産性

最近は直接の会話が減り、 ひとりこもって資料作りなど、知的生産活動が多くなっていた。 自然…