社会の中でのアイデンティティ〜文化的自己観と社会〜
マーカス、北山(1991)らは、西洋人の自己の捉え方を相互独立的自己観、東洋人の自己の捉え方を相互協調的自己観として論じた。
自己と他者を完全に区別して捉える相互独立的自己観に対して、
自己と他者を重ね、その関係の中に自己を捉えるのが相互協調的自己観とされている。
前者が西洋的、後者が東洋的なのは、感覚から理解できるのではないだろうか。
個人的には、前者が個人主義的とも感じた。
東洋、特に日本では、個人主義よりも集団主義的な考えが重んじられてきた。
しかしそれもずいぶん風