Webフリーランス、3ヵ月でバイトを辞める。働いてよかった
ぼくはとあるカフェで、バイトをしていました。
仕事はレジや調理、その他の事務作業などなど。雰囲気の良い職場だったので「いいところで働き始めたな」と思っていました。
しかしぼくは、バイトを3ヵ月で退職。半年〜1年は働くつもりだったので、想定よりはるかに早い退職です...
振り返ってみると、特に2ヵ月以降はぼくの悪いところが全部出てしまったように思います。
ぼくはバイト先で何をしたのか?今後への反省のために振り返ります。
Webライターに違和感を覚え出したのがバイトを始めるきっかけ
そもそもなぜバイトを始めたのかというと、今やっているWebライターの仕事に違和感が出てきたためです。
どんな違和感かというと難しいですが「このまま続けるのはなんか違う」「自分のためにならない」みたいな感じでしょうか。
無理やり続ける選択肢もありますが、違和感があるままだとそれが記事に反映されてしまうような気もしました。
そしてぼく自身、将来はネットとオフラインがつながった働き方がしたいなと思っています(かなりざっくりしてますが)
そんな中、バイトの求人を見つけ直感的に「ここで働きたい」「自分にとってプラスになりそう」という思いがわきました。
今までの経験上、こういう直感はしたがっておくと大体正しいです。
そのため、オフラインへの第一歩もかねて、バイトに応募。無事採用していただき、週4日での勤務を始めました。
自分のよくないところが出まくった3ヵ月間
冒頭にも書いた通り、最初のころはいい職場で働き始めたなと感じていました。他のスタッフの人たちもいい人ばかりです。
しかし2ヵ月ほどが経過し、新人っていう感じでもなくなってくると、状況が変わってきました。
今回バイト先で問題だったのは、主に以下の3つです。
【問題1】仕事ができない
すべての問題につながることですが、ぼくは仕事が全然できませんでした。フードの作り方をなかなか覚えられないし、ミスもかなり多かったです。
フードを作るときはやり方が分からないことがあるとすぐ聞いてましたが、そもそも同じ質問をしていることも。
同じ質問を繰り返していると、覚える気がないんじゃないかと思われても仕方ないですよね。
ぼくなりにレシピをノートに書いて記憶できるようにしてみましたが、あまり効果は出ませんでした。
覚えるための行動を起こしているのはいいと思いますが、結局覚えきれていないのでは意味がありません。
仕事において求められるのは、過程ではなく結果です。それはフリーランスをやっているから、嫌というほど分かります。
もともと物覚えがいい方ではないのは感じていましたが、今回のバイトでは顕著に現れていました。
3ヵ月働きましたが、レジにせよフードにせよ、ぼくが完全に1人で回せる仕事はありませんでした。
2. スタッフ間のコミュニケーション
仕事ができないということを感じ始めると、スタッフ間のコミュニケーションにも影響が出てきます。
当初は「せっかくだし仲良くやっていきたい」と思っており、なるべく自分から話しかけるようにしていました。
しかし自分の能力のなさが見えてくると、周りがどう思っているか(仕事の評価)が気になり、どんどん話しかけづらくなります。
仕事をしていても強い居心地の悪さを感じてきて、徐々にバイトに行くのが嫌になってきました。
そして仕事ができない人に対して優しく見守ってくれるほど、世の中甘くありません。
きつい言葉は言われないものの、周りのぼくへの接し方も徐々に強い態度になってきます。
「精一杯角が立たないように言っているけど、ぼくの仕事に不満があるんだろうな」と感じられるものです。
(ぼくに原因があるので、非難するつもりはありません)
やがてバイト中は周りの視線を気にして、ビクビクしながら働くようになりました。
3. うつ症状
そうやって働いていたところ、ついに出てしまったのがうつ症状。
帰りに駐車場で叫び声をあげる、車のハンドルを思いきり何度も叩くなど。
ぼくは過去働いていた会社で軽度のうつ病になったことがありますが、その時と同じ行動です。
さすがにまずいなと思い、オーナーに連絡して休職をお願いしました。
精神状態がまともじゃないので正しい判断ができないと思ったので、この時点では退職するかは先送りにしていました。
ぼくは加害者だった
休職をお願いした翌日、自分が感じていることを文章にまとめて、オーナーさんに送りました。
自分本意な箇所もあると思いましたが、とにかく自分が感じていることを全部言おうと思ったためです。
それに対してオーナーさんから、文書にまとめた形で返事をもらいました。読んでみた結果、自分で気づいていなかったことがたくさん見えてきました。
たとえば人間関係だと、ぼくがスタッフからされて嫌だった対応があります。
それについては理解してもらいましたが、逆にぼく自身もスタッフに対して傷つける行動をとっていたようです。
それがどんなことなのかは分かりませんが、傷ついたと感じているのは自分だけではありませんでした。ぼくは加害者でもあったのです。
また、これも自覚がないことですが、ぼくは勤務中に周りが見えていないことが多くありました。
話しかけても返事・反応がないといったこともあり、スタッフ間のコミュニケーションは自分の想像以上にできていなかったようです。
オーナーさんからの文書を読む限り、今回の問題はすべて自分が起因で引き起こしたものとしか思えませんでした。
仕事もコミュニケーションもできない、周りも見えていない、他のスタッフさんを傷つけてもいる。
どう考えても、これ以上働くのはお店にとってよくありません。
文書を読んだぼくは、すぐに退職の意向を伝えました。
バイトを辞めたことはメリットも多かった
こうしてバイトを辞めることにしましたが、落ち着いて考えるとメリットも多かったです。
まず今回のバイトを通して、自分のよくない部分がたくさん見えてきました。
しっかり反省し成長につなげられれば、今回のことは無駄になりません。
また、バイトをしながら「この仕事をしているといすみから離れられないな」と感じることがありました。
バイトがあるからあまり遠方にも行きづらいですし、働いている限りいすみにいないといけません。
いすみから離れる気はまだないですが、バイトを辞めたことで場所にとらわれなくなり自由に動けます。
また、バイトを辞めたことで時間ができて、成果報酬型の働き方を広げやすくなったのもメリット。
1番大きいのはオーナーさんからのフィードバックで、自分の問題点がはっきり見えたことです。
バイトしなかったら、自分の悪いところに気づかないままだった可能性が高いです。
結果自体は残念なものになりましたが、今回のことは大きな学びになりました。
あとは今後のぼくがどう活かしていくかです。
マルチタスクが合わない・アウトプット不足
今回の結果を受けて、ぼくは今後どうしていけばいいのか相談をしてみました。
そして見えてきたのは、ぼくはマルチタスクの仕事が合わなかったのではないかということです。
調理をしてレジで接客をするというのもそうですが、仕事中にスタッフとコミュニケーションをとることも、ぼくにとってはマルチタスクだった可能性があります。
接客は基本的に全方位にアンテナを向けないといけませんが、ぼくはこれが非常に苦手。
接客は全然向いてなかったんですね 笑
自分でもマルチタスクをこなすのは苦手だという認識があったので、これは腑に落ちました。
また、自分でもどうしてこんなに覚えられないのか不思議でした。ひとつひとつの仕事はそんなに難しいことをしていないので、覚えられないわけがないと感じていたからです。
ひとつの作業は難しくなくても、複数こなそうとするとできなくなる可能性は十分あるように思います。
そしてコミュニケーションについては、アウトプットが不足していました。
どう思われているか不安なら直接聞けばいいし、苦手なことについても「事務対応の抜けが多いので〜」というふうに事前に伝えておけばよかったのです。
1度直接聞いたことはあるんですが、遠回しな言い方をしていたのであまり効果はなかったです。
また、自分の仕事についてこまめにフィードバックを求めていれば、周りとの関係も円滑で、仕事の吸収も早かったかもしれません。
そういえばベストセラー本の「アウトプット大全」で、コミュニケーションに関するアウトプットのことが書かれていた気がします。
初めて読んだ当時はサラッと読み飛ばしてましたが、その箇所をもう一度よく確かめた方がよさそうです。
これからのこと
今回の結果を受けて、今後ぼくがやっていくべきなのは自己開示です。
仕事に限らず普段のコミュニケーションでも、自己開示の頻度は少ない自覚があります。なんというか「自分のことなんて話してもしょうがない」という意識があるんですよね。
ただ、自己開示をしていないと心を開いていない印象があり、相手と仲良くなりにくいと思います。
何よりこれをやっていかないと、自分がやりたいことはできずに終わってしまうでしょう。
まずは身近な人と、今までより密に関わることからやってみます。
足りない部分は埋めるしかありません。記事を書く以外にも、やることはいっぱいです。
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