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『きんモザ』の原悠衣先生最新作。『魔女は満月に咲く』第一巻感想

こんにちは、最近ネカフェで漫画の一気読みをしようとしたところ、寝落ちして後悔と虚無感に襲われたふんまつスープです。

さて、きんモザ展の記事にも書いたように『きんいろモザイク』の完結後ロス状態に陥っていた筆者ですが、なんと作者の原悠衣さんは別の漫画の連載をしてました。それが今回紹介する『魔女は満月に咲く』です。

しばらく書店で書籍版を探していたのですが見つからなかったため、泣く泣く電子版を購入しました。今回はその感想を書いていきたいと思います。


ストーリーについて:今度は王道ラブコメ。真新しさはないが優しい世界は健在

『きんいろモザイク』では女の子たちの温かな日常が描かれましたが、今作は作風が大きく変わりファンタジーラブコメになっています。

序盤の流れとしては、主人公の夢に出てきた少女が転校生としてやって来て、主人公に自分が魔女であることを明かし、そして主人公に自分と「契約」してほしいと迫ってくる…といったストーリーです。

良くも悪くもよくあるタイプのボーイミーツガールといった感じで、ぶっちゃけ新鮮味はないです。

しかし、話のテンポ自体はよくスイスイ読めました。下記のツイートにもあるように、話の展開や意外性で勝負しているのではなく作品の優しい雰囲気に重きを置いている、といった印象です。

方向性としては『ワンルーム、日当たり普通、天使つき。』に近いです。こことは違う世界からヒロインがやってくるけど、特に大波乱が起こるわけではなく、二人の新たな日常を優しい雰囲気で描いていく…といった感じ。

あと真新しさがないとは書きましたが、第一巻で魔女関連の設定が全て分かったわけではないのでこれから驚きの展開がある可能性はあります。まあどっちにしろのんびりと楽しめるタイプのストーリーっぽいので筆者的には満足です。


キャラについて:やはり女の子キャラが可愛い。男の子キャラも新鮮

やはりと言いますか、原悠衣先生の描く女の子の可愛さは健在でした

ヒロインの湊紫麻(みなとしま)は、喋り方や表情が『きんモザ』のアリスを彷彿とさせますが性格はカレンよりで、距離感がバグっています。主人公にもグイグイ来るので天然系な可愛さに溢れています。

この辺の表情に『きんモザ』みを感じた

あとライバル(?)枠の七海梅子&瀬戸内なぎもまた違う可愛さがありました。フレンドリーな関西弁キャラ&やきもち焼きなクールキャラのコンビで、『きんモザ』にいそうでいなかったキャラ付けです。

さらにさらにこの作品はラブコメなので、『きんモザ』ではほとんど見られなかった男の子キャラが物語に関わってきます(『きんモザ』だと空太ぐらいかな?)。

主人公の帆高航一(ほたかこういち)は堅物なひねくれ者です、が感性はしっかり中学生男子な少年です。一見不愛想に見えますが、天然気味な紫麻にツッコんだり赤面したりと表情がコロコロ変わるのでだんだん可愛く見えてきました。あと先生が描くキリっとした目付きの少年というのがシンプルに新鮮。

あとは航一の友達の海老原&伊勢コンビ、姉のまりも、担任の白波先生などなど1巻の時点で個性豊かな人物がたくさん出てくるのでとてもにぎやか。これからどのように各キャラが関わっていくか楽しみです。


まとめ:可愛いタッチのラブコメ好きの人には是非おすすめしたい

...ということで、以上『魔女は満月に咲く』の感想でした。原悠衣先生の絵が好きな人、単純に絵がかわいいラブコメが好きな人は刺さる作品だと思います。

本作はCOMIC FUZで連載されているので、単行本かCOMIC FUZの二択になります。気になった方はぜひ試しに読んでみて下さい。

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