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【投資BOOKS】14歳の自分に伝えたい「お金の話」(藤野英人)

お金とは何か?

最近、特にわからなくなっている。

それは、貨幣や紙幣の歴史とか、
世界初の株式会社の東インド会社の話とかではなくて、

いったい何者なのか?

という根源的なイメージが、
自分の中で、
限りなく曖昧になってきているということ。

基本、現金は使わないので、

物理的なお金を見たり、触れたりする機会も、
家の中でゴキブリと遭遇するくらい少ない。

そこで、

お金に関する書籍を、
図書館とKindle Unlimitedと、たまに自腹で購入して、
直近1年間、大量に脳にインプットして、
ディープラーニングしている。

薄っすらと見えてきた内容を、整理して、
少しづつまとめていこうと思う。


14歳の自分に伝えたい「お金の話」


レオスの藤野英人さんが書かれ、昨年出版された本だ。

14歳の自分に語りかけるように、
お金に関する全般的なことが書かれている。

なぜか、あんまり刺さらなかった。

ちょっと、商売的に金融教育が始まるタイミングを狙ってそうなところが引っ掛かったのかもしれないし、

これまで藤野さんの投資哲学には触れてきたので、新鮮味に欠けたのかもしれない。

いちばん、
グッときたのは、『おわりに』の章の冒頭で、述べられている、

若さという強みを武器にしてください。

14歳の皆さんは、僕たち大人が欲しくて欲しくてたまらない
ものを持っています。

それは時間です。

今からなら、いくらでも、何にでも挑戦できる。

の部分。

この文は、即時に、以下へ脳内で翻訳された。

経験という強みを武器にしてください。

60歳の皆さんは、現役世代が欲しくて欲しくてたまらない
ものを持っています。

それは時間です。

今からなら、30年あるので、いくらでも挑戦できる。

かなりの意訳だが、真実でもある。

いまからスケートボードのメダリストを目指すには、
肉体的に危険が伴うが、挑戦できるエリアは、
それでも無限大だ。

60歳の自分は、はじめての経験だけど、
大学3年生ぐらいの時に近い感覚がある。

大学3年生といえば、
大学は卒業するけれど、まだ何物でもない。
知らないことや、未経験の分野がたくさんある。

30年以上経過しても、同じく、
知らないことや、未経験の分野がたくさんある。

藤野さんには、
60歳の自分に伝えたい「お金の話」

も書いて欲しいと思う。


その他


他に刺さった部分を書き出した。

・お金は、未来をつくる投票券

お金を使うというのは、買う対象に投票しているようなもの。
投票券といういうのは、わかりやすい。

価値を感じたものにお金を使うことで、
お金が循環し、未来を形成していく。

お金は、ストックするものではなく、
世代間も含めて、フローするもの。

お金は社会を動かす血液だ!

というたとえは聞いたことがあったが、
投票券の方がイメージしやすい。

・お金は、過去というラベルの貼ってある缶詰。
 お金があるというのは、必ず理由がある。

お金が缶詰というイメージも、はじめて持った。
過去の行いが詰まっているということ。

自分の場合だと、7つの缶がある。
・個別株式缶
・投資信託缶
・iDeCo缶
・貯蓄型保険缶
・ファンドラップ缶
・外貨預金缶
・普通預金缶

それぞれの缶には、もちろん理由がある。

普通預金缶は、フタがあいていて、少しづつ食べているイメージ。

最終的には、3つに集約するイメージを今回持てた。
・個別株式缶
・ファンドラップ缶
・普通預金缶

・お金の使い方の変化は人生の変化

よくわかる。
子供のころは、おもちゃ、お菓子とか
学生のころは、飲み代、旅行、本とか
今は、生活費が多い。。。

もっと、ワクワクするものに使い、人生を変化させたい。


(まとめ)

◇タイトル:14歳の自分に伝えたい「お金の話」
◇個人満足度 ★★★☆☆(3)
◇個人総評
あまり心に響かなかったもう1つの原因が、ここ数年のひふみのパフォーマンスの悪さもあるかもしれない。
自分の中の藤野神話に陰りが見える。
ラストページのトリッキーな締め方にも違和感が残った。
◇個人アクション
1冊で1歩でもお金というものに近づこうと思う。
『お金とは何か?』シリーズとして感想を書きながら、
お金の正体を探求していきたい。


【今日のひとこと】


お金は、未来をつくる投票券である。

(投資家 藤野英人)


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