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『新しいこと』のはじめかた (1)ToDo編

アラカンの私にとって大切なことは、
時間を有効に使うことです。

アラカンといっても、まだまだはじめてのこと、やってみたいことがあるので、時間を有効に使う方法を、これまで得た知識を元に整理し、改善しながら暮らしていこうと思い立ち、以下の2つに分けて整理してみます。

・ToDo編(ボトムアップ型)
 既に答えのある新しいことを効率的に実施する為の方法
・ToBe編(トップダウン型)
 まだ答えのない中での最適解を仮定し実施する為の方法

今回は、ToDo編を書きたいと思います。

整理した結果は、3ステップ、9アクションになりました。

ToDo編の対象

ToDo編で扱う対象は、

緊急ではないけれど、自分にとってはじめてで重要なこと

投資で考えると

暗号資産にはじめて投資する

ようなアクションです。

1年ほど前、ある金融セミナーを視聴していたら、

現在、暗号資産は、方向感なく低迷しているが、最新動向を自分事として考える意味でも、全体のポートフォリオの数%は投資しておくべき

という金融アナリストの主張を聞き、投資しているか、していないかで見方が変わると考え、暗号資産の理解の為にも投資してみようと考えました。

投資する過程で、ブロックチェーンって何?
という用語理解から

どこで、どうやって売買するのか?
買うタイミングは?
売却益の税処理は?

などを調べながら、安全そうな取引会社を通じて投資し、

暗号資産を保有することでトレンドを肌身で感じる”というゴールを設定しはじめてみました。

結果、直近の暴騰や下落局面も肌身で実感することができました。

自分なりに調べて投資したものの、まだ経験がないことなので試行錯誤しましたので、効率的、効果的にDoする方法や手順を整理しておきたいと考え、今回のテーマに選びました。

ToDoレベルのアクションなら、方法論を確立しないでも、パッとこなせることも多いと思いますが、なにせ時間は有限ですので、なるべく短時間、ストレスフリーでDoneできるように再考してみました。

では、整理したToDo編のプロセスを書く前に、参考にした文献について触れておきます。


(参考文献1)アイデアの作り方

30年以上前の本ですが有名ですので読まれている方も多いと思います。私にとって、ToDoの手順を極める上では、この本は欠かせないです。

この本のキャッチコピーは、

60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。

です。ほんとうに60分で読めます。

この本でのアイデアの作り方のステップは、以下のとおりで普通といえば普通の流れなのですが、

「材料収集」→「材料の消化」→
「孵(ふ)化」→「誕生」→「検証と発展」

「孵(ふ)化」のステップが特徴的です。
少し寝かせ、その間に点がつながって線となり面となり立体になるようなイメージです。

私は、この本に出会ってから、何かを作るときは孵化のステップを必ず確保しています。少し寝かせて、頭がリラックスしている状態(土曜の早朝など)にキラッとひらめき、新しい別の何かが誕生することが多いです。

たまに、いつまでもひらめかないことや寝かしすぎて冷えてしまうこともありますが。。。

ある程度イメージできて、その段階でパッと実施してもある程度の成果は見込めるものの、少し待ち、放置する中で様々な情報が絡み合って、ワンランク高い成果物が生れるのを待つのも楽しい時間です。

なんでも即実行して、間違いがあればすぐ修正すればいいということではなく、別の次元に引き上げる為の必要な空白時間と捉えています。

ToDoレベルのことでも、新しいひらめきとの一期一会を大切にして、コツコツこなしていきたいと思います。

(参考文献2)PMBOK

PMBOK(Project Management Body of Knowledge)はプロジェクト屋さんのバイブルで、アメリカの非営利団体(PMI)が発行している世界標準レベルのプロジェクトマネジメントに関するガイドブックです。

多くのプロジェクト従事者たちの経験や理論が詰め込まれていますのでPMBOKの知見を活用しないのは損です。

このガイドのエッセンスを個人レベルに落とした、著作などもあります。

PMBOKのステップは、

「立上げ」→「計画」→「実行」→「終結」
 と 全体をコントロールする「監視」プロセス

で構成されています。

ステップ自体は標準的な流れですが、特徴的なところは、各プロセスごと細かくインプットとアウトプットが定義されいる点です。

このプロジェクトマネジメントの考え方から3点取りこみました。

1)全体を俯瞰する視点
私見ではありますが、プロジェクトマネジメントの根幹は、マスタースケジュールを作成し、進捗管理しながら、納期を厳守するということよりも、常にプロジェクトを高い視座から俯瞰することが最重要だと思います。

目先に囚われていたら、本質的な部分を見逃し、言われたとおり作ったけれど役にたたないシステムを量産してしまいがちです。

2)構成要素の3S
・scheme&scope(スキーム&スコープ)
 簡単に言うと誰に対してどの範囲で実施するかということです。
  
 たとえば10万円の特別給付金申請のアクションを理解する上では、

 国から補助を受けた市区町村から全国民に対して支給(scheme)され、 世帯分(scope)の給付金をまとめて申請する。

 という枠組みをまず理解できれば、スムーズに先へ進められるということです。

・schedule(スケジュール)
 これは普通に期日までにどのように実施していくかの計画立案です。 
 なるべく並行処理し、一番時間がかかる(クリティカルパス)を優先して 実施する計画を立案します。

・statement of work(SOW)
 SOWは、IT用語で作業範囲記述書と訳されますが、誰が何をするかを記述 したものです。アクションを細かく分解し、誰が何を、どんな権限を持ち 実施するかを明確にできれば、あとは実施するだけです。

3)Lessons Learned(LL)
LLとは、実施して学んだ教訓を整理することです。
反省は”良くなかった点”に焦点を当てるイメージがありますが、LLは、良かった点も含めて振り返り、さらに良くする活動です。
良かった点も、たまたま条件が良かっただけで出た成果かもしれません。
次回も成果を再現できるように振り返って文書化して記録を残します。

PMBOKは非常に広範囲な知見が整理されていますのでエッセンスだけでも取り入れたいと思います。


(参考文献3)5W5H

今回対象としているのはToDoレベルの解のあるアクションですので、基本的な5W1Hに4つのHを加えた5W5Hで分析し網羅性を高めようと思いました。

簡単な作業でも、 まずWhy(目的)の明確化が最重要と思います。Whyがあいまいだとやるやらないの判断が難しくなるからです。

5W5Hをチェックリストとして使い、アクションに必要な項目だけをピックアップして、明確化すれば網羅性も保つことができると思いました。

Why   :背景・目的・理由
What  :前提/制約条件・要件定義・成果物定義
Who   :誰が誰に・体制・責任分担
When :期日・マイルストーン・スケジュール
Where:場所・オンライン・チャネル
How   :手順・手段・対面/非対面
How much(お金):費用対効果・一時/定常コスト・相見積り
How many(数量):目標値・予実値・失敗数
How to manage   :目標管理・進捗管理・課題管理
How in FUTURE   :次の一手・将来構想・最終目標

 
他にも、
デビッド・アレンさんが考案したGTD(Getting Things Done)といわれるストレスフリーの仕事術や、ITシステムのアジャイル開発技法なども参考になりますが、いろいろ詰め込みすぎても複雑になりますので、一旦Ver1.0はこれくらいにしておきます。


ToDo編プロセス Ver1.0


ToDo編を以下に整理しました。

まだ詳細まで書けていませんが、複数のToDoをこなしながら改善していきたいと思います。

[1]計画
(a)概要理解

情報収集し、まずscheme&scope、schedule、SOWを整理します。
収集した情報は、一旦抽象化してみると、実施する意義や目的が腹落ちしやすくなることもあります。
はじめに、実施する意義を自分自身で腹落ちすることが大切だと思います。

情報収集は、はじめから本丸を攻めます。
特別給付金申請なら、その主体となる組織のホームページや窓口などです。
また、ユーチューブ動画や電子書籍、日経電子版、テレビ東京ビジネスオンデマンド(BOD)などをキーワード検索すれば、有用な情報を得られるかもしれません。

(b)詳細理解
収集した情報を、5W5Hを使ってアクションを分解し具体化しながら、詳細を理解していきます。
新しいことは用語が難しいことが多いので、実施する対象の基本となる用語を押さえていくと、理解がさらに深まると思います。

(c)計画立案
具体的に何をいつまでに実施するかを計画します。
前提条件と成果物も明確にしながら、やると決めていることであれば、先に実施する必要があることは、先に実施します。

[2]実行
(a)俯瞰&孵化

はじめてのことなので部分的にモヤモヤしている状態の中で、高い視座を維持しながら、何かが新たに生れるのを待ちます。

(b)実行判断
はじめてのことは経験がないので実施するかどうかの判断が難しいです。
すべてを実行する必要はないので、何か違和感があるなら延期や、中断するのも1つの判断です。

複数案を検討するのであれば、評価ポイントを決めて点数をつけて合計点で比較します。

ただはじめてのことは実際にやってみないとわからないことも多いので、迷ったらとにかくやってみる、2つの選択肢でまよったら両方やるぐらいのつもりでいるのが丁度いいとは思います。

運を天にまかせ、ビキナーズラックに期待して。。。

(c)実行
実施すると決めたことをとにかく期日までにやってみます。

実行する中で、すべてを完了できないことがわかることもあるので、ステップ分けするなど臨機応変に対応します。

[3]終結
(a)提出・納品

成果物を完成させて、外に出してアクションを完了させます。

『アイデアの作り方』では、完了させる重要性も書かれています。成果物が多少、理想とギャップがあったとしても、一旦完了させます。

(b)Lessons Learned(LL)
結果の検証だけでなく、実施過程についても良かった点、悪かった点を整理します。
終わりよければすべてよしです。

(c)記録
時がたつと忘れてしまうので作業記録や重要な書類は、後でわかるように決めた保管場所へ保管します。保管物も定期的に見直し不要物は廃棄します。


まとめ

時間は大切です。

お金を介してサービスを受けることで、時間を短縮できることもありますが、まずは自分自身を鍛え直すことで時間を有効に使えるようにしたいと思います。

新しいことをたくさん実施し、方法を改善しながらさらに効率化を図り、

新しいワクワクにみちた暮らしを実現できればと思います!

【今日のひとこと】

あなたの人生をひっくりかえす大逆転のカギは、
あなたがいままでやらなかったこと、
タブーと思ってきたことの中に絶対あるから!

(心理カウンセラー:心屋仁之助 『 最初で最後の講演録~人生を大逆転させるには~ 』かんき出版 から抜粋)

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