東大生一人旅🇸🇪人生初の海外ひとり旅【スウェーデン・ストックホルム】
こんにちは。
先日は10日間の脳筋旅で胃腸炎になりながらも何とか帰国できました。
また今度数週間後に旅に行く予定ですが、それまでの間は、過去に行った旅記録を載せていきます。
スウェーデンはデンマークに留学した僕にとって、地理的にも文化的にも一番距離が近い国。
今まで家族旅行や高校の海外研修で海外に行ったことはあれど、1人きりで海外に旅行するのはこれが人生初でした。
バスから眺める田園風景
コペンハーゲンからスウェーデンのストックホルムまでは、バスか飛行機での移動があるようだった。
どっちでも良かったけど、折角ならば北欧の田園風景を楽しみたいと思い、バス移動を選択。
いざ出発の日。この日はバイトしているオンライン塾の授業予定が朝に入っていた。
この子にとっては、これが僕が担当する、試験本番前の最後の授業。旅行のことは一旦忘れて、この子に最後のエールを送る。
終わった後はバス乗り場まで移動。
デンマークとスウェーデンは隣国とはいえど、首都同士の距離は結構離れている。ここから長いバス旅の始まりだ。
時間にして12時間ほどだろうか。結構疲れた。
それでも、十分に北欧の景色を楽しみながらの移動で充実感はあった。
意外と美味いぞ、スウェーデン料理
長いバス旅を終え、ストックホルムに着いた頃にはもう夜の20時。
流石に観光は明日に回して、とりあえず夜飯だ。
予約していた、”Bistro Bestic”に向かう。
かなりの有名店らしく、時季によっては大混雑らしいが、僕がストックホルムに行ったのはシーズンオフの10月頃。
なので比較的予約は取りやすかった。
席に着くや否やメニューを眺める。
…いや高くないか…?
北欧なので当然っちゃ当然だが大学生が気軽に飯を食べる場所にしては結構お値段が高め。
とはいえ、こんな所まで来て節約を意識しても仕方ない。いつも自炊してる分、少しくらい大丈夫だろうと開き直り、スウェーデン料理を注文。
…美味すぎる
いや本当に美味しい。
日本にいる時も両親の結婚記念日などでお高いフレンチやイタリアンに行くことはあったが、全く謙遜ない味。
むしろこっちの方が美味しいんじゃないかというほど。
まず、前菜のサーモンの脂のノリ具合がヤバい。北欧のサーモンが有名なのは知ってるが、まさかこれほどとは。
添えられる野菜やソースとの相性も抜群。
自家製だというパンも風味豊かでしっとり。口溶けなめらかのバターとも合う。
そして、有名なスウェーデン料理だというショットブラール。
大量のマッシュポテトにミートボール、クランベリー系の甘いソースを合わせて食べるよう。
これまためちゃくちゃ美味い。ミートボールの肉肉しさやポテトの滑らかさ、そしてベリーソースのアクセント。
こりゃ人気店なのも納得だわ。
お値段は日本円にして約7000円と、恐らく1人での食事料金の人生最高値を更新。
でも、全く後悔を感じさせない味だった。ごちそうさまでした。
腹ごしらえを終えた後は、速やかに宿に戻る。
北欧で治安は良いといえど、夜なので油断は禁物。
無事に宿に着いた。ちょうどこの日は浦和レッズの試合が入っていたので、宿でゆっくり観戦。
無事推しチームの勝利を見届け就寝。
明日はストックホルム市内観光だ。
いざ、ストックホルム観光
翌日、朝の7時に起き、宿をチェックアウト。
朝ごはんは近所のスーパーで買ったクロワッサンとシナモンロールで済ませる。
ヨーロッパのスーパーで買えるパンのクオリティは本当に高い。クロワッサンもシナモンロールも生地がサクサクでバターの風味豊か。
散歩しながら朝食を済ませ、ストックホルム市庁舎へ向かう。
ストックホルム市庁舎は、ノーベル賞受賞の晩餐会の会場ともなっている場所。
赤レンガと青空のコントラストが美しい。
ストックホルムは「北欧のヴェネツィア」とも呼ばれており、市庁舎のすぐそばにもバルト海に繋がる水辺がある。
狙ったわけではないが、丁度朝日が昇る時間のようだ。ガムラスタンから昇ってくる朝日は何とも幻想的。
市庁舎の内部のツアーもあるのだが、このときはまだ朝早かったので、とりあえず先にガムラスダンを回ることに。
ガムラスタン観光
ガムラスタンとは、スターズホルメン島にあるストックホルムの旧市街。
ここにストックホルムの観光名所が凝縮されている。時間は沢山あるので、のんびり歩きながら各地を回っていく。
旧市街の街並みはとてもおしゃれで、ただただ歩いているだけでも結構楽しい。
思えば、コペンハーゲンには有名な旧市街のようなものはなかった。このように、昔ながらのヨーロッパの様子を体験するのは初なのかもしれない。
歴史を感じさせてくれる良い場所だった。モダンで先進的な建物の多い市街地と、中世的で味のある世界なグラムスタンが近距離で共存しているのが面白い。
なかなかいいぞ、ストックホルム。
唯一の心残りは、ノーベル賞博物館がたまたま閉館日で入れなかったことくらいか。
次来ることがあれば、その時にまた訪れよう。
市街散策
ガムラスタン観光を終え、次はストックホルム市街へ向かうことに。
ストックホルムはコペンハーゲンに比べてモダンでおしゃれな建物が多く、よりヨーロッパ感を強く感じる。
同じ北欧でも、結構違うものなんだなと感じつつ、次なる目的地、ストックホルム市立図書館へ。
図書館にしては、円形でドーム型となかなかモダンな作りをしている。
北欧建築は斬新なデザインが多いため、見ていて結構面白い。
ただ、中央の照明?のようなものが工事中のようで、良い写真が撮りづらかったのは少し残念。
そんなこんなで時間を潰していると、そろそろ昼ごはんの時間。ガムラスタンに戻り、昨日食べてなかったもう一つのスウェーデン料理を食べにいく。
クロップカーカは、挽肉料理をじゃがいもの生地で包んだもので、敢えて日本語訳するなら「じゃがいも餃子」だろうか?
ベリー系のソースと相まってなかなか美味しい。じゃがいも生地なため食べ応えもある。
どちらかといえば、昨日食べたショットブラールの方が個人的には好み。それでも、なかなかに美味しかった。
ごちそうさまでした。
市庁舎ツアー
丁度良い時間になったので、市庁舎に戻り、ツアーに参加する。
数ヶ月前のことなのでツアー料金は忘れたが、そんな高い値段ではなかったはず。
チケットを買い、集合場所で待つこと数分、中に入るよう促された。
なお、市庁舎の中に入るには、ツアーに参加することが必須なので、確実に中を見たい場合は事前予約などがおすすめ。
まず入場してすぐ目に映るのは、ノーベル賞受賞晩餐会の会場である青の間。
一面赤レンガなのに「青の間」は不思議な名前だ。
ガイドさん曰く、元々レンガを青く塗る予定だったが、建築士達がこの美しい赤の様子を見て、青く塗るのを取り止めたそう。
ただ、「青の間」という名前だけは定着してしまったため、このようになったんだとか。
僕ももし将来ノーベル賞を受賞することがあれば、またここを訪れることになるのだろうか。
そのためには、大学で行う研究も更に頑張らなければ。勉強を頑張るモチベーションがまた一つ増えた。
次に訪れたのは市議会議場。
なんとも厳かな造りになっている。
このように、議会の議場が一般公開されているのは少し珍しいような気もするが、味のある造りになっていて面白い。
その後、タペストリーなどが飾られる廊下を渡り、黄金の間へ。
一面金ピカな空間に取り囲まれ、その圧巻の迫力と美しさに息を呑む。
流石はノーベル賞受賞晩餐会の会場ともあって、もはやただの市庁舎のスケールではない。
僕の地元のさいたま市庁舎もここまで豪華であれば面白いのになぁ。
時季によっては、水の都を見渡せる塔に登ることができるらしいが、僕の行った時期は無理らしい。残念。
それでも十分すぎるほどに楽しめた。
北欧全カ国を観光し終えた後日談だが、やはりストックホルムが北欧の中では一番見どころも多く、観光しがいのある場所だ。
ノルウェーのオスロへ
観光を終えたため、次なる目的地、ノルウェーのオスロに向かうことに。
ストックホルム駅から電車に乗り、一先ずは中継地点であるヨーテボリへ向かう。
ヨーテボリはスウェーデン第2の都市。
ただ、ストックホルムに比べればやや見劣りするか。
ここでの目的は宿泊のみなので、一直線に宿へ向かうことに。
なお、写真は撮り忘れたが、夜飯はすでに電車内で買った駅弁で済ませてあった。
泊まった宿はバックパッカーズヨーテボリ。
少し駅からは遠いが、ベッドも清潔で風呂場も広々。なかなか居心地の良いホステルだった。
そんなこんなで、この日は終了。
ストックホルム、北欧で1番街並み綺麗で見所も多く、ヨーロッパ感を強く感じる都市だった。
もちろん、他の北欧諸国もそれぞれ独特の味があり、どの国も自信を持ってお勧めできるが、初めて北欧を訪れるのであれば、ストックホルムが一番無難に楽しめるだろう。
明日はノルウェーのオスロを観光。一体どんな国なのだろうか。期待を胸に眠りにつく。
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