東大生一人旅🇳🇴 ノルウェーと言えばサーモン【ノルウェー・オスロ】
こんにちは。
前回のスウェーデンに続き、これで北欧2カ国目、デンマークも合わせれば3カ国目です。
スウェーデンはともかく、ノルウェーは日本にとってそこまで観光国としての知名度はない国。
普通の人がそこまで訪れないような国や場所を探検するのも旅の醍醐味であり、ヨーロッパ最北部には一体どんな世界が広がっているのか、個人的にとても楽しみでした。
いざ、オスロへ
前日はヨーテボリの宿に宿泊したが、今日の朝は早い。宿でゆっくりなどする暇もなく、すぐにチェックアウト。
バス乗り場に向かう。
朝食は近所のセブンイレブンで買ったクロワッサンとシナモンロール。相変わらずヨーロッパのパンのクオリティは本当にすごく、市販のクオリティとは思えない。
実は、北欧にもセブンイレブンは存在する。
やはり品揃えは日本のものとはかなり違うし、日本ほどコンビニエンスでもないが、24時間営業というだけでもとてもありがたい。
まだ日が明けず、少し暗めの街中を歩くこと20分、バス乗り場まで到着。ここから数時間かけてノルウェーのオスロに向かう。
生々しいムンクの叫び
オスロ中心部に到着。
これが僕の人生11カ国目。曇りなのは残念だが、初めて訪れるノルウェーの地に興奮が高まる。
オスロはノルウェーの中では南にある方であり、決して寒すぎるというほどではなく、パーカーとウインドブレーカーの重ね着で凌げる程度。
とはいえ11月にしては少し寒いか。
ともかく、第一の目的地、ムンク博物館へ向かう。
ムンクと言えば有名なのが「ムンクの叫び」
この美術館には、世界中に5枚存在するとされる「ムンクの叫び」の原画が3枚保管されてるらしい。
この3枚というのは、時間差で一つずつ紹介されてる模様。
時間があったので、のんびり回りながら全ての原画を見てきた。
「ムンクの叫び」と言えば、「男は一体何を叫んでいるのだろう?」と一度は気になったことのある人も多いのではないか。
僕自身、美術史はそこまで詳しくなく、この絵のことも正直そこまで深くは知らなかった。
しかし、美術館に丁寧に書いてある解説や、他の関連する絵なども見て、この絵に込められた意味や背景が少し理解できた気がする。
その上でこの絵を見てみると、どこか胸が抉られるような、ハッとさせられるような感情になる。
こういうのを何という言葉で表現すればいいんだろうな。
言葉で表現できないような感情をも想起させる、絵の世界の深みというのを思い知った。
絶品なノルウェーサーモン。ただ…
美術館の入場チケットは1日有効なため、また後で来ることも可能ならしい。
まだ見終わってない箇所もあったが、昼食の予約の時間が迫っているので、一旦切り上げて目的のレストランに向かう。
やってきたのはThe salmonとわかりやすいお店。
やはりノルウェーに来たならサーモンを食べなくては。
注文したのはサーモンといくらのノルウェーワッフルと、サーモンの刺身。
まずはノルウェーワッフル。ワッフルと魚介類という組み合わせはなかなかイメージがつかない。
ただ、食べてみると、サーモンの脂といくらの塩気、玉ねぎのさっぱり感がマッチしていて結構いける。
ワッフルなんて日本にいる時はあまりよく知らなかったけど、ヨーロッパに出るとかなり色々違いのあるものなんだなと実感。
続いてサーモンの刺身。これまた脂がのっていて美味しい。ただ、一つだけ問題がある。
…醤油どこ…?
テーブルを見渡しても、それっぽいのはどこにもない。あるのは、運ばれてきたポン酢のみ。
店員さん曰く、サーモンは醤油ではなくポン酢で食べるのが店流とのこと。
まぁ確かにポン酢も合わなくはないが、やはり日本人的には醤油が恋しいところ。ノルウェーだと刺身というよりはスモークサーモンか加熱するのが普通なのかもしれないが。
ここだけちょっと残念だった。
オスロ観光へ
昼食を終えたので、オスロ市内を観光していく。
まずは、店のすぐそばにあった美術館。そしてそのそばにある面白い建物。
ノルウェーに限らず北欧諸国は、街を出歩いていると面白い建築物に合うことが多いのだが、ノルウェーはそれが特に顕著。
先日訪れたガウディ建築とはまた違った、モダンで先進的で、かつ斬新なデザインが面白い。
よくこんな建物思いつくよなぁ…
続いてやってきたオスロ王宮。気づいたらいつの間にか晴れてきた。
ちょうどこの時近衛兵交代式をやっていた。
兵隊達の息の揃った行進は迫力があり見事。僕が中学生時代にやった体育の集団行動や、高校の部活の儀式とは訳が違う。
ここから少し歩いたところにあるヴィーゲラン彫刻公園。ユニークな彫刻が公園の随所に並んでおり、とても見応えのある公園だ。
数ある彫刻の中でどれがお気に入りか、探しながら歩くのも面白い。
続いてオスロ市庁舎。ノーベル平和賞授賞式の会場。
最初見た時は、半分白で半分が赤のスタイリッシュな建物かと思ったが、どうやら半分が工事中なだけとのこと。
ヨーロッパはどこも市庁舎がおしゃれで羨ましい。
近くにあったノーベル平和センターや国立博物館を巡り、オペラハウスまで。
そして、残った時間で再びムンク美術館を巡る。
この美術館、12階建てくらいあるのだが、各階にそれぞれ見所があって結構面白く、ちゃんと全部見ようと思ったら2~3時間以上はかかる。
そして、最上階にはオスロ市内を見渡せる展望台のような場所が。
オスロはストックホルムほど「都市」という感じはないけど、のんびりしていてとても良い雰囲気。
The 北欧という感じで人々の心の豊かさも感じられる。
ちょっと癖のあるノルウェー料理
一通り観光を終えたが、夜ご飯の店の予約まではまだ少し時間がある。
実は、予約した店以外に一つどうしても気になる店があったので、迷いつつも行かなければ後悔すると思ったため行くことを決断。
訪れたのはFiskeriet Youngstorget。お目当てはフィッシュスープ。
見た目以上に魚介の旨みが凝縮していてめちゃくちゃ美味い。
スープには結構とろみがついているため食べ応えがある。付け合わせのパンとの相性も抜群。
そして、ノルウェーサーモンの脂の乗り方が本当にえぐい。
迷ったけど、来てよかった。
こちらは元々来る予定だった、予約してたレストラン。お目当てはトナカイのシチュー。
トナカイなんて日本では普通食べないが、北欧では結構食べられる。一体どんな味なのだろうか。
ちょっと臭みのある独特な味ではあれど、マッシュポテトやベリーソースとの相性がよく結構いける。パワーのつきそうな味だ。
ノルウェー料理、結構美味しかった。ごちそうさまでした。
この後は、夜行バスでコペンハーゲンまで帰宅。
夜行バスは個人的にできれば乗りたくない乗り物ランキング1位だが、旅程の都合上仕方ない。
シーズンオフだったため空いており、2席分余裕を持てたのはよかった。
十分とは言えない睡眠をとりつつ、第二の母国に帰還する。
こんな感じでノルウェー観光終了。
文中にも述べたが、ノルウェーはストックホルムのような観光都市のような魅力はそこそこだが、自然豊かで人々がとてものんびりしており、これぞ北欧、というような魅力がある。
その分、物価も「The 北欧」という感じなのはここだけの話だ。
それでも、なかなかに魅力のある都市だった。
時間があれば、ノルウェー北部のフィヨルドなんかも見に行ったら面白いかもしれない。
いつか行きたいな。
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