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そんな男、いねえよ!

映画にドラマにCMに引っ張りだこで、今や日本を代表する女優となった彼女が、相棒を探すための相談にやってきたお話です。


この文章は、クルマの運転の師範と架空有名人が運転の練習をしている様子を会話形式で書いたものです。

読むだけでクルマの運転について

1、上達する

2、モチベーションが上がる

3、興味が出る

以上を目的に、妄想ドライヴィングレッスン、スタート!

※ここに出てくる人物はすべて架空のものです。


【そんな男、いねえよ!】

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日本を代表する女優・長岡まさみ(以下、長岡)

『師範、いったい私は誰をパートナーにすれば良いでしょうか?』 


師範

『【やぶから棒】とはこのことを言うのだな・・・。君のパートナー候補を知らないから、一般論的な男の選び方を教えろと?』


長岡

『いやいやいや~そうじゃなくて、クルマですよクルマ』


師範

『そうか、そうだよな。まあ、クルマをパートナーと見ることもあるしな。ただ、「何がいい?」と唐突に聞かれても、答えようがないだろ。君はクルマに何を求めるんだ?』


長岡

『え~、言っていいんですか?』

師範

『ああ、もちろん。それが分からなければクルマを選びようがない』


長岡

『えっと、カッコ良くて、燃費が良くて、よく走って、あんまり目立たなくて、運転しやすくて、高速道路もラクで、かわいくて、故障しなくて、やすらげて、値段が安くて、静かで、頼もしくて、高級感があって、荷物がたくさん積めて、でもそんなに大きくないクルマかな・・』


師範

『・・・たくさんの基準を持っているのは素晴らしいだろう。でも・・』


長岡

『でも・・・?』


師範

『そんなクルマがあると思うか?』


長岡

『今の時代のクルマだったら、あるんじゃないですか?だって自動運転ももうすぐって言うし』


師範

『さっき言ったことを人間のパートナー選びに例えると、「収入が高くて、
イケメンで、無駄遣いをせず、優しくて、背が高くて、趣味が似ていて、頼もしくて、料理が上手で、身体が丈夫で、面白くて、長男じゃなくて・・・」ということだぞ』


長岡

『ハハハハハ!それは分かってますよ~。「そんな男、いねえよ!」ってことですもんね。でもクルマならって思ったの!!』


師範

『さっき言った条件の中で、これだけは譲れないというトップ3を教えてくれ』


長岡

『え~選べないかも・・って言ってたらダメですよね。分かりました。ベストスリーを言いますね。一番は・・・やすらぎ』


師範

『やすらぎか。その理由は?』


長岡

『撮影の合間にちょっと休憩をしたりとか、仕事が終わって家に戻るときとかにリセットしたりできる空間なんです。だから、やすらぎ感が一番大切ですね』


師範

『なるほど。あとは?』


長岡

『あとは・・高速で怖くないことかな。たまにクルマで静岡の実家に帰るときに首都高から東名に乗っていくときがあるんです。事務所的にはNGだからマネージャーさんにバレたらすごく怒られるんですけどね』


師範

『分かった。あと一つぐらいあるか?』


長岡

『うーん、目立たないことかな。クルマで目立ちたくないし。こういう仕事をしていると、クルマの運転でのミスはマスコミに大きく取り上げられるから』


師範

『それなら、ルノー・ルーテシアがお勧めだ』


長岡

『ルノー?外車??まあそれはいいけど、聞いたことないなあ。カッコ悪かったらヤですよ』


師範

『あんまりカッコいいクルマは目立つ。だからと言ってこのクルマはダサくはない。赤いボディでなければパッと見は目立たないが、よく見るとデザインが際立っていることが分かるんだ。フランス車特有の遊び心とデザイン性の融合とでも呼ぶべきか』

長岡
 
『へえ~。パッと見じゃあ分からないけど、よく見れば分かるって素敵ですね。どんなクルマなんですか?』


師範

『トヨタのヴィッツに似ている』


長岡

『何となく分かる、かな。コンパクトカーっぽい・・』


師範

『それでも室内は広いぞ。充分くつろげる空間がある。インテリアも本物と呼べる質感だ』


長岡

『運転してて安らげる?』


師範

『そこが一番のポイントだろ?ゆったりと安心感をもって東名高速を流せることを考えた時にこのクルマが浮かんだんだ』


長岡

『ルーテシアってすごく私に合ってそう!どんなクルマかスマホで調べよっと・・・あっ、思ったよりもカワイイですね!かっこカワイイ!!』


師範

『フランス人はバカンスで長距離を走ることが文化として根強く残っている。そんな国のクルマだからこそ、お勧めできるんだ。それにこのクルマは日本ではあまり知られていないが、フランスではナンバーワンの売れ行きのクルマらしいぞ』


長岡

『そうなんですか!実は来月、映画祭でフランスに行くから楽しみにしておきます。現地でどれだけこのクルマが走っているか・・・』


師範

『フランスではブレッド&バターと呼ばれるぐらい、ルーテシアは生活に溶け込んでいるそうだ。このクルマをよく見かけるだろうな』


長岡

『今度の私の主演の映画もぜひ観てくださいね~』

【終わり】


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クルマ選びは、伴侶選びと同じで、たくさん条件を出したいけど、全部を満たす人がいないように、全部を満たすクルマもありません。

だからこそ、自分の譲れないポイント(条件)を3つ以内で出して、それに見合ったものを選びましょう。

日本人全体なら、燃費、カッコよさ(押し出しの強さ)、値段の安さ、安全デバイス(自動ブレーキ等)などがトップにランク入りするのでしょうね。

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