TVアニメ「魔法少女まどかマギカ」から考える、人間の承認欲求とその代償について※ネタバレ含みます
こんばんわ、こんにちわ、おはようございます。
コロナで暇なので筆者はよくアニメを見てます(勉強しろ)
高校時代は結構アニオタで、様々なアニメを見てました。その時にも魔法少女まどかマギカという作品は見たんだけど、正直内容難しすぎて、1人ずつ人が死んでいくのは記憶に残ってたくらいで、このコロナの休みを気に最近見直しました。
思ったよりも考えさせられる事が多いアニメだったので、それについての考察を描きます。ネタバレ内容含むのでご注意ください。
超簡単なあらすじ
謎のネコみたいな生物に選ばれた少女は、魔法少女になれば何でも1つ願いを叶えてあげると伝えられる。魔法少女になると魔女と戦わなければならない。次々と願いを叶えるために少女は魔法少女になっていくが、そういう美味しい話だけではなく、最終的にはみんな絶望に合わされる。
凄い適当にあらすじを描きましたが、これだけ見るとプリキュアとかセーラームーンみたいなんじゃね?って思う人も多いと思うがそんな単純なストーリーでは無かった。
ひとつ願いを叶えた魔法少女は、魔女と戦っていく。このストーリーの魔女とは、絶望の塊みたいなものであり、原因不明の自殺や事故がこの魔女によって引き起こされると言われている。
魔法少女が魔力を使った場合、エネルギーが削られていく。また、魔法少女になっても戦わないでいると、エネルギーが削られていく(作中ではソウルジェムの穢れと呼ばれている)
つまり、魔法少女になって戦いで消耗し、また戦わずとも長い日時がかかれば…
魔法少女が魔女になってしまう。
魔女とは魔法少女の絶望の産物であるのだ。
ここまでの話をまとめると、魔法少女になれば何でも1つ願いを叶えられるが、代償として魔法少女として戦わなければ死んでしまい魔女になる、である。
実際に作中で5人の魔法少女が失ったものについて述べると。(キャラ名出てきます)
巴マミ→事故に遭った時に生きたいという願いを叶えた代わりに、自らの寿命を失う。
佐倉杏子→父親の願いを叶えた代わりに、家族を失う。
美樹さやか→病気の彼氏を救いたいという願いを叶えた代わりに、彼氏の気持ちを失う。
鹿目まどか→自らの存在価値を認めたいという願いを叶えた代わりに、自分自身を失う。
暁美ほむら→まどかを救いたいという願いを叶えた代わりに、まどかを失った。
この5人の叶えた事と、失ったものを見て欲しい。
叶えた事を失ってる事に気づくだろう。
これらが私の中で、人間の承認欲求によって得られるもの、失うものが考察出来るのでは無いかと考えている。
人間の三大欲求に着いて考えてみよう
睡眠欲→疲れが取れるが、時間を失う。
食欲→お腹を満たせるが、健康を失う(可能性がある)。
性欲→性行為をすれば満たせるが、望まない妊娠をする。(可能性がある)
このように、人間の承認欲求は希望と絶望が常に背中合わせな状態にある。
目の前の欲求に対して行動する事が本当に正しい事なのか、それに対する副作用はないのか、自らの欲求を満たすときに今一度考えて見て欲しい。
目の前の欲求を満たすことが必ずしもいいことでは無い。それを教えてくれたアニメでした。
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