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書くは料理に似ている気がする

「書くって料理に似ている気がするんですよねー」
自分でも驚くような表現が自分の口から出てきた。
言ってみればなるほど、そんな風に思えなくもない。

話しながら考えることが得意でない私にとっては、かなり振り絞ったと思う。なにかに喩えるなら、チューブの歯磨き粉を丸めて最後の一滴まで出し尽くすくらい振り絞った感じがある。
それほどまでに意図していない言葉だった。


私にとって日記を書くのは、冷蔵庫から食材を取り出すのに似ている気がする。料理のための素材を準備している様子。


自分の思ったことを整理して文字に起こすことが目的であり、他者に読まれることを主な目的としていないところが特に。

記事のように他者に読まれることが前提となる文章を書く場合、目的に合わせて感想や情報の表現を整えていく必要があるし、場合によっては感想を複数用いることもある。


例えば、イベントに参加したとする。「●●が楽しかった」、「参加して▲▲だと思った」などと感じたことだけを書くのは”日記”だ。

それを体験レポートのように他者へ伝える文章にするとなると、
イベントの詳細であったり、感想を具体的な言葉で表現する必要が出てくる。そのためにより言葉を吟味するし、文章にするために言葉を補う。

それは、”日記”の一つ一つがジャガイモ、たまねぎ、にんじんのような素材であり、文と文をつなぐための文章が調味料のようである。これはまるでカレーを作るようだ。
だから料理に似てる気がする。

これが日記を書いてないとなると大変だ。

素材を冷蔵庫から探さないといけないし、場合よっては買い物に行かないと素材がないからだ。

なので、日頃から日記を書いているほうが、目的のある文章を書きやすいと思った。

急にこんな考え方をしているのは、
最近読んだ↓の本の影響を受けていると思う。

こちらはどんな文章を書く場合にも役に立つ、入門編的な内容なので、文字を書くことがある人はぜひ一度手に取っていただきたい。

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