【卒業〜3年間を通じて〜⑥】3年女子:J進学コース(英語留学系)
結果で恩返し
私は、父が監督である京都両洋高等学校空手道部に入部すると決めた時、この目標を立てました。
1年の初めの頃は、全てが初めてで全力で頑張る毎日が続きました。
当時は頑張り方さえも分からず、泣いてばかりで、先輩方にも迷惑ばかりかけていたと思います。
2年生の5月、京都3位に入賞することができました。
そこから、近畿大会個人3位、団体組手2位、そして、選抜大会への切符を手に入れることができました。
選抜大会出場を決めた瞬間の感動は今でも忘れません。
それと同時に、近畿大会決勝戦で私が負けてチームが負けたこと、今でも悔しさが残り、後悔しています。
2年生の3月、選抜大会での目標は『日本一』でした。
コーチから『日本一を目指してみないか』という声かけから始まり、そこから怒涛の日々が続きました。
日本一を目指すことはとても簡単なものではなく、「絶対に負けない」という気持ちで選抜大会まで日々の練習を全力でやり抜きました。
時には、弱い自分と向き合うことができなくなり、感じなくていいプレッシャーに負け、自分自身を追い込んでしまう時もありました。
ですが、自分と向き合った日々を、そして何よりも全力で頑張り続けた自分を信じ、選抜大会に挑みました。
結果はベスト8。
努力は報われなかったですが、選抜大会まで向き合い続けた過程は今の自分に繋がっています。
3年間の集大成であるインターハイ予選では3位、惜しくもインターハイ出場とはなりませんでした。
最後まで監督やコーチ、仲間と全力で喜ぶことはできませんでした。
あと1つ勝てないのは、まだまだ私には足りない所ばかりです。この悔しさを次のステージでぶつけていきます。
私は空手道部に入り、たくさんの方々に支えていただき、成長することができました。
〈OB・OGの先輩方〉
いつも応援していただきありがとうございました。
負けず嫌いで、負けたらすぐ泣いてしまう私で、迷惑ばかりかけていたと思います。いつも声をかけてくださり、「美晴なら大丈夫、頑張れ」と励ましていただいた言葉がいつも私の支えになりました。
〈1.2年生の後輩のみんな〉
こんなすぐ泣くキャプテンでごめんね。
やりにくい部分もあったと思いますが、それでも全力でついてきてくれてありがとう。
みんなと掴み取った選抜の景色、勝つ喜びは一生忘れることのない思い出です。
一緒に頑張り続けた日々は私の大切な宝物です。
引退して今思うことは、頑張るということがどれだけ楽しくて、素晴らしいのかということ。
目標に向かって頑張り続けることは絶対にやめないでください。
みんなの成長に期待をしています。
〈同期のみんな〉
3年間本当にたくさんのことがあったけど、その度にみんなと成長できて良かったです。
空手に対して情熱的で冷静に判断してくれる真輝人。
少しうるさいけど、悩んだ時にいつもそばにいてくれる武竜。
盛り上げ上手でムードメーカーな遼。
落ち込んだ時いつも励ましてくれる慧志。
話を聞いてくれて1番そばにいてくれた胡桃。
美晴なら大丈夫、一緒に頑張ろうと声をかけてくれた響。
この6人がいたからこそ私はここまでこれました。
いつも声に出しては言えないけど、本当にありがとう。
みんなと出会えて良かったです。
〈最後に監督・コーチ〉
最後まで『結果で恩返し』するという目標を達成できず、すみません。
いつも声をかけてくださる言葉1つ1つが私を強くし、そして戦い続ける勇気をもらいました。
勝負することが怖くなった時、過呼吸になって、空手道をすることができなくなった時、苦しくて逃げようと思った時、必死に向き合ってくれて、ありがとうございました。
あの時逃げていれば私は一生後悔していたと思います。
先生方のもとで空手道ができてよかったです。
勝つための過程を通して大きく成長できました。
「強い自分がいることを忘れずに。弱い自分なんかに負けるなよ。」
弱い自分に負けず、この言葉を胸にこれからも頑張り続けます。
大学でも私の成長に期待をしてください。
必ず、『日本一』とります。
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