湯西川温泉の旅へ。

1ヶ月程、連続で続けていたこのnoteも途切れてしまったのは、実は親にお金を工面してもらい、ここでもつぶやいたように、栃木県の湯西川温泉に行きネットからほとんど遠ざかる生活をしていたから。湯西川、自宅からのアクセスとしては、隣駅の北千住から、特急リバティという東武鉄道の列車で、乗り換えなしに湯西川温泉駅に行ける。2時間半はかかるが、不便さはあまり感じないものだった。4日間のお得なフリー切符を購入し、窓側の座席をとり、都心から地方都市、その先の山々、河川、自然溢れる渓谷の景色の変化を飽きることなく楽しみ、まずは湯西川温泉駅へ無事到着。

そこから温泉地までのアクセスはタクシーもわずかにあるが、東武鉄道のフリー切符には東武バスも乗り放題(4日間)という特典がついていて、駅前のバス停から東武バスの路線バスに乗り、温泉地まで向かった。(このバスの特典が後々にとても有益なことを知ることになる)ダム沿いや山々の中を通り抜け、25分位で予約をとってあるホテル前のバス停に無事到着した。(ネットで見た通り大きな、立派な、書生生活というスタイルとは過分なホテルの外観と内観だった)

チェックインを済ませ、部屋に。部屋は10畳という窓からは山の景色、足元には小川というほぼ絶好のロケーションといういい部屋が用意されていた。1日目は移動日ということで、出かけることに時間を取らず、明日からのプランを、受付でもらったガイドマップを確認しながら立てて、温泉に浸かり、バイキング形式の夕食を食べて、就寝した。(天然温泉の温まり方はやはり格別ということを実感した)

翌日、泊まっていたホテルは温泉街から少し離れた所に立地しているので、例のフリー切符でバスに乗り温泉街の中心まで移動、というか、事前に地図で見た距離感とは違い、とても至近な距離なので、これならば最悪歩いてでも行けるという感じだった。

郷土資料館に最初入り、展示物を少し見て、地図だけでは知れない細かな温泉街の状況を、館主の女性に伺う。これもありがたく、その次に行きたかった平家の里や共同浴場もバスに再び乗らずとも徒歩で行けるという、本当に、こじんまりとした集落がここ栗山という地域らしい。とりあえずどちらが先という訳でもなく、先を目指して歩いた。

最初は確か、共同浴場に。車一台通れるかという小路に本当に小さな源泉掛け流しの浴場があった。入られてる方は、とても熱い湯に格闘していてユーモラスではあったが、先に平家の里を観たいと思い、ここを後にして、また歩いて移動した。

共同浴場の小路を出て湯西川ぞいに「平家集落」という看板あるので、また通りぞいから小道に入り川沿いを歩いた。中心街の湯西川は本当に水が綺麗で趣があり、紅葉こそまだ少ししかしていないが、絶好のビューポイントで、写真を取られてる方もいた。何故かその方の後をついて行くように川沿いを楽しむ。

蕎麦屋、豆腐屋、昔ながらの家屋の旅館、お寺など集落の雰囲気をその方と楽しむような感じで歩いていたら、その一人旅風の男性の方に声をかけられて少し話をさせてもらった。湯西川は若い頃の社員旅行以来、二度目という。とても旅慣れたという風でもないが、淡々と景色の写真を撮っていらした。本当は、もっと色々なこの集落の昔のことなどを教えて頂いたと思うが、かなり忘れてしまったことが多いようなので、書けないのが残念だ。でも、いい話がたくさんあったということだけは覚えている。また、何かのきっかけで思い出せるといいのだが。

別れた後、平家の里へ。ここも想像していた以上に見どころがあり、とても有意義で楽しめたのだが、今、今回の二泊三日の旅をこの体で書き上げていくととても大変そうなので、一回ここで区切ることに。また続きを、記憶が薄れない程度に間を空けて書こうと思う。



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