世界に勝とうとするものは世界に飲み込まれる。
これからは5Gの時代だ。
これからはICTの時代だ。
これからはロボットの時代だ。
これからはAIの時代だ。
これからは暗号資産の時代だ。
これからはカーボンニュートラルの時代だ。
これからはSDGsだ。
本当にそうだろうか。
これまで散々言われてきたことは認める。
世界に勝とうとするものは世界が
目指す方向性を先んじて把握する必要があるのも事実だ。だが、それは誰が決めたのか?
仮に世界の勝者がいるとすれば、それは誰か?
国際金融資本家と言うつもりは無い。
私が言いたいのは、世界の勝者は必ず
「ルールを決めたものだ」ということだ。
ルールを決める。それこそが、勝利の鍵である。
なぜなら、自分に有利になるようなルールにできるからだ。他人がどう頑張っても勝てないようなハンデを、アドバンテージを作り出すことができるからだ。わかりやすい例でいえば、GAFAがいい例だ。
彼らはルールを敷いた。ネットにアクセスする人たちのデータを無料で集め、それをビッグデータとして高額で企業に販売した。そのビッグデータを手に入れるためにあらゆるサービスを無料化した。これがルールだ。そのとき、世界中で叫ばれたルールが、これからの時代はインターネット。これからの時代はスマートフォン等のデヴァイスだというメッセージだった。
つまり、冒頭のこれらの言葉は全て誰かが決めたものだ。誰かが勝つためのルールの宣言だ。そこに乗っかるものはすべからく絡め取られる。つまり搾取される。搾取される側がいくら、世界一を目指しても、それは世界一の搾取される存在であり、世界一の企業ではなければ、世界の勝者ではない。
わたしがいいたいのは、世界に勝とうとするものは、世界が言うことを聞くなということではない。世界が言うことを片耳で聞き、すぐに頭から忘れるくらいの自由さが無ければならないということだ。
ルールを聞いて、そのうえでそれが誰かが勝つためのルールだと理解し、すぐにその目的を理解して、そのルールから外れる。そのくらいの気概が必要である。もっといえば、iPhoneのヒットを受け、iOSというルールを理解し、その上で、AndroidのOSを作る考え方だ。FIREOS、そのほかいろんな挑戦者(CHALLENGER)がその壁を越えようとした。全員が成功した訳では無い。死屍累々の山が築かれただけだ。それは無駄ではないが、それほどまでに世界の覇権は熾烈な戦いである。暗号資産で言えば、マイニングがそれに当たる。新たな暗号資産を掘り起こせることができれば巨万の富を得ることも夢ではない。だがマイニングに必要な電力はすさまじい。かりに掘り起こせたとして上手くいく確率も決して高くはない。暗号資産を運用している側のほうが儲かるというルールの世界だ。
世界に勝とうとするものは世界に飲み込まれる。
それが答えであるならば、どうすればいいのか。
片耳でその情報を聞きつつ、全く違ったアプローチをすることは無謀でしかないのではないか。
確かに無謀だろう。なにもすべての資産を投じて逆張りをせよと言ってはいない。半分は誰かのルールに乗って動きつつ、もう半分は別の山に投資する。同時に経費削減を進めながら、人的資源も確保していく。そんなリスク分散型を追求するべきなのはおそらく誰の目にも明らかである。
そろそろ結論。世界に勝とうとすることは罪ではない。だが、その方針に振り回される人がいる事も事実だ。それはまさしく罪である。全ての会社に言えることではあるが、社長が居て、社長が自らの野望を実現するためのルールを敷き、それを実践していく中で社員にノルマを敷いていく。それは社会が会社に敷いていることと同じだ。こうして、社会はすべてフラクタル構造になっている。逆説的に言えば、社会もまた誰かの思惑で成り立っている。政府もまたしかり。世界情勢もしかり。
すべては誰かの思惑で動いている。それは誰か1人ではないだろう。黒幕はいるが、複数いる。その真実に気づけば私たちがとるべき行動が見えてくるはずだ。個人的には、仕組みを理解しつつ、情報は話半分で理解し、すべての事象には目的があると考えながら、自分自身の行動力を磨き、すぐに動けるだけのスピード感を研ぎ澄ましておく。わたしたち一般人の生き方は誰かに縋るしかない。ならば、体は預けても(労働力)、心だけは自由に生きる。そんな生き方があってもいい。私はそう思う。なにも、資本主義の血で血を洗う戦いに参加する必要はないのである。わたしは嫌です。
MUSICAでした...♪*゚
映画みてきまーす。そのあとはゲェム♡
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