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【新人賞】初めて挑戦したことまとめ

   目安:約4700文字

というわけで、予定よりちょっと遅れましたが
A4印字113枚、400字詰め換算326枚で本編完結です。

過去の執筆状態は、完全に自分が楽しいだけだったので
今のように書くようになったのは、本当に去年からです。
書くからにはステップアップしたいなと思うようにもなり
・完成目標に期限をつけること
・人の目に触れることを大前提に面白い自信作を書き切る
という挑戦のための外圧として
この度新人賞へ応募することを決めました。

とはいえですよ、応募作品を作ると言う経験は
今回が初挑戦になりましたので
ここで備忘録を残そうかなと思います。

【前提】今回は紙原稿の郵送による応募をしました

完全マニュアルではないので参考にはならないかもですが
紙原稿の郵送による応募について
今回の流れを残してみようと思います

しかも、今回が初めての応募になりますので
他の方法をしたことがありません。
つまりWeb応募についてはこの記事で書けることがありません
あしからず……

◆紙原稿での応募を考えている
◆でも、初めてなのでいざ送ろうと思ったら分からない事発生!


というような方にも、今回の備忘録が
お役に立てることがありましたら、とても嬉しいです。

1.新人賞に応募しようと決めたら

まず、ここを決断しないと始まらないですよねぇ
自分の場合は活動自体にコアメッセージがあって
それを伝える手段のひとつとして、今小説を書いています

Web小説に投稿することや
noteでずっと投稿を続けることなども
視野に入れてのスタートでしたが
そもそも全くの素人だし知名度はゼロだし不器用だし

そんな人間がいきなり公開を始めても
まず誰かの目にとめていただくこと自体が
とてもハードルの高いことなんだなぁと
最初の一か月くらいで気が付きました。

けど、見ていただくことで気づいたり
成長したりできる部分もあると思うし
きっと誰かに見ていただけるからこそ
責任もって完結させたり
そんな外圧的な効果があるのも確かだと思うので。

とはいえ
何者でもないという意味では最底辺にいる自分が
Webで公開して、見ていただくようになることも
新人賞に応募して何かしらの活路を見出すことも
ハードルの高さとしては同じだなぁと思い至りました

しかも、SNSやWEB内でのつながりを作ること以前に
リアルな人づきあいがそもそも苦手なので
ネット上でもどのように人と接して良いかわからず。
どうせ同じハードルの高さなら
何となく方法が明快な(調べたらやり方が分かりそうな)
賞への投稿をしてみようと決めました。

2.どの新人賞に応募したらいいのか

応募を決めたら、次にやるのは
送り先を決める事だと思うんです。
新人賞って結構たくさんあるものなんですね。

こうやって調べてみるまで
やはり有名どころくらいしか知らなくて
しかも、それぞれ特色があるので
やみくもに送るのも筋違いだなぁということも分かりました。

・純文学かエンタメ小説か
・主催はどこか
・自作品のジャンルと、応募先のレーベルカラーを知る
・応募枚数(書き切れるか、収まるか)
・締切日(スケジュール的に可能か)
  etc…

これらを確認しながら、まず自分が応募する予定の作品を
どの新人賞に送ればよいかを決めました。

ただ書いて出すだけでは、ダメだったんですねぇ……

3.応募規約をくまなく読む、正しく理解する

応募したい新人賞が決まったら
規約をくまなく読んで正しく理解します。

・どんな作品が対象になっているか
・原稿枚数と、フォーマットの決まりなど
応募方法はWebか郵送か、両方か
・それぞれの送付方法、決まり、締切日など。
・Webなら特に締切のタイミング!締切時刻もチェック。
・必ず注意点、留意点のような項目があるのでそこも抜かりなく!
etc…

それと、もう偶然にも読んだことがあったらいいかもですが
その新人賞から誕生した作家さんの本も
読んでみたらいいのかな、と思います。
たぶん雰囲気の傾向とかレーベルカラーみたいなものも
感じ取れるんじゃないかなと思います。

4.書く→読む→直す→完結させる

なにを当然なことを言って……と、お思いでしょう。
でも、つまるところ、面白い自信作をちゃんと完結させなければ
応募したいしたいと思っていても、応募できないですからね。

「小説を書く」の部分は人に語れることは特に何もありませんが
一つだけ、今回初めてちゃんと取り組んでみたことがあります。

今回、「書く」の前にそれと同じくらいの力を注いで
「組む」という段階を入れてみました。

小説の書き方という初歩的なところを
約1か月くらいの間インプットしてみて
いかに今まで無計画で書き過ぎたかということがわかったので
(だいたいの筋は考えていましたけど)

登場人物の掘り下げとか、舞台や背景の設定とか
カレンダーを使ってストーリーの進み方を
イベントスケジュール的に押さえてみたり
本編ではおそらく書くこともないような内容まで
細かい設定をしたうえでプロットを書くということを
お恥ずかしながら、初めてやりました。

こんな頭の中でも覚えていられるくらいの
軽い設定はしたことがあったのですが
今回はガッツリめの資料集みたいになりました笑

今回の応募作品の本編は
一度原型としてでき上がっていたものですが
構成とか、書き出しの文とか、いろいろ作り直してみました。
矛盾とか不明な点を残さないようにとか
もっと細かく表現、描写するためにはとか
より伝わるために、プロットの段階でも
いろいろ組み直すことができるんだなぁと
勉強になりました。

人によって書き方は多様にあると思うので
小説そのものの書き方についてはまだ何も語れません。

あとアレ!
本編だけじゃなくて、しっかり梗概(あらすじ)も
並行して進めておくといいと思います。
「本編完成した~やった~!」
「あ、概説書いてない、どうしよう!」
てならないように気を付けてください(ならんわ)

応募原稿についてのあらすじとは
「最初から最後までの流れを、オチも、ちゃんと全部書くもの」
なんだそうです。
応募原稿のあらすじは読者ではなく
審査員の方に向けたものなので
マーケティング的なアレとは目的が違うんですね。

それを800字程度にまとめると言うのも、なかなか難しいですが
最後に『これを読んだ後に本編もしっかり読んでもらえますように!』
という気持ちで書き終えました。

5.送る(発送方法)

さて、何気に困ってしまったのがこの『送る』でした。
ワードに表示された枚数は100枚超えで
それを印刷したら絶対重たいし
今回は紙原稿で送りたかったので
その方法をいろいろググったりしてみました

手順としては

①.まず、適切に印刷をする

規約に沿って設定したフォーマットで作成した
本文、概説、応募者情報などのすべてを印刷し
一通り印字チェックをする。

②綴じる

綴じ方も規約に決まりが書いてあることが多いようです。
 ・ひも綴じ
 ・クリップ止め
それぞれググると写真付きで説明してくれている親切な方が
いらっしゃいますので、参考にさせていただきましょう。

今回は「クリップ止め指定」だったので
検索結果の参考画像と同じように
原稿をまとめて右上をダブルクリップでとめました。

③レターパックを購入

規定枚数の多い新人賞は、レターパックが良いようです。
レターパックにも二種類ありますが
参考にさせていただいた多くの方々は
 ・レターパックライト(370円の青いやつ)ではなく
 ・レターパックプラス(520円の赤いやつ)
をおススメしていました。

というのも、ライトは厚さ制限があるそうで
今回のように100枚超えとかになってしまうと
プラスの方が安心、という事みたいですね。

あと、配達方法も
プラスは対面で届けていただき受領印をいただくそうなので
確実に到着するという安心感があるようです。
(ライトは郵便受けにお届け)
なので今回はプラスを購入しました。
追跡もできるので安心です。

④宛名

うっかり原稿を入れて封をしてしまってから
『あ、宛名!』なんてならないように
レターパックを購入してきたらすぐに書くといいと思います。

参考までに、自分の場合ですが
本編印刷チェックの途中でレターパックを購入
その流れで宛名も書いてしまいました!

宛名を書いたら、もうあとは送るだけなので
必然的に完成させる未来しかないですね。

⑤ビニール袋に入れるのか入れないのか問題

いくつか検索結果に出てきたサイトを参考にさせていただいていたら
レターパックに入れる前の原稿をビニール袋に入れるかどうかの記述があり
 ・原稿を守る意味でもビニール袋に入れましょう
 ・そのまま入れても、中の原稿がびしょぬれになることはありません
という相反する二つの意見を目にしたのですが
今回に関してはこれから梅雨もやってくるということもあり
念のための『ビニール袋に入れる』をやってみました。
(↑まだ梅雨入りもしてないのに)

ただ、この時、ビニール袋を頑丈に封してしまうのは
開封してくれる方に対して、おそらく親切ではないなぁと思い
100均でテープ付きビニール封筒を買ってきました。

コレです↑

原稿サイズはA4ですが、厚みもあるので
ビニール封筒のサイズはB4にしました。
ペリッとするだけなので開けるのも簡単だし
ビニール袋にピッチリ入っているわけでもないので
取り出しやすいかなという判断です。

今後に関しては雨季でなかったら、直接封入すると思います。
雨季だとしても、まぁ一度は考えるけど……という程度かもしれないです。
確かに、原稿が読めなくなるほど
中身がびしょぬれになるって、相当だよな
と納得。

6.発送はポストかコンビニか郵便窓口か

ちなみに、レターパックはポスト投函でも発送できます。
取り扱いがあればコンビニでもできるので
一度近所の取扱店を調べてみるのもおススメです。

ただし、安心なのは郵便窓口だそうです。
理由は窓口で受領したそのときに消印を押されるから
ということみたいです。

特に締切間近、もしくは締切日当日で
一分一秒を争う時などには
集荷されてどこかにまとまってから
消印を押されるのを待つよりは
郵便窓口が確かに安心ですね!

ちなみにウチは、郵便局が超~近所なのですが
結局営業時間内に行けない問題が発生したため
大人しくポストインにします

《6/8追記》
やっぱり締切までまだ余裕があったので
営業時間内に行ける日を探して
直接窓口で渡してきました!
ちなみに消印は目の前では押されませんでした…

中身の説明は『応募原稿』にしておきました。他に適切な書き方があったら教えていただきたいです!

7.課題の分離

※これはあくまで自分の場合に限るのですが
肝心なところで抜けてるタイプなので
一通り印字チェックをしながら印刷したにも関わらず
自分を信じられずに何度も読み直しをしたくなります。

このようなタイプの人間は総じて
これでもきっと何かやらかしているかもとソワソワしがちです。
同じような方が万が一いらっしゃったら

『何回通し読みしたところで
あなたのチェックではどうせ抜けがある。
キリがないからさっさと出せ』

というわけで、最大3回まで読み直ししたら
もう、運を天に任せて発送しましょう。
ホント、キリがないから。

まあ、こうやって
発送して自分の手を離れてしまえば
もうこちらでできる事は何もないので
読みたかった本を読むとか
次の作品を作り始めるとか
全く違う事をするとか
応募作とは切り離した生活を送りながら
結果を待とうと思っています

さあ、もう通し読みやめよ

最後まで読んでいただきありがとう
ではではまたまた

梅本 龍

最後まで読んでいただきありがとうございます!