小さな先生から教えてもらったこと
未来のためにできることは何か?という大きなテーマを与えられると自分が出来ることなんて何があるんだろうと少し悲観的になってしまう。
しかし、ふと考えてみる。
未来のために出来ることは壮大なことでないといけないんだろうか。
そんなことはきっとない、むしろ壮大なことなんかではないと思うようなことがたくさん重なることが未来のためにできることなんだと思う。
それを教えてくれたのは僕の家にいる小さな先生たちだ。
40代を過ぎ、出来ることが当たり前になり出来ることよりも失敗しないことを求められる場面が増えてきた。
挑戦する時にリスクや責任という言葉が頭をめぐることも増えてきた。
そんな失敗しない日々を終え、家に帰るとブロックで遊ぶ子どもがいる。
どう考えてもバランスが悪いままブロックを上に重ね、得意げに「見て、お父さん」と言ってくる。
しばらくするとバランスを崩しブロックは崩壊する。
少し落ち込むかなと思うと、すぐにチャレンジしてまた「どう凄いでしょう」と誇らしげな顔を見せてくれる。
何度も崩れるけれど何度もやり直す、しかも楽しそうに。
僕がするのは笑顔で見守っているだけなのに、どんどんブロックはいろんな形に変形していく。
いつの間にか小さな先生に、他のこともきっとそれがとても大切なんだと気づかせてもらった。
「#未来のためにできること」それは若い人が挑戦するのを見守っていることだと思う。
口出ししたり、感想を言ったり、そんなことではない。
ただ挑戦する人を笑顔で見守る、そういう環境をどう作るのか。
それがこれからの僕が「#未来のためにできること」だと小さな先生に教えてもらいました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?