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入社直後に上司に「何言ってるか分からない」と言われたら気をつける事(9,200文字)

こんにちは、海外マーケティング支援のLIFE PEPPERのトドコロです。

タイトルにあるように、今回は「新卒社会人の方」や「過去に上司から、"何を言っているか分からない"と言われた経験がある方」に向けて、仕事上の会話で気をつけるべき点を9,200文字でまとめました。

私も6年前の新卒の頃に「お前、何言ってるか分からない」と言われた経験があり、

自分も「いや、何言ってるか分からないって、具体的に何が分からないのか言ってくれなきゃ、お前も何言ってるか分からないぞ!」と言い返した。いや、言おうと思った。(実は言えてないし、流石にそこまで反抗的ではなかったかもしれない。。)

という経験をしたことがありました。

6年の年月を経て部下を持つようになり、「何を言っているのか分からない」という気持ちを完全に理解し、このツイートをしたところ反響を多く頂きました。

共感のコメントも多数頂き、twitterで少し調べてみたところ、以下のような「話の上手い人・下手な人」や「簡潔に話す方法」、「スムーズな話しかけ方」などのテーマで共感を多数得ているツイートを発見したため、

『入社直後に上司から「何言ってるか分からない」と言われた時に気をつけること。』というテーマでより掘り下げた内容のnoteを書いてみようと思います。

「新卒社会人の方」や「過去に上司から、"何を言っているか分からない"と言われた経験がある方」にとって少しでもお役に立てる記事にできたら嬉しいです。

※念の為、補足をしておくと上記のツイートをされている方の内容に自分が勝手に共感して、自分なりの見解で紹介をしているため、ツイート主さんの意図とは多少なりとも異なっている事をご了承ください。

※写真が無くて読みづらいと思ったので、いいなと思ったアートをちょくちょく挟みます。(全くアートに詳しくないですが)

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Montreal, Canada
First. First of Many, I guess? Artist: Unknown Year: 2015
Unsplashより

1. 話の流れは、まず全体像を相手に伝える事から

まずは何言ってるか分からないと言われないようにするコミュニケーションは「話しの流れ」が大切という話です。

いわば会話の全体設計である流れが大切だと思うのは「全体像や結論が見えない状態で進む会話は、話を最後まで聞かなければ、重点が何なのかが見えない」から。

この状態だと、フィードバックや質問もしづらい時間が会話終了まで続きます。

1-1. 結論から先に話す

ビジネスの会話をするときの流れで気をつけるべきポイントの1つ目が「結論から先に話す」ことです。

仕事の大原則ですが、会話をする時には話す人も聞く人も、自分の業務を止めて会話に時間を使っているため、短時間で事業の加速に貢献できる会話が理想的です。

「結論から先に話す」ということには、会話のゴールが見えている状態で話が進められるというメリットがあります。

結論から先に話すことで、話を聞く人は

「この部分はだいたい予想がつくし、この人の判断に任せていいと思うから、省略しても大丈夫だ」

「最初に言っていた結論に至るには、情報が足りないんじゃないだろうか。もう少しこの部分の話を聞きたいな」

「この相談は自分よりも●●さんにしてもらった方が、彼のためになるな」と話の途中で質問や報告転換をして、より短時間で有意義に議論を発展させることができます。

1-2. 全体概要から個別具体の流れで話す

ビジネスの会話をするときの流れで気をつけるべきポイントの2つ目が「全体概要から個別具体の流れで話す」ことです。

話の冒頭で結論を話すことにも通じますが、以下の例で考えてみましょう。

■来期のA事業のマーケティング戦略の提案を全体概要から話し始めた場合
新人「A事業の来期のマーケティング戦略について案を持ってきました。5分ほど、全社戦略の観点からアドバイスが欲しいです。現状A、Bという課題感があるので、自分なりの戦略を3つ持ってきます。〜〜〜〜」

このように、全体概要を会話の冒頭で伝えれば
「そもそも課題感がずれているんじゃない?」
「全社戦略的にA事業より、B事業を優先した方がいいと思ってるんだけど、そこにはどういうマーケの方針を持ってる?」

など、話の内容もグッと頭に入りやすく、早い段階で議題の方向転換ができるようになります。

個別具体から話してしまった場合の例も見てみましょう。

■来期のA事業のマーケティング戦略の提案を個別具体から話し始めた場合
新人「Tさん、マーケティング戦略の相談があります。来期いくつかのマーケティング戦略を考えていて、一つ目がSEOを一気に強化するために〜〜〜〜〜〜」

と話が始まれば
「いや、ちょっと待って、まずA事業の話で合ってる?」
「(いくつ戦略考えてるんだろう。。)まず結論から言って」
という言葉をもらう可能性が大きいです。

話し始める際には、結論や全体観をまず相手に伝えてから話し始めることで、短時間で高密度な議論ができるようになるので、上で挙げたような言葉を上司にかけられた経験がある人は、全体から話せているかを振り返ってみるといいかもしれません。

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New York, Texas, United States
Storm trooper street art
Unsplashより

2. 重要な情報は何かを意識して話をする

新卒入社の頃はどの部分が重要で、どの部分は説明を省略して良いかの判断がつかず、ダラダラと話が長くなってしまう傾向があります。

経験豊富な上司だと「そこは説明しなくても大丈夫」「そこは重点的に説明して欲しい」と見分ける力が長けていることが多く、話も重点のみを話すことでスムーズに議論や相談を進められます。

2-1. 話すのは重要な部分に絞り、端的に話す

ABC分析(別名:重点分析)と呼ばれるリサーチ手法があり、この概念が会話上でも重要です。

ABC分析は、100を構成する要素を構成比率や重要度別にAランク、Bランク、Cランクと分けるリサーチ手法です。

会話でも伝えたい情報を、Aランク、Bランク、Cランクと分けて考えると、本当に伝えたいメッセージや根拠となる情報に重要度がある事が見えてきます。

「何を言ってるか分からない」と言われてしまうのは、重要度が高い情報も低い情報もごちゃ混ぜに話してしまい、結局本当に伝えたかったメッセージが伝わらない or 薄まって伝わってしまう事が一つの原因ではないでしょうか。

まずは特に重要だと思う情報を伝えきり、質問を受けたら重要度が比較的低い細部の情報まで出すというのが、分かりやすく伝えるコツです。

(ABC分析?難しい言葉を出してきたなと思った方、まずは「重点は何かを常に考えて話す」と考えてもらえたら嬉しいです。

2-2. 前提条件と背景を忘れずに伝える

忘れてしまいがちなのが、前提条件や背景を伝えることです。

■新人営業マンが上司にアドバイスを求めるケースの例
新人「A社に対して、施策Zと施策Yを500万円で提案しようと思っています。相手の課題感としてはオンラインでの新規顧客開拓と、マーケティング事業部の人材不足です。そのため〜〜」

上は営業提案の内容に対してアドバイスを求めるケースです。

まず冒頭に「A社に対して、施策Zと施策Yを500万円で提案しようと思っています。」と言っています。提案内容の説明はこの一言で結論が伝えられているため、比較的分かりやすい話し方です。

ただこれから話す内容を判断するために、冒頭で伝えるべき相手の会社の前提条件(前提情報)が欠けているのと感じる例です。

例えば、相手企業の予算。

仮に300万の予算しかない場合は、より小さく取り組める提案が求められますし、仮に予算が2000万あればより大胆な施策提案ができるかもしれません。

もう一つ別の例です。

背景を伝えていないと同僚とのコミュニケーションも不満が生まれます。

■背景を伝えずに、同僚に仕事を依頼してしまうケース
新人「Bさん、この間受注したZ社のSEOの案件だけど、プロジェクトリーダーをお願いしていい?SEOキーワードのリストアップと記事執筆って感じ。」

Bさん「ちょっと待って。まさか共有内容ってそれだけじゃないよね?その情報じゃスタートできないよ。SEOキーワードって言っても提案した時の狙いとかは?担当者さんとの連絡も私がやるイメージなの?実際に決定した施策が書いてある見積書も見せて。(はあ、仕事の振り方ちょっと雑じゃない?)」

ちょっと極端かもしれませんね。

ただ、背景を伝えられていないコミュニケーションでは上記のように、聞き手側が背景を想像した質問をし、情報をかき集める必要があるという負担がかかります。

間違いなく「仕事の振り方が雑な人」認定を受けてしまうでしょう。

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The fairy grotto, 1867
Unsplashより

3. 具体的な言葉やデータをもとに話をする

会話中に曖昧な言葉や情報が多いと、判断やアドバイスが受けづらくなります。それは上司もぼんやりとした情報では、良し悪しの判断が難しいと感じるからです。

話をする際(特に何かを提案する際)には曖昧な表現は使わず、「数字など具体的な言葉を使う」「事実と自分の意見を区別して話す」という二つが重要になります。

3-1. 曖昧な表現は使わず、数字やデータなど具体的な言葉を使う

曖昧な表現を多用したケースと、数字やデータなど具体的な言葉を使って話をしたケースでは、後者が議論がスムーズかつ的確に進みます。

■曖昧な表現が多いケース
「今期の予算がまだ少し残っているので、広告施策に投下したいと思っています。自社サービスを直接紹介するような広告と事例コンテンツを見せるような広告の2種類を実施しようと思っているのですが、残りの予算の使用方針としてどう思いますか?」
数字など具体性が高いケース
「今期残り2ヶ月で元々広告予算として確保してあった分が70万円残っています。現在、広告施策だとリスティング広告とFacebook広告を実施していますが、拡大させやすいのはFacebook広告です。実施している広告は自社サービスを直接紹介するランディングページの広告と、事例コンテンツを見せる広告の2種類があります。Facebookでは後者の事例型の広告の成果が前者の2倍あるため、2対8ほどの割合でFacebook広告打とうと思っているのですが、残りの予算の使用方針としてどう思いますか?」

後者の方が納得感も強く、質問もしやすいですよね。

会話中に数字や具体的なデータが出てこない理由は、話し方のスキルが足りない事がだけでなく、そもそも意思決定に必要なデータを把握していない可能性があります。

普段から数値やデータに基づいて話をする癖をつけることで、話が伝わりやすいだけでなく、数値やデータに基づく精度の高い判断ができるようになります。

3-2. 事実と自分の意見を区別して話す

事実と自分の意見を混ぜて話してしまうと、聞き手も事実か個人の意見かの区別がつかず、間違ったアドバイス・判断をする可能性が高まります。

下の例は、営業マンが新規顧客との打ち合わせ内容を上司に報告するケースです。

■事実と自分の意見を区別できていないケース
新人「200万円でWEB広告の提案をしてきましたが、予算感は大丈夫そうでした。」
上司「それはお客さんが200万円なら予算内と言っていたの?」
新人「いえ、、200万円と金額を見せたときに厳しい表情にもならなかったですし、想定の範囲内といった雰囲気でした。次のステップは社内稟議に上げることです。」
上司「なるほど。。社内稟議にはこの内容で提案するとお客さんが言ってくれたの?」
新人「いえ、、相手方の会社説明を聞いた際に担当者さんだけでは決裁まで至らないので、良い提案であれば担当者さんから社内稟議に上げる流れになっていると言われただけです。」
上司「おいおい。。(質問してなかったら、予算も問題なくて、稟議に通してくれるっていう話になってたんじゃないか?)」

※この例は先月頃、似たツイートを拝見して記憶に残っていたため、使わせて頂きました。

このように事実と意見を区別しないと、自分の意見もまるで事実のように伝わってしまいます。

仮に上司が質問をしていなければ、「実は、予算に全く合っておらず、社内稟議どころか担当者の共感も得られていなかった。」という結末が容易に想像できます。

事実と意見の区別は、聞く人では見分けづらいため、伝える人が意識して話す事が正しい判断をするための最適解です。

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Wynwood Walls, Miami
Unsplashより

4. 自分の意見(案)を持ち、その上で相手に何を望んでいるか伝える

自分の意見(案)を持つことと、相手に何を望んでいるかを合わせて伝えることの重要性を紹介します。

4-1. 「感じ取ってくれ」というスタンスではなく、相手に何を求めているのかを伝える

相談事や提案で、内容を伝えた後に「相手に何をして欲しいのか」を伝えられていないケースが多々あります。

自分の案にアドバイスが欲しいのか、解決できないから代わりにやって欲しいのか。相手にして欲しいことを冒頭で伝えると会話はスムーズに進みます。

上司に「で、何して欲しいの?」「代わりにやって欲しいってこと?アドバイスだけ欲しいの?」と質問される人は、これに気をつけましょう。

これも具体例で紹介します。

■同じプロジェクトチームの人に、調査結果を伝えるケース
新人「Aプロジェクトの競合になりそうな企業を1時間くらい調べてみたんですが、いまいち良いデータが見つからなかったんですよね。。」

上司「なるほどね、調査ありがとう。それで、まだ見つかってないからもう少し調べてみるってこと?調べ方のアドバイスして欲しいってこと?それとも、俺に代わりにやって欲しいっていう感じ?」

頼まれた仕事が終わった際に「とりあえず調べておきました」と、やった事の共有だけで終わってしまうケースが多くあります。

ただ理想を言えば、「この調査データでは十分だろうな。自分では力不足だから、先輩にお願いしよう」など、プロジェクトの目的から逆算した次のステップまで考えたいところです。

例えば、話の冒頭に「〜〜について調査してみたのですが、十分な情報が得られなかったので、●●さんには〜〜をお願いしたいです。」と話し出すとより円滑にコミュニケーションが取れるでしょう。

4-2. 自分なり意見(案)を必ず持つ(Twitterのように140文字ほどで端的に文章化する)

「課題提起」と「提案」は似て非なるものです。新人の頃は課題を発見し、指摘できるだけで十分素晴らしいと思うのですが、更に一段上のレベルに行くには「課題提起 + 自分なりの案の提案をする」という事が求められます。

これを行うメリットは2つ。
「事業をより加速させられる」と「自己成長につながる」という2つの側面があります。

課題提起だけの場合は、
結局、解決方法を上司が考える必要があるため、課題提起がもたらす事業拡大への貢献度は大きくありません。(課題は上司も理解しているものの、工数やその他の理由で手をつけられてケースも多々あります。)

一方で課題提起と同時に自分なり提案があると、そこで初めて上司の案とあなたの案で議論に発展します。

下は、「課題提起だけのケース」と「課題提起 + 自分なりの提案があるケース」の例です。

■自分なりの提案がないケース
新人「この1ヶ月のデータを見ていたのですが、自社サイトのPVが下がっていることに気づきました。おそらく原因は総じてSEO順位が下がっていることだと思います。これ対策を打った方がいいんじゃないでしょうか。」

上司「 . . .そうだね。対策考えてみるよ!(それはもちろん俺も把握してるんだけど、改善を遂行しきれる案がまだないんだよな。。」

新人「よろしくお願いします!」
■自分なりの案があるケース
新人「この1ヶ月のデータを見ていたのですが、自社サイトのPVが下がっていることに気づきました。おそらく原因は総じてSEO順位が下がっていることだと思います。」

新人「自分なりに解決策を考えてきました。来月の祝日2回を使って、営業メンバーとマーケティングメンバーの全員で1日みっちりブログ記事のリライトを行うのはどうでしょう?更新すべき記事も事前に当たりをつけておきました。」

上司「なるほど!内製で一気に進めるっていう案ね!確かに外注でどう改善するかばかり考えてて、その発想はなかった。もう少し具体的な部分まで聞いてもいい?」

新人「そうですね、私の案は〜〜」

自分なりの提案を持つと、事業の加速に寄与できる確率が上がります。

課題提起だけでは、「一応、問題見つけたので伝えておきますね」と指摘のみに終始し、さほど事業の加速には貢献できません。

自己成長の観点から見ても課題提起だけに比べ、自分で考えた提案を上司の案とぶつけ合いながら議論ができるため、成長も大きくなります。

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Paris
Unsplashより

番外編. スムーズに議論や相談ができる声の掛け方

リモートワークが加速したことによって、オフィスでパッと「今、3分いいですか?」というコミュニケーションがしづらくなりました。

現在、テキストでのやり取りからZOOMなどWEB会議の仕組みで相談をするという流れが増えています。

話しかけてもお互いにすぐ返信ができないケースもあるため、以下を心がけるとリモートでもコミュニケーションが円滑になります。

番外編-1. 文章で話したい内容をまとめて、事前に送っておく

「メッセージを送っても相手がすぐに気づいて、会話を始められるかわからない」また「後から返信が返ってきても、その時に自分がすぐに気づいて会話できるかわからない」

リモートでは上記のような課題があるため、事前に話したい内容を文章で送っておきましょう。

以下は、事前に送る文章のサンプルです。この記事で書いた内容を文章で伝えるには、以下のようなフォーマットを使うのが良いかと思います。

■相談事や提案について事前に文章で送るべき内容

Aさん、●●について5分ほどZOOMで話せますか?今、もしくは16時以降で都合のいい時間ありますか。

話したい内容をまとめておきました。

お願いしたいこと:●●の来期マーケティング戦略の叩き案を作ったため、全社戦略の観点からアドバイスが欲しい。

<マーケティング戦略>
来期目標:リード獲得月間60件(現状40件で、内訳はWEBから20件 / 広告で10件 / セミナーで10件)

戦略:
❶〜〜〜〜〜〜〜〜
❷〜〜〜〜〜〜〜〜
❸〜〜〜〜〜〜〜〜

かかる予算の概算:
月間¥200,000

まだ自分で解像度が高くない点:
戦略❶と❸は当たり前のようにやった方がいいと思うものの、戦略❷がまだパッと出たアイデアというレベルなので、特にアドバイス頂きたいです。

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こちらに一応ZOOMのURLを貼っておきます!もし日程難しければ別日程で調整したいので、教えてください!

とても近い関係・雑談に近い相談などはここまで準備する必要はないかもしれませんが、事前に文字にまとめることは「自分の思考整理にもなる」「文字だけで全体概要と重点は伝えられる」というメリットがあるので、積極的に使っていきたいと思っています。

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Barcelona, Spain
Unsplashより

まとめ&ビジネスを円滑に進める会話術は、プライベートには持ち込まない

最後に記事内で紹介した『入社直後に上司から「何言ってるか分からない」と言われた時に気をつけること。』をまとめました。

1. 話の流れは、まず全体像を相手に伝える事から
 1-1. 結論から先に話す
 1-2. 全体概要から個別具体の流れで話す

2. 重要な情報は何かを意識して話をする
 2-1. 話すのは重要な部分に絞り、端的に話す
 2-2. 前提条件と背景を忘れずに伝える

3. 具体的な言葉やデータをもとに話をする
 3-1. 曖昧な表現は使わず、数字やデータなど具体的な言葉を使う
 3-2. 事実と自分の意見を区別して話す

4. 自分の意見(案)を持ち、その上で相手に何を望んでいるか伝える
 4-1. 「感じ取ってくれ」というスタンスではなく、相手に何を求めているのかを伝える
 4-2. 自分なり意見(案)を必ず持つ(Twitterのように140文字ほどで端的に文章化する)

番外編. スムーズに議論や相談ができる声の掛け方
 番外編-1. 文章で話したい内容をまとめて、事前に送っておく

ただ、この『入社直後に上司から「何言ってるか分からない」と言われた時に気をつけること。』は、ビジネス上での会話で、事業を推し進めることを目的とした話し方です。

どんな役職や職種でも会話は存在するため、習得すればこれから数十年仕事する期間を生産性高く過ごし、成果も出せて満足度の高い時間にすることができると思います。

ただ、間違っても家庭内や恋人とのコミュニケーションにこの会話術を持ち込まないでください。

悲惨なことになってしまうケースを例で挙げて起きます。

■入社直後に上司から「何言ってるか分からない」と言われた時に気をつけることを、恋人との会話に持ち込んでしまった失敗ケース❶
恋人「ねえ聞いて!今日ね、」
あなた「結論から言ってもらえる?」
■入社直後に上司から「何言ってるか分からない」と言われた時に気をつけることを、恋人との会話に持ち込んでしまった失敗ケース❷
恋人「今日のお昼何食べたい?」
あなた「君の案はないの?」
■入社直後に上司から「何言ってるか分からない」と言われた時に気をつけることを、恋人との会話に持ち込んでしまった失敗ケース❸
恋人「前に一緒に行こうって言ってくれたディズニーランド、来月のどこかで行こうよ!」
あなた「空いている時に行きたいな。ディズニーの空き状況を把握できるサイトがあるから、混雑状況と仕事のスケジュールを比較して、いくつか日程候補を出してもらえる?」

うん。。普通にまずいですよね。

コロナ破局っていう言葉が最近流行ってたりしますが、この記事を読んで破局しましたっていう人が出ないように、最後に例題まで作って保険をかけておきました。

皆さん、仕事とプライベートの円滑なコミュニケーションでは、求められるものが全く違います!絶対に間違わないようにしてください。

と、冗談は置いておいて、仕事上での円滑なコミュニケーションに課題を感じている方は、一つでも参考になって取り組んで頂けたら、書いた僕としては嬉しい限りです。

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トドコロ/フルスタックなマーケ
@Todokoro1996
フルスタックマーケ。1人で幅広くマーケを回す技を紹介。フォローして頂いた方に「BtoBマーケ/海外マーケ/仕事術/業務効率化」のお役立ち情報を届けられるよう努力中。株式会社LIFE PEPPER執行役員。自社サイト改善し月リード0件から4年で200件。ベンチャー起業6年目。双子の父垢👶👶

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最後までお読み頂きありがとうございました!

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