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「課題に立ち向かう人生」と「課題を人に押し付ける人生」 どちらの人生を歩みたいか。

「仕方ない。この範囲まで巻き取るしかないか。」
週に2度はこう思う機会がある。

例えばこんなケースで「仕方ない。この範囲まで巻き取るしかないか。」と感じた経験がある。

❶突如オフィスのWi-Fiが遅くなり、数人がネット環境を使えなかった時
→自分が舵取りを引き受け、バックオフィスメンバーと進めた。

❷新規事業のプログラム開発でビジネスサイドの希望方針をエンジニアと調整する人がいなかった時
→自分がその役割を引き受けた。

❸創業初期のインターン時代、サイト制作案件でついでに社内メーラーの設定もお願いされた時  など
→メール設定を学び、サービス提供できるまでノウハウを貯めた。

何故上記のケースで「仕方ない。この範囲まで巻き取るしかないか。」と考えたのか。その理由は以下2つの側面がある。

「❶ベンチャー企業は人が足りない状況だから巻き取るしかない」
「❷全ては自分の責任範囲だと考えて仕事をした方が、改善する事や乗り越える方法に思考が向かう」

という2面。

自責思考と他責思考

自分が重要だと訴えたいのは、特にこの後者。

「全ては自分の責任範囲だと考えて仕事をした方が、改善する事や乗り越える方法に思考が向かう」という事。

自分はあらゆる出来事に対して「全てが自分の責任だとしたらどう行動するか」と考える「自責思考」で生きるべきだと考えている。(対極にある思考は他責思考)

もし仮に他責思考の人が、冒頭で紹介したケースの行動と言動はこうだろう。

❶突如オフィスのWi-Fiが遅くなり、数人がネット環境を使えなかった時

→「うわーWi-Fi使えねえじゃん。」「遅いなあ」「全然仕事進まないわ」「情シスって誰?」という発言になる。

行動を起こしても情シスの担当者でもない他責思考の人は、この問題の解決には至らないだろう。
❷新規事業のプログラム開発で、ビジネスサイドの希望方針をエンジニアと調整する人がいなかった時(自分の場合はこのチームの営業マンだった)

→エンジニアから開発要件に関して意見を求められても「あくまで自分の意見なので、決定事項とかではないですよ。正確なことはリーダーに聞いてください。」という発言になるだろう。

リーダーは往々にして忙しいことが多い。この調整役をリーダーのみの責任範囲だと考えていては、スピード感のある事業開発はできないだろう。
❸創業初期のインターン時代、サイト制作案件でついでに社内メーラーの設定もお願いされた時(この時自分は、HTML/CSSのコーディング担当)

→「いや、僕はメールの設定は経験がないので相手には対応できないと言ってもらえますか?」「それは営業サイドで対応してください」「最初の要件に入ってなかったものはやりませんよ」といった対応になるだろう。

他責思考が強いほど「仕事はできる人」というイメージから遠ざかっているかもしれない。

何故なら、

・突如発生した問題
・責任者が決まっていない業務
・一見すると自分とは関係のない課題

に対して「仕方ない。この範囲まで巻き取るしかないか。」という思考にならず、課題解決に向けて行動しないから。(課題提起をするケースはあるが、他責思考のままでは本質的な解決のために行動しやりきるところまでは至らない。)

でも、自責思考って大変じゃない?損しない?

自分も正直、「うわ。これも自分の範囲だと思って巻き取らないといけないか」と思うケースはある。

ただ、決めていることとしては「何事にも自責思考で臨む」ということ。
自責思考で臨んだ方が、課題解決できる確率は高く、自分の発言で周りを傷つけたり雰囲気を壊すこともない。

自分は、あらゆる出来事に対して自責思考でいることに、マイナスは存在しないと思う。

(強いていうなら、あらゆる事を自分の責任だと捉えて、評論家的な姿勢ではなく当事者になる。= 他の人の責任だと放置する事ができなくなるのが大変といえば大変。)

自責思考を選ぶか、他責思考を選ぶかは、自分がどういう人生を生きたいか次第。

ここからはどういう人生を歩みたいかという話ではあるが、

自分は他責思考で「これは、あいつのせいだよ」「あいつの責任だよ」と居酒屋で愚痴をこぼす人生よりも、立ちはだかる全ての壁に対してただ前向きに「どうやったら解決できるだろう」「どう乗り越えようか」と考える人生を歩きたい。

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