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【25歳がストリートスマートになるための意思疎通】#31

意思疎通というと、大半の人はコミュニケーションを思い浮かべるでしょう。コミュニケーション能力が高いと多方面で活躍できます。仕事でも、日常でも自分の人生を豊かにするためには欠かせない要素です。外国人の方とも会話をしたり、年齢や育った環境が違った人たちとコミュニケーションを取りながら生活を共にする、仕事を共にする。そんな事を考えてみるとコミュニケーションの中でしっかりと意思疎通を図る事は必須です。ぜひコミュニケーション能力を磨きましょう。

合言葉は『We are on the same page』です

相手の好みに合わせず素の自分でいることが大切

相手の好みに合わせてはいけないというと、コミュニケーションが得意な人から反感を食らうかもしれません。しかし、実際には転職の面接の際に素の自分をアピールしただけで、20%以上も採用率が高いといったデータもあります。さらには、プレゼンの場面で、皆に合わせず自分の表現をしたら、300%も勝ち抜く確立が上がったというデータもあります。時に相手の好みに合わせずに素の自分を表した方が上手く行くことがあると信じています。

参考文献:ScienceDirect

コミュ力高い人が無意識にやっているテクニック

米国デューク大学の研究で、男女約100名を集めて行われた実験では、外向性が高い人ほどコミュニケーション能力の高いことが明らかになっています。外向性とは、一言で表すと人と関わることが苦にならないタイプのことを指します。
ではコミュニケーション能力が低いと呼ばれる人と、何がちがうのでしょうか。コミュニケーション能力が高い人は無意識に「ものまね」をしていたそうです。意思疎通を図るためには積極的にものまねをすることが大事なのです。心理学的にも、相手に気に入ってもらおうとすると無意識に人は相手のマネをすると言います。カフェで相手がコーヒーを手に取ったら自分も取る、足を組んだら自分も組むという具合に。

会話が苦手な人が持つ才能

会話が下手な苦手な人は、世間一般にはコミュニケーション能力が低いという評価になりやすいです。しかし、このようなイメージは正しくありません。むしろ、コミュニケーションが苦手な人の方が、正確に相手の心を読む能力があるのです。

コミュニケーションが苦手な人はなぜ、その能力を発揮できないのかといえば、単純にプレッシャーに弱いから。もし、会話や人に対する苦手意識がなければ、意思疎通の潜在的なすごい能力を持っているのです。映画のワンシーンでもよくあるのが、仲間同士で一通りの会話を繰り広げた後、ボソッと内気な性格の子が一言いうシーン。こんなイメージ、コミュニケーション能力が高い人が意思疎通出来ているかというとまたそれは違う事、相手を理解し意図を汲み取る事が得意な事とコミュニケーションがうまく取れる事の違いに気付きましょう。

会話が苦手な人は悩まずにこの事実を受け入れて、ぜひ徐々に積極的な意思疎通を取ってみてはいかがでしょうか。

参考文献:国立医学図書館

映画や小説はコミュニケーション能力を高める

カナダトロント大学の研究によると、普段小説を良く読む人は他人への共感能力にすぐれているという結果がでています。また、文字を大量に仕入れる程、相手の目から心情をくみ取る能力に優れているとの結果も。
相手の心情を読み解く力は、小説だけでなく映画でも効果があります。コミュニケーション能力を上げるために映画や小説を良く読むと良いかもしれません。

フィクションが好きな人はコミュニケーションに難あり

米国オハイオ州立大学の研究で、回避型、不安型という愛着傾向毎にフィクションの映画を見せて、どういった対応をするかという実験をしました。愛着傾向とは、自分が小さいころに親に対してどのような扱いを受けたかで判断されます。結果はというと回避型傾向が高い人は、物語自体に興味を示しませんでしたが、不安型の傾向が高い人は物語に入っていく傾向が見られました。不安型、回避型どちらも、現実の世界でのコミュニケーションを難しくしていると言えます。あくまで一つの研究結果ですが、愛着傾向によってコミュニケーション能力が左右されるという見方もできます。コミュニケーション能力に難があった場合でも心配ありません。前述したとおり、実はコミュニケーションを取る事なく意思疎通ができるという才能を持っている可能性があるからです。

参考文献:SAGE jornals

絵を書くクセを付けよう

僕が努めた1社目の会社には日本人が僕の他にいなかったため、会話は全て英語でした。僕の拙い英語でいきなりビジネスをすると事故が起きます。例えば集合場所に現れない社長に連絡をしたら、それは来月の事だ。と言われたり。ビジネスになると大変、でも実は家族や恋愛、仲間、友人との関係性においても意思疎通って大事だな。そして、僕の場合は言葉が通じなかったから実践した事でも、人にとって言葉が通じるから思いが通じるというのは勘違いだ、という事に気付きました。そこで登場するのが、絵です。どんな状況でも絵を常に書くようにしましょう。僕は常にノートを持ち歩き、相手に伝えたい事を簡単な絵にして見せて説明しました。そして最後に魔法の一言『We are on the same page』。いくつか事例の絵をお見せします。日本人同士でも常に絵を書きましょう。

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ここまで、意思疎通やコミュニケーションに関して解説してきました。コミュニケーション能力を高めるには、日々の積み重ねがものを言います。ストリートスマートになるために、意思疎通をするための努力や工夫をしてコミュニケーション能力を高めていきましょう。

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