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【25歳がストリートスマートになるための言語化】#32

皆さんは頭に思いついた言葉やアイデアを、瞬時に表現できますか?もし困難な場合、言語化力が足りていないからかもしれません。言語化力を身につけると、社会的な場面や、生活面で多くのメリットを得られます。本当はこれを伝えたいのに伝わらないという思いをしなくて済むように。なにか思っている事があってもうまく言葉にできないという人も多いと思います。

不安を抱きがちな人ほど言語化力が優れている

近年の研究では、不安を抱きやすい人は言語化する能力の高いことが分かっています。カナダレイクヘッド大学の研究によると、「いつも心配事を抱えていますか?」などという質問に答えてもらい、ネガティブの思考度合いを調べた研究結果があります。その研究によれば、不安を抱きやすい人は言語性IQ(言葉による表現力)が優れている傾向が高かったようです。
言語性IQが高いと物事の細部まで記憶することに長けているので、後で苦しい体験をすることが多くなります。逆説的に考えると、もしあなたが心配性な人であれば、勉強や語学に対する才能を発揮でチャンスがあるかもしれません。

参考:ScienceDirect

思ったことを言葉にできないなら、方法を変えればいい

言語化と聞くと、「話すこと」を指すと思っている人もいるかもしれません。しかし、「書くこと」「絵を描くこと」「身体で表現する」など言語化にもさまざまな手法があります。人間には、さまざまなタイプがあり、視覚が優位な人もいれば聴覚が優位な人もいます。
もし、話すことが苦手なのであれば、もしかしたら書くことは得意かもしれません。アーティストなどは、話すことではなく、絵を描いたり歌を歌うなどで自分を表現しています。話すことが苦手だからといって、落ち込むことはありません。自分の得意な表現の方法を見つけて、それを活かせばいいのです。

言語化できることで自分のことを客観視できる

自分の思考や感情を客観視することを「メタ認知」といいます。言語化することは、自分の考えや感情を第三者の視点から見ていることと同じです。そのため、自分のことを客観視する力が強まり、何事にも動じることが少なくなります。

たとえば、火事が起きた時は多くの人はパニックになり身の危険を感じます。しかし、消防士はどうでしょうか?『この火事はどのくらいの被害をもたらすのか』『この火事からどうしたら人を救えるのか』など冷静に判断し現場の状況に対処していきます。これは、メタ認知能力が高いことで、自分のことを客観視出来ているからこそなせる技です。言語化できる人というのはメタ認知能力が高く、冷静な判断ができるのです。

言語化能力が高いことで要約力が身につく

言語化能力が高いと、要約力が身につきます。要約力というのは、「ようするに」「つまり」といった後に続く言葉のことで、一言で表すならどう表現するかということです。言語化能力が高まることで、不必要な情報と必要な情報の取捨選択が可能になります。
どれだけ自分の頭で考えが思いついても、それを表現できなければ意味をなしません。要約力が身につくことで自分の頭の中をアウトプットでき、さまざまな場面で役に立ちます。心のモヤモヤも自分の表現で表すことで、解消できるのです。実際の研究で、紙に20分思いを書きなぐるだけでも、ネガティブ思考やうつ状態などに効果があるといった結果も出ています。

参考:Science Direct

ここまで言語化力について解説してきました。言語化できることで、自分のことを客観視できるようになりますし、要約力が身につくことで物事の本質を捉えられます。SNSが普及している現代は、表現方法はさまざまあり、自分に合った表現で言語化できるはずです。
『個人のちから』が重視されてきている現代だからこそ、言語化力がますます注目されています。ストリートスマートになるために言語化力を鍛えてみてはいかがでしょうか。

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