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飛躍する、生き物

人間は、飛躍する生き物。

人間は、思考する。吟味して、工夫して、想像する。だから、間違える。その間違いが、愛おしい。それが“人間らしさ”であり、言い換えると“創造性”ということなのかもしれない。ひとりの誤読が、わたしたちを遠くへ連れて行ってくれる。わたしたちは、飛躍する。

たとえば、文章を綴るにしても。誰かの発言をそのまま整理するだけでなく、自分なりに解釈して、ことばを置き換えて表現する人の方がおもしろい。吟味と、工夫と、想像の痕跡にはっとする。正確に言えば、それは“間違い”なのだけれど、同時に元いた場所から離れて、異なる景色を見せてくれる。その“飛躍分”が、その人の独創性。

記録は間違えてはならないが、創作は大いに間違えるべきで。言い換えると、記録は誰がやっても変わりがないが、創作は独創性が求められる。人間らしく生きるのであれば、わたしたちは間違いを愛するべきなのだと思う。

正しさを追求することよりも、間違い方の技を磨くこと。“間違い”が真理へと運んでくれることもある。

さぁ、ためらうことなく、飛躍しよう。


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