これはデザインではない
アートディレクターの千原徹也さんの初のエッセイが刊行された。
『これはデザインではない』。千原さんの歩んできた人生、一つひとつの選択、培われた思考、育まれる愛情、れもんらいふの魅力……“千原徹也”がここにある。ぼくは、この本の制作に関わらせていただいた。
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千原さんのことばが好きだ。
穏やかで、やさしくて、ドラマティックで、エモーショナルで。抽象的な概念を、誰もがわかることばに置き換えて話したり、極端で鋭利な表現を、やわらかくふんわり言い換えてみたり、時に“ことば”ではなく、物語にして間接的に伝えてみたり。千原さんのことばや思考、表現に触れるたびに、新しい“自分”と出会える。その上、決してそれをひけらかさない。とても不思議な人。
デザインで、ことばで、物語で、発想で、人のこころを揺らす。それは、訓練されたテーブルマジックなんかじゃなく、魔法だ。
ぜひ、お手に取って『これはデザインではない』を読んでみてください。
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そして、2022年初の対話パーティ。
ゲストは千原徹也さんに来ていただきます。『これはデザインではない』の話や、れもんらいふ10周年のこと、これからのことについてお話をお伺いします。ぼくの大好きな人だから。千原さんのことをまだ知らない人にも聴いていだけるとうれしいです。
対話パーティも記念すべき100回目。今までにたくさんの方に聴いていただきました。こころより感謝いたします。
今年もますます、よろしくお願いいたします。
「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。