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締切に育ててもらおう

あまりにも当たり前のこと過ぎて少し恥ずかしいのですが、実感しているので勇気をもって書きます。

たくさん文章を書いていれば、早く書けるようになりますね。ただ、単純に「量をこなせばいい」ということではなく、厳し目の締切りを設けて量を書くということが重要です。SNSではラジオやMCのお仕事についてのことしかほぼ宣伝していないのですが、意外とライターの仕事もさせていただいておりまして。メインはウェブメディアのコンテンツです。

良い仕事(やりがいのある)は取材してから納品までの期限が絶妙なんですね。〝がんばればギリギリ間に合う〟という猶予期間を提示されます。書いて整えるだけでもいいのかもしれないですが、「嶋津に頼んでよかったな」と思ってもらえるようにやっぱり努力するじゃないですか。モノによっては理解するために勉強することが必要だったり。より読みやすく、よりドラマティックに、より滋味深く……という「より〇〇」を提案するためには、推敲に力を入れたい。いろんな時間を削りながら、その分を原稿作成に費やして締切に間に合わせる。

と、いうことを繰り返していたら書くことが早くなりました。だから、早く書くことに必要なのは、厳しい締切付きで量をこなすということになりますね。

最近、「書く」についての筋力がしなやかになってきたことを実感したので、ごくごく当たり前のことですが書いてみたくなった次第であります。だから、書くことが今楽しいんですね。もちろん前より少し上達しただけのことで、まだまだ能力を高めていきたいと思っています。

理解力、整理力、構成力、表現力、創造力はペンタゴンにおけるそれぞれの点(頂)ですよね。異なる力だから、理解力が高くても良い小説が書けるわけではありません。表現力が豊かでも、依頼された内容を噛み砕いて理解できるとは限らない。めいめいの点を地道に伸ばしていく。局所的な筋トレに近いような気がします。面の大きさを広げていくと、どこかで自分が成長した感覚が訪れる。きっとその感覚は合っているのだと思います。もちろんそこには、知識や想像力などの掛け算も含まれるのですが。

とにかくいろんな文章を読み、いろんな人の話を聴き、たくさん文章を書くことをおすすめします。ライター的な能力は上達します。

ぼくにはまだまだ書きたいことは山ほどあって、noteの方で進めている文章でもまだ仕上がっていない内容があります。仕事を優先させているうちに延びてしまっているというような。これから全て形にしていきますね。

「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。